橋村さんと久しぶり

2024/04/25

「生涯の練習のあり雨上がりグランドぬれて条件の悪し[][]」

「久しぶり橋村夫妻参加して奥さんのほう不幸の続く[三人うから亡くなる][]」

「本日は参加者多数２０人過去最大で盛況なりし[][]」

「上野さんに編集後記を誉めくれるはじめて口に出して言われた[][]」

「帰路に寄る大石さんに久しぶり少しやつれて腰が痛いと
 [前立腺癌でホルモン治療中][]」

「ぺタンクの道具を直す伸縮のリールの糸が切れていたのを
 [買えば百円だが][]」

「放浪をする仕事かな蜂をおう[][]」

「青木君養蜂家する家庭なり不思議な家業あると思えり[季語：蜂][]」

「蜂を追ひ出して落ちつく砂丘宿[稲畑汀子][]」

「石橋を一つ越えたる蜂注意[丸山海道][]」

「蜂の居る教室とまだ気づかずに[稲畑汀子][]」

「一兵卒忘れ養蜂箱北へ[中原道夫][]」
「熊蜂が俺を清めるために刺す[大谷昌弘][]」

「群蜂の羽音爆ぜ栗翔ちめぐり[阿部幸石][]」

高齢者講習受講

2024/04/24

「昨晩は風強く吹き台風じゃないかと思うほどに吹くなり[][]」

「運転に支障をきたす自覚なしぺタンク仲間も多くは返す
 [私も返納しない。今年は後期高齢だが][]」

「久しぶり大石さんから電話あり協会の口座の名義のことで
 [明日、自宅に立ち寄り予定][]」

「茂子さん今日帰りたり大池を14:04に発つを送れり[][]」

「15:10予約なり高齢者講習今日が受講日[][]」

「帰り道宮脇書店立ち寄りて短歌の種にミステリー買う[][]」

「囀や仲良し姉妹『推し』話題[季語：囀][]」

「解剖の千人塚に囀れり[星佳子][]」

「囀つて囀つて歳重ねゆく[吉田島江][]」

「囀りの一樹をのこすニユータウン[神蔵器][]」

「囀りの霧にとぎれてしまひけり[長沼紫][]」

「囀やカーリーヘアのしたり顔[金子里美][]」

「囀りのひとかたまりを水の上[鷹羽狩行][]」

「一劃を占め囀の底となる[稲畑汀子][]」

夜食事会

2024/04/23

「火曜日も雨の予報でぺタンクは行くのはやめる夜食事会
 [茂子さん、マミちゃん][]」

「齊藤さんの歌集を少し進めたり字の判読がネックになれる
 [拡大コピーして使う][]」

「NHK短歌の撰者の大森さん『ものがたり性』歌にしようと[][]」

「銀色のビアスを真珠に付け替える人の形の兄に会うため
 [一席、水須ゆき子][]」

「夜はなに風の唸りて荒れている明日も雨だと予報の言える[][]」

「高齢者講習受ける予定あり面倒なれど明日の夕方[][]」

「チューリップ凡人ワードはなんだろう色とりどりや開くと言うか
 [季語：チューリップ][]」

「大谷は花にするならチューリップ[凡][]」

「脇腹を伸ばす体操チューリップ[夏秋秋子][]」

「チューリップ色といふより光かな[稲岡長][]」

「複雑な事を易しくチューリップ [能城檀][]」

「チューリップ一片はづしそれに乗る[津田このみ][]」

「お絵描きの初めは吾子のチューリップ[稲畑廣太郎][]」

衝撃

2024/04/22

「月曜日朝一番でLINEにて小坪さんのから衝撃走る[退会すると言ってくる][]」

「奥村さんに事情を聞けば病気らし一応歌で激励をする
 [五月分の投函の時に聞いた][]」

「焦らずに戻って来いと説くものの自棄っぱちなるか対処わからず
 [比較的元気に見える吾なれど入れ歯が合わず往生しおり

 /吾よりも元気に見える小坪さん老いのひとつと思い馴らせよ

 /一時的退会などとおっしゃらず少し休むと吾は受け取る

 /花の歌いろいろ詠い関心を他に移せば楽にはならん][]」

「わがLINEいまだ既読にならないはかなり重症窓閉ざせるか[][]」

「昨晩の数独いまだ動きおり途中なれども22時間がたつ
 [カウンターは180万回、最終で25時間、260万回][]」

「遠足や植物園へバスの旅[季語：遠足][]」

「遠足や出羽の童に出羽の山[石田波郷][]」

「遠足の声にふくらむ山の駅[杉本艸舟][]」

「遠足のこゑの折れゆく飛鳥みち[長谷川翠][]」

「遠足の子等に覗かす望遠鏡[吉永克巳][]」

「潮風をまともに受けて遠足児[今井妙子][]」

「遠足の端に父ゐる写真かな[頓所友枝][]」

「遠足へ行く子に家族起さるる[谷添睦子][]」

買い物ヘルプ

2024/04/21

「日曜日雨足次第に強くなるマミちゃんヘルプ申出で来る
 [9:30頃ベガに行き買い物に付き合う][]」

「ちょっとだけ壮ちゃん見せると家に来る寸暇であるが初御目見えを[][]」
「日曜もいつもと違うルーチンで『委員会』等まだ見ずにいる[][]」

「ルーチンの数独のあと難読をやれば一晩動いていたり[最長になりそうだ][]」

「ラ・ムーにて買った昼飯半分に夜も食いたりガーリック味[焼き飯][]」

「老いたれば四六時中が目借り時目借り時[季語：目借時][]」

「崖下にうしほつぶやく目借時[吉本昴][]」

「生かされて頭の細る目借時[保坂加津夫][]」

「水琴窟の音の微々たる目借時[岡和絵][]」

「目借時ピクンピクンと猫の髭[鶴濱節子][]」