前回(手ぬぐいのスゝメ其の一)の続きです
Q6 でも手ぬぐいって結構値段するよね…
はい(^^;
安いもので700円前後
柄や色数、染めの技法にもよりますが
一般的には800~1200円程はします。
100均でもあったりしますけどそれはもうゴワゴワ。
使い物になりません。
普通のハンカチとかだったらいくらなんだろう?
300~500円くらいかな?
それに比べると確かにちょっと割高です。
でもね、手ぬぐいは用途を変えながら
ながーーーーーーーーく使えるのがいい所!
いいものを、長く使う。
使って使って使いまくって、
最終的には雑巾、もしくは布を裂いてハタキにする。
ここまでくれば新の手ぬぐいマスターと言えるでしょう(笑)
また使えば使うほど布が馴染んで風合いが出てくるのも
手ぬぐいの魅力!
(ヴィンテージ手ぬぐい!)
5年、10年はざらです。
ワタシも5年前の手ぬぐい、今でもバリバリ現役活躍中!
そう考えると妥当なお値段ではないでしょうか。
もちろん100枚も200枚も300枚も持つ必要はありませんが(^^;)
記念日に1枚、旅先で1枚、と言う風に
ちょっとずつ買ってみるっていうのもいいのではないでしょうか?
Q7 糸がほつれるんだけど…
そう、両端が切れっぱなしになっているのが手ぬぐいの特徴!
それはかつて反物を切り売りしていたためとも、
水捌けをよくして衛生的にするための先人の知恵とも
言われています。
まぁ、今の時代なら衛生的云々という心配はないんでしょうけど。
でもワタシとしてはこう言いたい。
切れっぱなしだからこそ手ぬぐい。
たまに縫っちゃう人もいますが、ワタシはしません。
切れっぱなしのまま使う、が
手ぬぐいの本来の姿だと思うので。
最初のうちは糸がほぐれて出てきますが
(最初の洗濯2・3回のうちはよく出てきます)
たたむついでに、ハサミでちょきちょきと。
30秒もかかりません。
それに、そのうち糸のほつれは止まって
ちょうどフリンジのようになりますよ。
毎回、ずっと糸がほつれていくわけではないのでご安心を!
Q8 使うのがもったいない…
「用の美」
って言葉、聞いたことありますか?
手ぬぐいは日本の民芸。
まさに「用の美」
つまり、
使うからこそ美しい、価値がある
ってことなのです。
また、さっきも書いたように
手ぬぐいは使えば使うほど風合いが出てくるのですから
まずは使わないと始まりません。
っていうか、使わないでそのまましまっておいたら。。。
染料がにじんで布が傷みます。
いやこれマジで!経験者語る!!
持ってる方は今すぐ出して使いましょう!
そしてとりあえず洗いましょう!
しまいこむのは何回(2~3回)か洗って干してを繰り返してからがbetterです。
Q9 洗う時に色落ちするのが気になる…
染めの技法や使われている色にもよりますが、
最初はどうしても色落ちがあります。
特に本染めとも言われる「注染(ちゅうせん)」という技法のもの、
黒や藍、朱など、濃い色のものはどうしても最初の2・3回は色落ちがあります。
染まった水を見てビビるかも(^^;
でもそれは「本物」だからです。
プリント手ぬぐいなら色落ちはありません。
なので色落ちは本物の印、と思ってください。
最初の内は、タライに入れた水で単独で洗ってください。
洗剤は要りません。
またお湯は避けた方が無難です。
水(またはぬるま湯)でジャブジャブ手洗い。
それでOK。
間違っても濡れたままで他の衣類などに接触させないこと。
色移りしますので…(経験語る)
洗って、干して、乾かすまでは完全単独で!
でもそれを何度か繰り返すとそのうち色落ちは落ち着きます。
そうなれば、洗濯機で他のものと一緒に洗っちゃってもOK!
本当はずっと手洗いのほうがいいんでしょうけど
ワタシは面倒くさいので今はもう一緒にしてます。
面倒くさくなくて手軽なことが
長く使い続ける秘訣だもんね。
大丈夫です。
洗濯機(+洗剤)だからと言って致命傷になるくらい色落ちした手ぬぐいは
今のところ無いので(笑)
Q10 額に入れたりして飾っているをよく見るけど?
外せない手ぬぐいの魅力の1つはコレです。
デザイナブル!!
ワタシの手ぬぐい熱もデザインから入ったのです。
和のデザイン資料として買い始めたのがそもそものきっかけ。
手ぬぐいと聞いてチョンダラーやひょっとこが頭にかぶる
豆絞りだけをイメージするのは古いですよ~(笑)
(でもワタシは豆絞りが1番好きなんだけどね)
とにかくバリエーションがスゴイ!
昔ながらの和風のもあれば
レトロモダン、洋風、ポップ、スタイリッシュ、シンプル、小粋、
古風なものから今風なものまで、なんでもござれ!
その幅広いデザインは利用者の年齢や性別を選びません。
また1枚を1つの絵のように染めた手ぬぐいは
絵手ぬぐいと言ったりもするのですが、
あの33×90という面積の中にどのようにデザインされているのか
斬新なレイアウトやトリミングのものも多く新鮮です。
このような絵手ぬぐいはハンカチ代わりにたたんで使うよりも
広げて飾る方が魅力が増しますね。
額に入れたり、棒につないで掛け軸のようにしたり、
暖簾風や見せるカバー使いをするのもおススメ。
柄によって使い方を変えるのもアリですよ☆
最後に。 手ぬぐいってどれも一緒でしょ?
NO!!
デザインもそうですが、染めの方法、布の質など
色々な組み合わせがあります。
共通しているのは33×90という大きさと、両端が切れっぱなし
ってことくらいかな?(笑)
個人的には原則として
裏表の区別がない注染手ぬぐいしか買わないようにしていますが(今は)
多少裏表の区別がある捺染という染め技法でもSOUSOUや濱文様など
いいメーカーはいくつかあります。
デザインや布の肌触りなど、好みに応じて
あなたにあった手ぬぐいをゲットしてくださいね!
では、手ぬぐいを手に入れるには?
≪沖縄のショップ≫
Green Tea(名護)
名桜大学近くの雑貨屋さん。
かまわぬの手ぬぐいを扱っています。
そ(宜野湾)
オーナーさんこだわりのセレクト雑貨ショップ。
定期的に通ってるお気に入りのお店です。
かまわぬやSOUSOUなどがあります。
Croton(那覇)
平和通りにあるオリジナルTシャツがメインのショップ。
かまわぬを扱っています。
鍵石(那覇)
国際通りにあるショップ。
沖縄の作家さんがデザインしたものをヤギセイが注染で染めた
本格オキナワン手ぬぐいならここ。
他にもたくさんあるんですが
(琉球ピラスとか海想とか)
きりがないので割愛させていただきます。
≪ネットショッピング≫
手っとり早くセレクトショップを御紹介
こっさ
ほっと屋
江戸のれん
SOUSOU(※捺染)は単独ルートで。
濱文様(※捺染)もバリーエーションがスゴイです。
かまわぬはカタログ注文のみでネット販売は有りません。
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