そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

八月終わる

2015年08月29日 | 日めくり帖

2015/08/29


「葉月かと壁の日差しを忌みたけど一月たちば影が増えたり(太陽が傾いたのがわかる)」

「この夏は日清・日露に始まれるいろんな意味の戦を学ぶ()」

「七十年短いようで長き日かあのアメリカもいまは同胞(われわれは生体実験をされたのだが)」

「日本の陸軍なるは暴走の因子の連鎖破滅を招く()」

「玉音の放送するに悶着の色々とあり長い一日と(『日本の一番長い一日』)」

「幾度かチェインを切れる機会ありとどのつまりに天皇が切る(聖断も、邪魔しようとした軍人は煮ても焼いても食えない)」

「魔女狩りの魔女ではあらずわれわれは『東京裁判』恨めしきかな()」

「中韓の日本に求む謝罪とか歴史認識まずは検証(事実か嘘か、数字は盛っていないか、いままでのODAとか、技術供与とかはどう考えるのか)」

「声高に叫ぶ中国・韓国のプロパガンダに品性はなし()」


 

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能百番[翁]

2015年08月29日 |  / まんが能百番

2015/08/29


「能にあり能にあらぬという『翁』能・狂言をはみ出る芸と()」

「翁とか三番叟とか千歳など謡い舞たるめでたき能と()」

「演能のまえにお祓いしたあとで行列組んで登場をする(神聖な火や神酒で仰々しくお祓い)」

「まず着座御代の千秋万歳を謌いはじめる『TowTowTaRaRi』()」

「面つけば翁はもはや神となり翁は寿ぐ天下太平()」

「三番叟二曲舞いたり静と動『揉之段』とか『鈴之段』とか()」

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穂村『短歌ノート』から

2015年08月22日 | 日めくり帖

2015/08/21

「LINEなる軛クビキになどか繋がれん『ガラケーなんですみません』パコッ(宮崎美子)」
「宮崎さん自作披露の虚に出でてガラケー讃歌のわれは共感()」
「穂村さん『短歌ノート』を上梓せり味方なんだがずれる思いが()」

「草つぱらに宮殿のごときが出現しそれがなにかといへばトイレ(小池光)」
「草はらに城のごときが出現しそれがなにかとおもへばトイレ(改悪例)」

「草はらに城の風景あるゆえに観光地にはある風景か()」
「城よりも大袈裟にして想像を絶す風景宮殿トイレ(興ざめしている心が出る)」

「わが使ふ光と水と火の量の測られて届く紙片三枚(大西民子)」
「歌にすりゃ違う光景思わせる検診通知並べるだけで(生活のさまがわかる)」



 

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笑う子規~睾丸

2015年08月21日 | 日めくり帖

2015/08/21

「睾丸をのせて重たき団扇哉(子規)」

「団扇へとのせる睾丸汗をかく()」
「子規はなぜ睾丸などを歌うかな季語は何かな団扇かな()」

「睾丸の大きな人の昼寝かな(子規)」
「睾丸は季語でないはず無季の句かいずれにしても子規は奔放()」

「褌も汗を吸えればよれてくるTからはみ出ることもあるかな()」
「睾丸の小さな人は絵にならず()」


 

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笑う子規~涼

2015年08月20日 | 日めくり帖

2015/08/20

「金持ちは涼しき家に住みにけり(子規)」

「家にても死ぬ老人の報を聞きクーラーつけるお許しが出る(クーラーをつけない熱中症の老人が多い)」

「涼しさや人さまざまの不恰好(子規)」

「涼しさやパンツ一丁冷えた部屋()」

「和歌に痩せ俳句に痩せぬ夏男(子規)」

「ペタンクで日に焼けたるや夏男()」



 

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