「琉球・幕末・明治維新 沖縄特別展」
見に行ってきました!
幕末と、同時期の琉球の資料を展示。
目玉は
琉米修好条約
琉仏修好条約
琉蘭修好条約
(外務省外交史料館蔵)
の現物!
列強との交渉をかわすために
琉球側が設けた架空の役職
「総理大臣」などの記述も確認できます。
調印されたのは偽の印鑑だったというので
もちろんそれもチェックポイント。
どうせなら本物と見比べてみたかったな。
ダミー王府による条約。
琉球のしたたかな外交戦術。
どうせならそういう所も
解説してくれてたら面白かったのにー。
(まぁ、今回は展示の意図がそっち方面じゃないから触れられないか…)
またペリー同行の絵師が描いた
当時の琉球の風景画などがありました。
(版画なので着物の合わせが全部逆になってます)
幕末モノの展示は主に京都の霊山歴史館より。
京都に行くたびに訪問してた霊山歴史館の資料が
沖縄で見れるとは、なんだか新鮮でした
河田小龍の朱竹図屏風、
高杉新作の鉄扇、
桂小五郎のお茶屋の絵
なども興味深かったです♪
取り上げられている人物も多岐にわたり、
資料も豊富だったので
見ごたえ抜群でした!
ある程度事前知識がないと
ちょい難しい展示会(演出)だとは思いますが
老若男女、たくさんのお客さんが来ていました!
あと1週間なので
興味がある方は是非☆
ところで琉球とペリーと言えば…
『テンペスト』だよねぇ。
というわけで、数年ぶりに
ドラマ版の名作8話を見返しました。
イイね!
琉球伝信録、那覇メンバーさんお疲れ様でした!
去年・今年度と観れてないな―。
来年度は観にいこうっと。
怒涛の年度末&ネコスケを見送り、
やっとこさの鬼鷲レビューです。
メモも何も全くしてないけど
早く何か書かないとスッキリしないので
さらっと簡単に書くことにします。
現代版組踊「鬼鷲-琉球王尚巴志伝-」
2015年3月7日(土)
さわふじ未来ホール
阿麻和利の卒業公演で
ラスト1枚のチケットをゲットしてましたが
運よく夜公演のキャンセルが出たので
チケットを交代してもらって
夜公演のみを観劇できました。
今回は演出家としての平田大一さん完全復活公演!
「翔べ!尚巴志」(≒鬼鷲)は第1回から見てるし
かつてはミウチも複数出演していた舞台ということもあり
思い入れもひとしおのシリーズ。
パンフレットを見ると見覚えのある
懐かしい面々も。
皆大人っぽくなったな~~~
と時の早さを実感(笑)
気分はもうお母さんですよ。
今回はオキナワンロックの宮永英一さんを
ゲストに向かえての特別演出。
これまでにないロックサウンドと現代版組踊の融合!
冒頭のクーデターのシーンから
その「色」が前面に押し出されてて
現代版組踊観劇100回越えのワタシも
新鮮な気持ちで舞台の世界に入ることができました。
アカインコをストーリーテーラーに立てて
尚巴志の偉業を紹介していく、
鍛冶屋、鮫退治、きよらとの出会い、
北山討伐、首里城建築…
これまでの舞台と物語の柱は一緒でしたが
それ以外の部分では変化も大きかったです。
牢屋に入れられたアカインコとオモロ、
そこで出会った謎の男「シンさん」
シンさんにせがまれて、
琉球を統一した尚巴志の物語を語ってゆく。
尚巴志の目指した国づくり、
そして第一尚氏王統の崩壊、
第二尚氏王統の樹立。
実はシンさんの正体は若き尚真王だった。
新しい国づくりを進めるために
尚巴志からヒントを得ようとしたのだった。
なーるーほーどーねー。
物語のリンク具合がたまらない
興味深いストーリー展開でした。
尚真をメインに入れてきたことで
金丸に対するフォローも上手くされてたし。
“尚の姓に第一も第二もない”
ヒーロー金丸像で見た時に
尚姓を継いだ理由としては
この本での設定が面白いかな。
*
“天の時 地の利 人の和”
っていうこれまであったキーフレーズは
今回は無くなってました。
個人的に気になったのは
冒頭と、それとラストにも出てきた
“今語られている歴史が真実とは限らない”
というフレーズ。
単純に捉えると、
“歴史書に書かれている
正義の金丸、悪の尚徳(=第一尚氏)
が真実とは限らない”
という意味になるかもしれませんが、
ワタシはこう感じました。
“今語られている歴史が真実とは限らない”
↓
“たった今演じられたこの物語もまた、
真実とは限らないのだ
だから、
何が歴史の真実なのか、真実だと思うのか。
それはそれぞれが学び
それぞれが考えていくのだ”
ってね。
舞台が上演されてそれで完結するものではなく、
誰かが考える「歴史の真実」を押しつけるのではなく、
見た人それぞれ一人ひとりがその「次」に進むための
バトンメッセージのような気がしました。
舞台をきっかけにして
今度はそれぞれが学んで考えてゆく、
それこそが現代版組踊の意義の
ひとつでもあるような気がします。
*
各キャラ、各演者さん、
それぞれ光ってました!
(個々に詳しく書けなくてスマン。
書きかけたけど長くなるからやめました;)
初参加もコタチもいただろうに
そうは思わせない
全体的にレベルの高い舞台でした!
スタッフ・保護者の皆様もお疲れ様でした!
また「次」を期待しています
一応、即日ミニレビューはこちらにも。
「砂を吐く」って分かる?
甘々で見てらんないわ(笑)ってことよ。
【3.18追記】
この動画のデータをアップロードし直しました。
リンクなど貼ってくださった方は
新しいものに修正をお願いします。
https://youtu.be/qqB3p9QtA60
15日からスタートしている
新しいトヨタのCMは見られましたでしょうか!?
(ワタシは実際の放送ではまだですが…(^^;))
まだの方、本土の方は
注目の新キャラの予想をしたうえで、
どうぞご視聴下さい
↓
というわけで、
現代版組踊でもお馴染の
「オヤケアカハチ」でした!!
アルベルトさん、ちょっとふっくらした?
もっと髭ぼうぼうの野生児風でも良さそうですが
(石垣にある銅像のイメージから)
割とかわいい感じかも?
…って思ったのはワタシだけ?(笑)
アルベルトさんでアカハチをっていうのも
かなり初期の頃にプランナーさんの頭の中に
あったキャスティングでした。
ひとつひとつ実現していってるのが
すごいなーと思います。
ロケ地は首里城歓会門前。
夜の首里城の空撮もカッコイイですね!
ちなみに時空を超えた
意味深な二人の出会いですが
この後、ストーリーが展開されていくそうです。
というわけで
「続く!」
なのです。
どうぞ、お楽しみに♪
過去の沖縄トヨタ×琉球偉人のCM集はこちらから
鬼鷲レビュー、繁忙期継続中につき
もうちょい後になりそうです。
尚巴志の弟は4名いると言われていますが
(参/玉城村史・第一尚氏家系図)
今日は三男である弟くんについて。
彼の名前は平田大比屋といい、
尚巴志の三山統一の過程である
南山戦で無念の戦死をしています。
南山討伐と言えば
金の屏風と嘉手志川との交換により
南山王・他魯毎は自滅した
という伝承になっていますが、
実際には武力を持っての戦があり、
南山軍もそれなりに奮戦していたことが伺えます。
(過去記事、こっちもどうぞ)
彼の家系を途絶えさせないために
自分の長男である佐敷王子を
平田大比屋の養子に入れています。
その子孫が、
第二尚氏のクーデターの際、
尚巴志らの遺骨を天山稜から持ち出して
読谷に安置したアノ平田之子、
ということになります。
ちなみにこの弟くんが戦死するエピソードは
現代版組踊「翔べ!尚巴志」にも出ていました。
(「南山戦」を「北山戦」にアレンジしてはいましたが)
現代版組踊絵巻「鬼鷲」ではカットされていましたが
さて、今日再演される「鬼鷲」ではどうなるかな?
楽しみです(^^)
平田大比屋の墓、
以前、手前までは言ったけど雑草に阻まれて断念。
またリベンジしたいッス!
*おまけ*
奇しくも今日の「琉球史ゆる漫画」も
他魯毎と嘉手志川について♪
佐敷グスクの近くにある
美里伝(ミサトトゥン・ンザトドゥン)。
思紹の妻の父ちゃん、
つまり思紹の舅の美里之子(みさとのしー)の住居跡(伝)。
自分の娘が思紹とデキちゃったのを許さなかった
あの美里之子です。
尚巴志から言うと、
母方のじいちゃんです。
殿の中にあった香炉。
家紋は苗代殿にあったもの↓と一緒。
家の礎石でしょうか。
殿の近くには美里井があります。
佐敷ノロたちのみそぎの場としても使われた
由緒あるカーのようです。
美里殿と美里井をつなぐ道。
縁石にように石が並んでいました。
ところで
美里之子がどんな人物だったのか
気になるところです。
思紹の父ちゃんである鮫川大主との身分の差とか。
美里之子が激怒してるということは
こっちの方がだいぶ身分上のような印象がありますが。。。
どうなんでしょうね。
佐敷グスクからの眺め。シュガーホールと海。
JTB×琉球戦国列伝ツアー、
4回の日程、全てが無事に終了しました!
どの回も満員近い参加者で
(満員御礼の回も!)
大盛況だったと聞いています
参加された皆さん、ありがとうございましたm(_ _)m
さて、今週末は現代版組踊「鬼鷲」の復活公演!
ということで、
今週は尚巴志関連の記事を書いていこうと思います。
まずは、佐敷グスクの旧道(神道?)。
グスクから下って行ったのですが、
(↓下りきって公道に出た所)
向こうに見える山がなんだか気になる。きっと尚巴志も見てた風景。
この場所からは敢えて「登城(上り)」の視点で
写真を組んでみます。
山路を、
登って、
登って、、、
光の向こうが佐敷グスク。
特別険しかったり長かったりするわけじゃないけど、
佐敷グスクに行く本来のルートとして
尚巴志や思紹も行き来したかと思うと
ちょっと嬉しい歴史ロマン。
南城市が調査のために草刈したようなので
体験するなら今がチャンスです。
(…もう草生えてきちゃってるかなぁ)
撮影/'15.1
たぶん、こんな感じ。
過去のデータファイルをさらってたら出てきた
4年前の絵です(笑)
子ども化した阿麻和利と、
困っている攀安知。
威張ってる孫と
困ってるおじいちゃん、的な。
どうやらこれがこの年の初夢だったらしい。
なんでこんな夢を!?
と、おそらく当時は面白がって
描いたのかもしれませんが、
ということに
今ではビックリしています(笑)
あとクレヨン画ね。
寧温君ですな。
っつーか、イラスト描き再開して
まだ4年とちょっとなんだ。
もうちょっとは経ってると思ったけど…。
まだまだ精進したいと思っていますが
最近描いてないなぁ…;