【第97問】
琉歌の形式は?
(答えは下)
■ ■ ■ ■
【答え】
8・8・8・6
かぎやで風や組踊など
古典音楽の歌詞は
たいてい琉歌形式です。
【第97問】
琉歌の形式は?
(答えは下)
■ ■ ■ ■
【答え】
8・8・8・6
かぎやで風や組踊など
古典音楽の歌詞は
たいてい琉歌形式です。
8月20日までやっていた
阿麻和利出陣祭を見に、
久しぶりに勝連グスクに行ってきました。
これ。
ポスター、阿麻和利が新鮮でかっこいい。
組踊扮装ではない阿麻和利に
今ともても興味があります。
ちなみに企画について説明すると
勝連グスクのライトアップと、
大きな幕に描かれた按司館をグスクの中に建てる
というもの。
絵の着色は勝連の南風原幼・小学校の子どもたちが担当。
子供がそれぞれ好きな色を塗るというものではなく、
指定されたとおりに塗られています。
ちなみに、
去年の12月に行われていた、
似たようなものがこちら。
これは実験的なものだったのかなぁ?
一の郭に設置されてて、
同じように子供たちが塗った幕なのですが…
ライトアップもされるということだったので
夜にも行ったんですね。
カメラも持って張り切って。
城内立ち入り禁止だったので遠目に見るしかないのに
幕の所だけのライトだったので正直ショボくて…
闇夜に小さい幕だけ(絵は良く見えない)がぽつんと浮かんでて…
…何コレ?状態。
しかもちかちか点滅してたんだけど
安っぽいパチンコ店の電光掲示板みたいで
正直がっかりして帰った記憶があったのです。
が、
今回は100点満点!
いやー、久々にテンション上がりました!
ということで、
一挙写真でご紹介!
ライトアップされるちょっと前に登城。
夕焼けをバックに浮かび上がる勝連グスク。
ぼうっと灯が灯り始めました。
この日は本当に久しぶりに、
一体いつぶり?ってくらいに
しっかり雨が降って。
しっとりした空気で
いい風情になっていました。
二の郭から見た、
厚い雲の下の夕焼け。
一の郭には今回は幕だけ。
でも遠目には「何か建ってる」のが見えるので
興味を引きます。
こちらもライトアップ。
シルエット的には館に見える。
一の郭から見た、今回のメイン、
二の郭の按司館(の裏側)。
正面から、どーんと!!
なかなかの迫力!
実物大だそうです。
2階建て、瓦ぶき。
もちろん灰色瓦。
(ライトの関係で赤瓦に見えますが(^^;))
実際に建物をそこに復元するには
膨大な時間と予算がかかるので簡単なことではありませんが、
たとえこのような幕の絵であっても
実物大であれば当時の姿をイメージできるし
とってもいいですね!
夜なら鉄骨とかも目立ちにくくなるし、
よりリアル!
ずらっと建ち並ぶのぼり旗が
「出陣」って感じでカッコイイ。
こののぼりは色塗りをした子供たちの
クラス別(男女別)の旗でした。
ここは好きなようなデザインで描かれていて
名前が書いてあったりして。
うむ。
君たちが出陣するのか。
って思っちゃいました(笑)
なんかこう、背後に「人々」を感じたよ。
ナイス演出だと思いました!
日はすっかり暮れて…
勝連グスク全体のライトアップを楽しみました。
あ~!
これ!!東の郭から見たかった!!!
(東の郭、見事に緑に覆われてました(´;ω;`))
ライトアップは色まんちゃーのものは好きではないのですが、
ライトの色は固定ではなく、
時々色が変わったり、音楽に合わせて消えたりと
ショーのような場面もあって見応えありました。
カメラの動画機能で撮ってみたのでご参考までに。
(※会場ではもっとしっかりした音量だったのですが、
録音されたものが小さいので、音量を大きくしてお楽しみください(^^;))
阿麻和利出陣祭・勝連グスクライトアップ
最後の赤いライトが揺らめくところがカッコイイ。
炎、だよね。
ちなみに、
空に動いている小さな点はドローンです。
空撮してました。
ライトアップされた勝連グスク空撮、
かっこいいだろうなぁ
城を降りてから見える風景もとってもきれい。
十分に楽しませてもらいました。
ぜひ来年もやってほしいです
赤ライト一色で、燃ゆる勝連グスク。
これは、勝連落城、かな…。
実家の断捨離の手伝いに行って来たら、
40年前に出版された本が発掘されました。
「沖縄戦後写真史」(1979)
その中に載っていた、
戦後間もない1950年代の写真。
首里城の久慶門を下りたところ。
現在守礼門が建つ場所から
那覇を見た景色。
戦前は緑が鬱蒼としていたこの場所も
なーんにもなくなっています。
那覇の波の上宮。
安里の蔡温橋。
手前側が国際通りでしょうか。
高速の西原を出て、
国道330号線を南下する方向に、
遠くに見える高台の端っこに、
ぴょこんと飛び出た大きな岩があるのが
必ず目に入ります。
これぞ浦添グスクの先端に位置する、
ワカリジー、通称「為朝岩」。
(※城壁内ではありません)
ずっと気になってたこのワカリジーですが、
先日やっと行ってきました!
(行こうとしたことは何度かあったんですが、
工事中だったりでタイミングが合わず)
浦添グスク内から行くとなると、
だんだん細く、両側が崖になり危険なため
(以前これで断念した)
現在は立ち入り禁止に。
立ち入り禁止のロープの手前に
階段があるのでいったん降ります。
階段を降りると、
前田高地平和の碑があります。
映画「ハクソー・リッジ」で
脚光を浴びていますね。
関連した案内板も立っていました。
この一帯の崖がハクソーリッジ。
そこからの眺め。
墓地になっている一帯をてくてく歩いていくと…
ワカリジーの根元にたどり着けました!
あれ、写真だとあの大きさがいまいち伝わらないなぁ…。
まさにそびえたつって感じでした。
昔はもっと高かったのだとか。
風化や戦争の影響で、
小さくなっているかもしれません。
数年前、遠目に足場が組まれていたのは
崩れ防止の保護工事だったようです。
現在は防護ネットでおおわれています。
根元には拝所もありました。
古くからある、前田集落の拝所です。
グスクとこのようなそびえたつ岩が
セットになっているスタイルは
勝連グスクもそうだったりします。
【第96問】
石灰岩地域のきれいな湧水に育成する
国指定天然記念物の
炭水紅藻とは?
(答えは下)
■ ■ ■ ■
【答え】
シマチスジノリ
識名園の育徳泉が発生地として有名
映画「ハクソーリッジ」でアメリカ人が、
長いすべり台目当てに中国人観光客が、
ひっきりになりに訪れている
今話題の浦添市、浦添グスク界隈。
そんな中、ワタシも
久しぶりに浦添グスクを尋ねました。
しかし目的はハクソーリッジ訪問でも
すべり台でも遊具でもなく!
尚巴志時代の浦添グスクの姿を
確かめてくる!!
ということで、
歴史群像8月号に掲載されている
推定復元図の浦添グスクの図を片手に
巡ってきましたよ。
参)イラスト全体図
https://twitter.com/mazegenta/status/883148213594628096
この絵のポイントは15世紀初めの姿であること。
尚巴志が武寧を攻めた時、
父・思紹を中山王にたててここに住んでいた時、
の浦添グスク!
一番の違いはここかな、と。
正門と、正殿に続く登城道。
現在ある、いわゆる「尚寧王の道」は
1597年に尚寧が整備した道なので
それまでは違う道がメインだった。
それがイラストのこの部分。
それを現在の浦添グスクの写真に当てはめてみたよ。
だいたいこんな感じ?
※
写真の書き込み、少し修正しUPし直しました(8/15 22:00)
アングルを変えると…
こんな感じ。
ちなみに写真右側が南です。
尚巴志が攻めたのも
おそらくこの方向から。
傾斜はあるし
道はくねってるし
池や堀はあるし
張り出しもあるし
THE戦国の城の作りって感じです。
こうやって改めて浦添グスクを見てみると
また新鮮ですね
紙の上で見ただけだと正直ピンとこなかったのですが
こうやって実際に現場に立つと
見えてくるものがあります。
浦添グスクの正殿跡(現在の展望台付近)からは
首里城が見えました。
アップで。
県博に行ったときに、
ニュージアムショップでこのようなものを購入しました。
シマノネとは、ずっと大切にしていきたい
「島の根っこ」のこと。
沖縄の自然や文化、思いをそれぞれのデザインに込め、
いつもの暮らしの中で
「島の根っこ」に触れるきっかけをつくります。
というコンセプトのもと、
県立芸術大学の学生さんとコラボして
デザインされた商品シリーズ。
赤瓦
ゴーヤー
パイナップル
サン
ナーべーラー
などのオキナワンなモチーフが
和モダン(っていうか大正ロマン風)にアレンジされ
小箱やポチ袋、
絵葉書やクラフトペーパーなどに
展開されていました。
中でもワタシが
おっ
ってなったのが、
写真中央にある手ぬぐい。
ただの手ぬぐいなら
見向きもしないのですが、
シマノネの手ぬぐいには大き高ポイントが!!!
か ま わ ぬ 謹 製 !!
(これは拍手が起きてもいい所ですよ)
つまり、総理(布)に注染!
これぞ「本物の手ぬぐい」と思ってもらっていいのです!
デザインはかわいいけど
ペラペラの布にプリントしたような
大衆観光ショップにあるような
チープな、もしくは鑑賞用の手ぬぐいではない
ということです。
これまで首里城や美ら海水族館なんかの手ぬぐいを
梨園染さんが作ってきてますが
かまわぬが沖縄の企業とコラボするのは
珍しい気がする。
シマノネさん、
よくぞかまわぬで作ってくれました!
ちょっとお値段は高めですが
(通常なら1200円程ですが1600円)
これは価値ありということで
「ガジュマル」を購入しました。
それと絵葉書を何枚か。
ゴーヤー手ぬぐいも欲しかったけど
売り切れたのか県博にはなかったのよね。
今度、南風原の店舗にも行ってみようかと思います。
ということで、
久々の手ぬぐい記事でした!
県立博物館美術館に行ってきました。
いつもは博物館エリアに行く事が多いのですが、
今回は美術エリアの、
奥にある、
県民ギャラリーへ。
白い廊下を進むと…
りゅうぎん紅型デザイン展
展示会場!
毎年刺激的な紅型が見られる
贔屓にしている展示会。
今年も楽しませてもらいました!
受賞作品は撮影OKなので
一部をご紹介。
【大賞】
座波千明作『桜輝(おうか)』
エイサーをテーマにした作品。
さすがに素敵でした!
ずっと見てても見飽きない
そんなデザインでした。
カレンダーになったら欲しい!
(私おきぎんなので、カレンダーもらえるかは運なのだ(笑))
+
↓以下、写真は作品の全体像ではなく一部です。
【デザイン賞】
竹内まみ作『海を集める』
水をモチーフに曲線構成が印象的な作品。
【奨励賞】
比屋根由香作『匂いに誘われて』
綺麗ですね。
【未来枠・優秀賞】
川満夢唯作『朝顔』
20歳以下の学生を対象にした未来枠の1位。
全体的に淡い色使いが新鮮でした。
さすが首里高染色デザイン科3年生!
【未来枠・審査員特別賞】
我如古夢叶作『夏の夜』
鮮やかな夜です。
+
展示会は応募作品すべてと、
過去の受賞作品も一堂に見れるので
見ごたえあります。
受賞を逃した作品の中にも
素敵な作品、気に入った作品、
面白い作品もたくさんありました。
そういえば、琉球史が題材のって…見たことないかも?
文化や民俗、自然などが多いけど、
歴史的な出来事を題材にするのって…
アリだと思うんだけどな( ˘ω˘ )
+
首里高染色デザイン科が占めているであろう
未来枠は…うーん、個人差が激しい…というのが正直な感想。
りゅうぎん紅型デザイン展は、
着物用の紅型ではなく
1枚のパネル内での表現が求められるので
モチーフの構成力が1番の鍵かなと思いました。
画面全体の動き、つなぎ、遠近感、密度と抜け感のバランスなど。
そしてしっかり時間をかける根気強さと丁寧さ!
作業が雑だったり、型が甘かったり、
面倒くさいからってモチーフ全部大きくしてない?
というのも結構見受けられてちょっと残念。
題材は面白かったりするんだけどなー。
卒展に向けてあと半年、頑張ってほしいです(^^)
+
紅型デザイン展は明後日8/6(日)まで
入場無料です!