今日で2012年度も終わり。
ワタシの北山生活もいよいよ3年目に突入です。
なんだかんだと、時が過ぎるのは早いモンです。
【和々】としての今年度の1年間は、
とにかく色々巡った1年間でしたっ
一昨年度ほど舞台ラッシュや
裏のオシゴトラッシュがなかったので
北から南まで、振り返ってみるとたくさん史跡巡りしたな
(でも首里城は全然…。2回…いや、1回か…?)
“初訪問”もたくさん。
巡ったグスクも50を超えました
特に巡ったのは南山エリア!
地形やグスクの在り方が独特な南山。
藪に埋もれた小さなグスクは数知れず。
ネタが尽きない南山エリアです。
↑写真はこの間訪れた八重瀬グスクからの南山エリア。
(曇り空だったのでちょっと暗いですが…)
写真では見えないけど、遠く向こうには首里城。
南山が平地だということがよく分かりますね。
平地の中に、ぽこぽこ点在する丘、
そういうトコとはかなりの確率でグスクか、御嶽か、お墓。
(鳥瞰写真で南山エリアを見て、グスクのあるトコ全部に旗を立てたい(笑))
実際にグスクに行ってのワタシのお楽しみポイントの1つは
周囲のグスクとの位置関係を体感すること。
意外と近かったり、遠かったり、
見え方がイメージと違ったり、
あとは方角とか、
地図では分かりにくい実地ならではの
発見がありますよ
↑左側の石垣が途中で色違うのもバグだな…。
2013年度はパノラマでグスク写真も撮りためたいな
↑はアプリを使って撮ったケータイ写真IN具志川グスク。
石垣ばかりで風景が変わらないと判断されたのか、
オート機能が正常に作動しなくて焦りました
(だから下のやつは手動。水平線ずれてるのはそのため)
へぇっ(゜∀゜)!?
尚巴志像に「でっかい夢」
佐敷小・幼で建立除幕式
(沖縄タイムス2013.3.30)
写真は今日のタイムス朝刊ですが
デジタル版が探しきれなかったので
琉球新報デジタルの記事を→ ★
気付かなかったなー。
どんな顔・姿なのか見てみたーい(・∀・)
首里城守礼門の修復工事も終わったそうです。
…ってか、工事中、一回もみてないんだけど。
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前記事のカ―繋がりで。
今度は伊計島の犬名河(いんながー)。
名前の由来は、
農夫が畑仕事をしていると
ずぶ濡れになった犬が海岸から上がってきた。
不思議に思ってついていってみると
泉を発見した
というもの。
このパターンの伝説は他にもありますね。
アカインコもそうだし。
海岸沿いの急な階段を降りて行きます。
この日はすごく風が強かったので
ちょいと大変でした
雨の日や雨の日の後は
摩耗した石が滑るので危険かも。
下まで降りきるとここが犬名河。
セメントやブロックでしっかり囲われたカー。
昭和57年まで何かと使われていたようです☆
中は広く、水もきれいでした。
お風呂場くらい。
しかし犬名河がすごいのは
実はコレだった…!?
↓
霊験あらたか!?
位置的にもベストポジションすぎる!(笑)
写真のハレーション現象やゴースト現象は
珍しいことではありませんが
これはできすぎだ(笑)
すぐ向いは海。
水平線の向こう側は沖縄本島です。
1週間ぶりに久高島の史跡記事。
今回は「カー」です。
(イントネーションはまっすぐ)
カーとは泉、湧水のこと。
久高島にはいくつかのカーがありますが
今回訪れた3つのカーを御紹介。
まずはやぐるカー。
こちらは神女が禊(みそぎ)に使う神聖なカー。
こんな伝説があります。
イシキ浜に穀物の入った黄金の壺が流れ着いた。
人がそれが取ろうとすると壺は離れていってしまった。
しばらくするとまた壺が寄ってきたが
取ろうとするとまた離れて行ってしまった。
そこでこのやぐるカーで禊をし待っていると
今度はすんなりと取ることができた
と言う話。
人ひとりがようやく入れるかな?
というほどのスペースで
砂地のままのくぼみに少し水がたまっている
という状態でした。
いわゆるカーらしいカーとは
ちょっと違ったかな?
ハジカー。
階段を下りて行くタイプのカー。
中城グスクのウフガーとか
チチンガーとかもこのタイプ。
しっかりと整備された井泉。
ここで面白かったのはコレ↓
ひさくってなに?
って思ったら「柄杓」でした(笑)
これも。
ここで水浴びとか洗濯とかしたら
一銭の科料(罰金)だそうで(笑)
戦前の、ある意味史跡。
最後に漁港の近くのトギャーンディーカー。
(…多分。あってるかな?)
どういう意味だろう?
こちらも階段を下りていくカー。
各地に今も残るカーは拝所になっている所は多いですが
水が枯れていたり土や草木が溜まっている所がほとんどです。
水源が生きている所は掃除してキレイにして
憩いの場として活かすのもアリだと思うんですけどね
前記事の花織の宴レビュー、画像追加しました。
主役の5偉人を差し置いて、この方を(笑)
この等身で描くの久々だから
感覚がなまってるのを実感…
いかんいかん
時々はリハビリ入れとかないと
勘戻すのに時間かかるわ
もうひとつ。
個人的に情報を集めてまとめていた
「現代版組踊スケジュール一覧」ですが、
今日の「息吹」公演で今年度の公演が全て終了し区切りがいいので
しばらくワタシの方での取りまとめをお休みします。
TAO Factoryの舞台情宣が早くなってきたことと、
現代版組踊の枠におさまらない関連舞台が増えてきて
ワタシの方で色々と判断しにくくなったためです。
また必要があれば(要望があれば)復活させるかもしれませんが、
今後はTAO Factoryのサイトをご参照下さい
写真は花織の宴つながりで護佐丸の墓。
先日久々に訪れたら木が幹だけになってて(台風で折れた?)
雰囲気ががらりと変わってました
before→ ★
中城グスクも色々と変わってました!
(もしかしたら2年半ぶり!?前回ってもしかして護佐丸・阿麻和利ツアーの時かも)
一の郭の発掘が進んでてビックリ
おいおいこちらもご紹介していきますね。
主役の5偉人を差し置いて、一度描いてみたかったポニテ美形賢雄(*^m^*)笑
読谷山花織の宴
2013年3月23日(日)
読谷村文化センター鳳ホール
出演、出演…チーム名なんだ?
Teamシンカヌチャーじゃないし…チーム花織の宴ってところかな?
昼・夜観劇してきました!
メンバーさんは結構ガラリと変わってて
全体的な人数も少なくなってたものの
迫力や華やかさは変わらず
役者は意外なキャスティングもあって(!)新鮮でした!
やはり夜公演は昼よりもみんなの思い切り度がUPしてて
とても良かったです
【オープニング】
前回心をわしづかみされて泣きそうなったオープニング(笑)
オープニングは好きなシーンの1つです。
ホント、構成が秀逸
「…あっ、賢雄出なくなってる…」
ってなりましたけど(笑)
そうそう、冒頭の語りに
“西はにぎわい、東はおごそか”
ってあるけど、今回約1年ぶりに読谷に行って、
その東エリアを開発してるのにはしかびましたよ?
サンエーができるってマジ?
読谷の風景が一気に変わりそう…。
【泰期の章】
「出発の明日」に波音の効果音入ってきたのは
スゴイ良かったです!
疾走感と迫力がでる
(もっと波の音量上げてもいいくらい♪)
泰期もワイルドでイケメンさんでかっこよかったです
親近感あるキャラクターもいい感じ
去年にも負けず劣らず(笑)
部下とのやりとりも楽しかったです
「泰期だけに…」のくだり、
彼特有のダジャレワールド復活って感じ?(笑)
でも、察度の弟だから、さっと行くんだろーね?
って思ったワタシ(笑)
鮫舞も良かったです!
吼えまくる鮫頭、グッ
【チルーの章】
躍動感あふれる泰期の章と打って変わって
しっとり魅せるチルーの章。
この緩急もステキ
つまびくサンシンの音に合わせた
歌うような琉歌。
そして里主との恋模様を描く「灯火」の舞。
多くは語らないチルーの章ですが
少ないながらも詩的な台詞まわしがまたイイ。
チルーの章の雰囲気や世界観、とても好きです。
【赤犬子の章】
アカインコ…かわいいな…。
国頭サバクイの時が特に。
前回のにこりともしない尚巴志様とのギャップがまたイイ(笑)
役者さんだな~(*^^*
星のゆりかごの口説では
前回同様、独特な発声で聞かせてくれました!
京子さんの歌と口説の抑揚がかぶるトコ
音程がビシッと合っててキレイでした!
そう言えば花織の宴でのアカインコは
サンシンシーンは1つもないね。
(横笛は冒頭にあるんだけど)
今後どこかにちょっと欲しいかも
星のゆりかごでアカインコ自身も
サンシンつまびくとか。
【護佐丸の章】
この舞台の核とも言える章。
まずは護佐丸。
文句なしのハマり具合!
コレまでの歴代護佐丸に全然引けをとらない
THE☆護佐丸っぷりはあっぱれでした!
やっぱ体格は武器だね。
盛親も背高かったからナイス親子っぷりでした(^ε^)
そして相変わらずええ声でしたが
肝高の阿麻和利で見てた「まろやかで上品」よりも
更に力強さや威厳も加わった感じでした!
阿麻和利に噂を問いただされて怒るシーンとか
震える拳の演技が印象的でした。
自身の死に際もまた迫力満点で
膝立ち正面を向いた死にポーズがまた壮絶感があって
ドラマ性UP!でした。
また是非見たいものです!
阿麻和利は初の(!?)女の子さん!
いやぁ、これは予想外だった!
護佐丸、賢雄、尚巴志に引き続き阿麻和利までも射とめるとは、
かっこよすぎだよ姉さん
髭化粧もばっちりキマってたし
ハスキーな発声もまたイイ。
中城攻めを決めた賢雄に意見されて
苦悩してるトコが良かったです!
怒りと焦りと迷いと決意と。
揺れ動く阿麻和利の心情表現と間が絶妙でお見事でした。
そして賢雄。
ポニーテール賢雄(MAX)の賢雄。
パレットでの「義の漢 護佐丸」で初めて見て以来、
ワタシの中で衝撃度NO1賢雄になってたので
また見れて嬉しい!
もう←こんな状態(笑)
見た目も色々バリエーションのある賢雄。
髭が濃くて男らしい賢雄ももちろん好きですが
この美形ポニテ賢雄もまたいいんだよね~
美形だけどとにかく非道で強い!
(ひゃっほ~い)
護佐丸に蹴り入れるトコとか!(笑)
蹴りは前からあったけどあの見目でやられるとSっけ倍増と言うかなんというか…(笑)
阿麻和利に首元に刀を突き付けて目で語るトコとか!
距離感がサイコ~
あっ、そうそう昼公演ではタスキ掛けしてなかったんですが
夜公演ではしてたんで「きゃっ」ってなりました(笑)
そんでもって座喜味棒!
相変わらずかっこいい!
トリの方々の「ういー!」の掛け声もまたスゴイ迫力
これは間近で見ると迫力倍増です。
前も言ってるけどまた野外で見たいな~。
できれば中城グスクで見たい…。
座喜味棒から首里軍に変わる転換部分、
夜公演バージョン良かったな!
賢雄が阿麻和利の言いつけを破って首里軍を突入させた
っていうのが分かりやすくなってた
コレまでの音+演舞に賢雄の台詞が加わって
ハデになって突入感も出てたし、
たたみかける護佐丸、阿麻和利の台詞に緊迫感も出てた。
舞台上の座喜味棒の方々(音)もダッシュでハケると
もっとスピード感がでるんじゃないかな?と思ったかな(^^
【尚巴志の章】
鬼鷲の舞台フルでみたくなったな…。
しょうがないけど尚巴志自身の出番少ないからなー。
ある意味この舞台での尚巴志はミステリアスな存在かもしらん。
まぁ、花織の宴での尚巴志は「墓」がメインだから
親近感とか人間味とかを押さえた
ある意味神秘的な人物描写って感じ。
尚巴志の章ではクーデターのシーンが好きデス。
太鼓の音が効いてる不穏なBGMも好きだし
今回の第二尚氏軍の「悪っぷり」もかっこよかったス!
(みんな男の子でしかも背が高い)
屋比久之子、平田之子も立ち振る舞い、台詞まわしと
これまでよりも力強い感じでした。
押さえきれない怒りと悔しさが表にあふれ出てる感じ。
でも「晴れ渡る空に…」
からの部分は怒りのセリフまわしではないはずだから
トーンを落として変化つけてももいいかなと思いました(^^
そうそう、尚巴志の墓ですが
ワタシ個人的には尚巴志の墓は今のままであってほしいと思ってるんだけど、
この舞台のこのシーンみて、
尚巴志(の魂)自身はもしかして佐敷に戻りたいとか
思ってるのかしら…
とか思っちゃったんですよね…
今回は尚巴志のお墓参りいけなかったな。
阿麻和利のは行ったんだけど。
【クライマックス】
この曲好きです!
カナサの舞台曲集CDお待ち申しておりますm(_ _)m
今回、口説の場面でチルーが女サンと一緒に
踊ってたシーンが印象的でした。
紅一点のちるーが映えてた。
こちらもオープニングと同様に
流れるような構成がお見事
今回「Ship of the Ryukyu」の一環の舞台ということで
「ドリームシップ琉球」も見れるかなと期待してたんですが(^^
これも見たかったな~
またの機会を楽しみにしています。
【舞台美術】
…あっ、曲線の舞台美術じゃなくなってる…。
今回のも悪くないのですが
前回のは大きな曲線で垂直の空間も演出されてたので
ワタシとしては前回の舞台美術は捨てがたいです
今回は照明がすごかった気がする!
前回もこんなにハデだったっけ?
座喜味棒のトリの方々の時だけ
一時明るくなったりとか、色々凝ってると感じました!
*
1年ぶりの読谷、
1年ぶりの花織の宴ということもあって
今回久々に色んな人に再会できて嬉しかったです
((元)メンバーさん、保護者の方、スタッフさん、お客さんetc…)
受験生だったコタチからは
嬉しい報告も聞けたし!
(おめでとう!)
お声かけ下さったみなさまありがとうございましたー
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106・107
道とか色々変わっててしかぶ。
浦島太郎状態…。
さて、舞台の合間に裏のオシゴト打ち合わせ。
…夜賢雄、たすき掛けしてくれないかな~♪(*≧∀≦*)
↑たすき掛けフェチ(笑)
数ある現代版組踊シリーズの中でも
ワタシのイチオシ舞台、「読谷山花織の宴」
(花織の宴の初公演は今でもワタシの中で不動の2位!
ちなみに1位は初見の肝高の阿麻和利)
いよいよ明日!
めっちゃ楽しみ
今度は賢雄と阿麻和利役、誰かな―?
去年の公演レビューでちょっとおさらいしておく。
久高島の東側にあるイシキ(伊敷)浜。
ニライカナイからの神様が来る時に
船が停泊する場所、とのことです。
琉球国王も訪れていたそうですよ。
また、
まだ人々が食物と言えば貝と木の実しか知らなかった頃、
麦や粟など7つの種子が入った黄金の壺が流れ着い場所
という伝説も。
白い砂浜には、これまた白くて丸くてすべすべした大小の石が
たくさんあって、なんだか不思議でした。
珊瑚の造形が好きです
この記事の写真もイシキ浜。
浜に出る手前には御嶽もありました。
ポップでかわいい案内表示。
スポットそれぞれでデザインが違います。
…きっと久高(小)中の子どもたちが
美術の授業で作ったモノだはずね
久高島にはイシキ浜以外にも所々に立ち寄れる浜があります。
(↑と↓の写真はイシキ浜とは別の場所)
全部行ったわけじゃないけど、
星の砂がある浜もあるのだとか?
でも前も書いたけど久高島は島全体が聖地なので
いかなるものも持ち帰るのはNGですよん。
また遊泳禁止の浜もあるので御注意を
今日もご訪問ありがとうございます。
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*おまけ*
ひゃっほ~い!南山楽しい~♪
南山、絶賛ハマリ中。
そんでもって、首里城行きたい病、再発の兆し(笑)
本土から沖縄に転職&移住してきて、最初の1年。
とにかく色々と思うように行かなくて、
心身共にぐったりの日々。
そんな彼に、
還暦間際だった用務員さんが言った一言。
「海に行けばいいさ~」
以前、ショクバの送別会でこのエピソードが披露された時
会場中が同意の拍手に包まれました。
なんて含蓄のある名言。
海でたそがれる。
大事よね。
お気に入りの、たそがれる海辺。
読谷にいた時はいくつかあったんだけど、
ここ北山でもそろそろ見つけたいな。
さて、「かもめ食堂」でも似たような場面が。
「この国(フィンランド)の人は、
どうしてこんなにゆったりのんびりしているように見えるんでしょうか…」
「さぁ…」
「…森」
「森?」
「森が、あります」
フィンランドでは、海じゃなくて、森。
そんでもって、
かもめ食堂の見どころ。
大好きな「おにぎり」のシーン。
(もちろん、シナモンロールも捨てがたい)
にぎったおにぎりは竹かごへ。
もうそれだけでツボです。
「おにぎりは自分で作るより
人に作ってもらったほうがずっとうまいんだ」
うん。これは真実です。
ああ、おにぎり食べたい。。。
今日は久高島のシマ風景を
久高島の集落は島の南5分の1に集中しています。
集落はこのエリアのみ。
このエリア以外にはない。
久高島って私有地はないらしく土地は島のもの。
土地に関しては特別にルール(久高島土地憲章)があります。
よって自由に土地の売買もできないようで
久高島に新しく家を建てるとか、移住するとかも
簡単にはできないみたいデス。
詳しくは→ ★
久高島は特別な島
というのがこんなところからも分かりますね。
一時STOPの文字は
久高小中学校のそばの道にあったもの。
久高島のマンホール。
「知念村」との文字が。
ユリに海に、太陽が昇る、久高島ってトコでしょうか。
(それとも知念半島かな?)
真ん中のNみたいなマークは
斎場御嶽を図案化したものらしいです。
ナルホド!
お昼に食した海ぶどう丼
海ぶどうがたっぷりでプチプチでおいしかった
久高島は海ぶどうが特産品。
養殖場もあったよ
あとはイラブー(ウミヘビ)。
…今回はノ―チャレンジ(笑)