がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

当サイトの掲載写真・イラスト等の無断転載/無断使用を禁じます

知名グスクと内間大親

2016年03月28日 | ・琉球史散策/第二尚氏

 

南城市、テダ御川(うっかー)の手前にある、
知名(ちな)グスク。

 

昔々、知念村に古根という人がいて
村人から大変尊敬されていた。

西原間切内間の女を妻としていたが
なかなか子供に恵まれなかったので
妻の一族から養子を迎えた。

その養子は知名地頭となり、
内間大親と称された。

 

その、内間大親の居城が知名グスクと言われています。

 

参/「門中拝所巡りの手引き」(月間沖縄社/1986)

 

 

はい。


ここで「もしや?」と思った方、

ビンゴです。

 

 

その内間大親は金丸が内間にいた頃、
(内間)ノロとの間に生まれた子で、

古根の妻は
そのノロの妹だったという伝えも
あるそうです。

 

ほらまた出た、
金丸隠し子わんさか節。
一体これまで何パターン紹介した?(笑)

 

まぁ、全部が全部本当ではなでしょうが、
でもこのように伝わっている、
ということ自体が興味深い事実ですよね。

でも金丸と内間ノロとのラブはよく見るので
ホントだったかもしれないけど。

 

金丸の本命や、いかに?

 

「すべてが本気であり、本命なのだよ」

 

なーんて言いそう(笑)

※妄想です※

 

 

そんな知名グスクのそばのテダ御川。

東御廻いのスポットの一つ。

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

琉球/沖縄、一問一答 【第36問】

2016年03月27日 | ・琉球/沖縄、一問一答

*琉球沖縄、一問一答*

 

【第36問】

 

 

沖縄出身の(ゆかりのある)芥川賞作家。
代表作「オキナワの少年」(1972)など。

誰?

 

 

(答えはランキングバナーの下)

 

 

 

琉球/沖縄、一問一答シリーズについて

 

 

 

 

 

 

 

 

【答え】

 

東峰夫(ひがしみねお)

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

琉球/沖縄、一問一答 【第35問】

2016年03月21日 | ・琉球/沖縄、一問一答

*琉球沖縄、一問一答*

 

【第35問】

 

 

沖縄出身の芥川賞作家。
代表作「豚の報い」(1996)など。

誰?

 

 

(答えはランキングバナーの下)

 

 

 

琉球/沖縄、一問一答シリーズについて

 

 

 

 

 

 

 

 

【答え】

 

又吉栄喜(またよしえいき)

 

これは昔読んだ気がするけど…覚えてない…。

表紙の絵は田中一村。

 

 

年度末繁忙期につき、
一問一答が続く見込みです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

琉球/沖縄、一問一答 【第34問】

2016年03月19日 | ・琉球/沖縄、一問一答

*琉球沖縄、一問一答*

 

【第34問】

 

 

沖縄出身の芥川賞作家。
代表作「水滴」(1997)など。

誰?

 

 

(答えはランキングバナーの下)

 

 

 

琉球/沖縄、一問一答シリーズについて

 

 

 

 

 

 

 

 

【答え】

 

目取真俊(めどるましゅん)

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

琉球/沖縄、一問一答 【第33問】+α

2016年03月15日 | ・琉球/沖縄、一問一答

*琉球沖縄、一問一答*

 

【第33問】

 

 

海に面していない市町村はどこ? 

 

 

(答えはランキングバナーの下)

 

 

 

琉球/沖縄、一問一答シリーズについて

 

 

 

 

 

 

 

 

【答え】

 

南風原(はえばる)町

 

なので南風原町は気象庁の市町村別注意警報欄でも
海に関する注意警報は斜線になっています。

 

 

******

 

 

ワタシは現在Twitterはやっていません。

Twitter上でワタシと同じ名前や肩書の人がいても
それは別人物であり、ワタシとは関係もありませんので
ご了承ください。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大正6年の広告

2016年03月14日 | ・琉球史散策/神話・近代

 

「新聞投稿に見る百年前の沖縄」(上里隆史著)
が評判なので便乗して(笑)
以前チェックしてた昔の新聞広告をば。
(住所と名前の一部をぼかしてあります)

広告の内容から見ると大正6年のもの。

 

『妊娠は女の義務也 子はらみ薬』

 

うーむ、時代を感じますね。

3週間分入りで2円50銭。

7週間分入りで5円。

『新聞投稿に見る~』によると
大正時代の沖縄そばが1杯5~10銭だったようなので、
今の感覚で1杯500円だとすると、

1銭50円換算で
3週間分入りで1万2500円

ってとこでしょうか?

 

霊能的妙剤にして
其の他において
本剤特有の妙薬により…

 

霊能的妙剤…
どんな成分だったんだろう…。

 

 


「女性は2人以上生むことが大切」
という校長発言が報道されていますが
このブログ記事は女性の妊娠義務の是非について

意見するためのものではありませんのであしからず。

純粋に、「今は見ることのできない内容の広告」で
「その時代を感じ」てくれればと思います。

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

琉球/沖縄、一問一答 【第32問】

2016年03月13日 | ・琉球/沖縄、一問一答

*琉球沖縄、一問一答*

 

【第32問】

 

 

琉球の公式行事や官職や制度、
各地の由来などを記したものの名前は?

 

 

 

(答えはランキングバナーの下)

 

 

 

琉球/沖縄、一問一答シリーズについて

 

 

 

 

 

 

 

 

【答え】

 

琉球国由来記


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

琉球/沖縄、一問一答 【第31問】

2016年03月09日 | ・琉球/沖縄、一問一答

*琉球沖縄、一問一答*

 

【第31問】

 

 

港川人が出土した場所は?

 

 

 

(答えはランキングバナーの下)

 

 

 

琉球/沖縄、一問一答シリーズについて

 

 

 

 

 

 

 

 

【答え】

 

港川フィッシャー遺跡
(旧具志頭村・現八重瀬町)

 

港川人は約2万年前の人類と考えられている。

フィッシャーとは岩の裂け目のこと。

 

 

港川フィッシャー遺跡の近くにある
「ガンガラーの谷」では
港川人の居住跡?など、関連が考えられている
様々な発掘がなされています。

 

写真は2009年4月訪問の時のもの。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新聞投稿に見る百年前の沖縄

2016年03月07日 | ・和心な本、琉球な本


↑クリックでamazonにジャンプ

 

上里隆史さんの新刊、読了しました~!

今回は特にこれまでとは一味違った興味深い1冊。

 

『新聞投稿に見る百年前の沖縄』
(原書房)

 

沖縄の大正時代の人々に焦点を当てた本です。

それも、実に生々しい大正の人々の姿、暮らし。

それもそのはず。

これは当時の琉球新報(※現在の琉球新報とは別)
読者投稿欄〔読者倶楽部〕に寄せられた
数々の投稿をそのまま紹介したものだから。

しっかし、今の感覚ではびっくりの内容続出です。

こんな事、公の新聞に載せるの!?
というものも満載(笑)

まじめな恋愛相談や人生相談、
提案や質問などは分かりますが、
超プライベートな内容やどーでもいい話、しょーもない主張
他人の暴露話、噂話、はては誹謗中傷のようなものまで(笑)

 

「婚礼前に浮気して妊娠」
「結婚したい男がいない」
「村の男と密通」
「理髪やの色ガキ」
「不良少年のイタズラ」
「僕の失敗談」


 

 

 


現在のSNS、ネット掲示板そのものです!

中には〔読者倶楽部〕係りの人やほかの読者からの
返信があったりして、そのやりとりも面白い。

 

「ボツにしないでください」
「ふられた腹いせに…」
「成績がよくなるには」

 

 

 

しかしさすがは大正時代。

沖縄といえども、どこからともなく大正浪漫の香りも。

ハイカラという言葉がとびかい、
当時は最先端であったであろう外来語を使して語られる
文章はツボすぎました。

 

「パピーなイエンゲージ」
「エグジャムをヲバーしてヒマ」
「男をチャームせしめる女」

 

うーん、流行らせたいですね(笑)

もちろん、詩的な抒情的な文章もあったりして、
当時の沖縄の景色や空気感を感じることもできます。

 

「日記の一節から」
「友を惜しんで琉歌」
「夕暮れ時の勝連城」
「満月にさそわれて」

 

大正時代の面白さや人々や町の様子は
上里さんのこれまでの本やブログ、ツイッターなどでも
たびたび紹介されていましたが
この本では断片ではなく、
まとまった状態で見ることができるので
大正時代の人々や暮らしの全体像が見えてきます。

元が投稿欄だっただけに
文章も短くそれぞれが独立しているので
気軽に読める1冊です。

一味違った沖縄の大正浪漫、
いかがですか?

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

楽>学の琉球史講座

2016年03月06日 | ・琉球史散策/第二尚氏

 

雨の休日です。

でも寒さはさほどなく、春を感じますね。

陽も日に日に長くなってきているし、
春に、そしてワタシが大好きな夏に向かっているんだなぁ、
と思うと嬉しくなります。

進路が決定した皆さんもおめでとうございます!
澪之助もおめでとう!

高校入試は今からですね。
まずは体調管理しっかりしてベストを尽せるように!

↑みたく、
も~ど~でもい~し…
なんて言ってる場合じゃないですよ!(笑)

 

 

で、↑は何かというと、

「薩摩侵攻後の琉球人の図」

です(笑)

先週、久しぶりに思春期の少年少女たちを対象にした
琉球史講座を行いました。

今回は近世を含む第二尚氏を中心に。

(時間の関係上、尚巴志の三山統一には触れたけど、
護佐丸・阿麻和利の乱は全カット!)

これまでのコンテンツ(スライドや資料)も
大幅に変更&追加!

「比較!戦国大戦&御後絵の尚円」と
「楽童子を現代にあてはめると」
が、なかなかウケてくれました(笑)
(安倍内閣がアメリカなどとの外交のために、
ジャニーズ事務所を設立し国をあげてジャニーズ集団の育成にあたり、
社長のジャニーさんは大臣並の国家公務員、みたいな)

↑はそのために新しく描いたイラストの一つです。

久しぶりに魂込めて講座したので
終わった後はやり切って抜け殻状態でした(笑)

 

当たり前ですがワタシはあくまで「琉球歴女」なので
ワタシよりも琉球史に詳しい専門家さんは山ほどいます。
でも、ワタシの売りは子ども(や女性)に合わせたノリと、
豊富なビジュアル(イラスト)提示!
イメージするイラストがなければ↑みたく自分で描いちゃう!

もちろん、ビジュアルはイメージなので
「正しい」ものではないかもしれませんが、
まずは


楽>学

というスタンスのワタシにとっては
必要不可欠なエッセンスです。

使えるイラストもだいぶ溜まってきてるしね。
祭温と羽地朝秀は描きたそうっと。

まずは琉球史を楽しんでもらえること、
興味を持ってもらえること、
そしてちょっとだけ「へぇ~」ってなってくれること、
を意識して組み立てています。

そんな琉球史講座をご希望の方は
ご依頼承ります

(詳しくは→

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

琉球/沖縄、一問一答 【第30問】

2016年03月03日 | ・琉球/沖縄、一問一答

*琉球沖縄、一問一答*

 

【第30問】

 

 

中国との貿易をはじめ、
様々な制約を受けることとなった
薩摩が琉球に定めたおきてのことを何という?

 

 

 

(答えはランキングバナーの下)

 

 

 

琉球/沖縄、一問一答シリーズについて

 

 

 

 

 

 

 

 

【答え】

 

掟十五カ条


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

村上隆「五百羅漢図展」

2016年03月02日 | ・徒然日記

 

年が明けた時に、

「そういえば、おじさん描くって目標どうだった?」

って聞かれて、

「だからねー、全然できんかったさー」

って言いながら描いたおじさん…
というより、おじいになったの図。

 

目の焦点をあえて外す、
というのは、年末に東京に見に行った
村上隆の「五百羅漢図展」からのイメージ。

 


↑クリックでジャンプ

村上隆の大規模個展は2回目。

前回の、十数年前の東京での個展も
ガンバって見に行ったよ。
学生だった頃のワタシ。

さすがにすごかった!

見応え抜群でした!

カイカイとキキ、DOB君など
おなじみのキャラクターも
まだまだ進化・変化中!

それもとうとう今度の日曜日まで!
六本木の森美術館にて。
(展示会は撮影OK!ネット拡散OK!)


お近くの方は、ぜひ。

 

 

画集(展覧会カタログ)もゲットしました!
(実際に見に行ったときはまだ出てなかったので後日amazonで)

展覧会名にあるように、
個性的でたくさんのお坊さん(修行者)が
バリエーション豊かに登場するので
観察したり模写したりして、
おじ(い)さん描きの参考にしたりしたいな、
と思っております。

 

「村上隆の五百羅漢図展」メイキング映像

 

スペシャル映像「村上隆の五百羅漢図展」

 

  


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

琉球/沖縄、一問一答 【第29問】

2016年03月01日 | ・琉球/沖縄、一問一答

*琉球沖縄、一問一答*

 

【第29問】

 

 

あぜの雑草をとり、
農作物につく害虫を捕らえて海や川に流し、
豊作を祈願する行事は?

 

 

 

(答えはランキングバナーの下)

 

 

 

琉球/沖縄、一問一答シリーズについて

 

 

 

 

 

 

 

 

【答え】

 

アブシバレー

 

 

アブシ(畦)バレー(払い)。

通称・虫払い。
ひいてはこれが豊作につながる、と。


旧の4月の吉日に行われます。

ちなみにこれ、
ワタシは実際に見たことないんですよねぇ…。 

言葉の響きが面白くてすぐに覚えた、
というくらいの思い出…。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする