2019/06/16
「ついばまれへたの落ちたるミニトマト[]」
「啄まれ蔕きざはしにミニトマト[]」
「日曜も昼少なくて帰りたり死活かからぬ身にはよけれど
[真剣にバイトするなら収入面で辛いかな]」
「12時に図書館入り18時前まで粘り半日過ごす[]」
「父の日のプレゼント来る息子からタオルと古地図大事に使おう[]」
「ざわめいて嫌な気持ちで落ち込める悪しきをすれば臍咬む思い
[悪いことも実感でわかる]」
「ガロアには姉と弟いて後にアルフレッドは良い働きをする[]」
「『ああ無情』描く世界は重なれりガロアが生きた時代と同じ
[レミゼ:1815-1833/ガロア:1811-1832]」
2019/06/16
「紅葉燃ゆ旅立つ朝の空や寂[『ひとり』1/85句]」
「生ぜしも死するもひとり柚子湯かな[5/85]」
「小春なり廓は黄泉の町にして[49/85]」
「祇王祇女智照尼の墓冬紅葉[56/85]」
「独りとはかくもすがしき行きこんこん[78/85]」
「骨片を盗みし夢やもがり笛[80/85]」
「あの人があの人がガン死夏終る[江國滋さんへ追悼句]」
「降る雪やここに酒売る灯をかかげ[真砂女]」
「蛍火や女の道をふみはずし[真砂女]」
「羅や細腰にして不逞なり[真砂女]」