がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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衝撃の真実!?百十踏揚、曰く…

2012年01月31日 | ・和心な本、琉球な本


↑クリックするとジャンプします。

 

こんな本を読みました。

発売されたときに本屋さんでぱらぱら読みしてたんだけど、
妙に気になって、先日ちゃんと全部読みました(笑)

この本は、歴史家さんが書いたものではなく、

「神人(かみんちゅ)」

が書いた、琉球の歴史の本です。

 

つまり、琉球の名だたる偉人や武将たちの「霊」から
歴史の真実を「直接」聞いた、というわけです。

 

まぁ、信じるか信じないかはさておきますが、

各地域に今まで残っている伝承や遺跡についても
現在まで言い伝えられてきたということはなにかしらの理由があるはずだし、
その事実は無視すべきではない、
という主張にはうなずけるものもありましたよ。

 

さて、この本には色々な歴史や人物(の霊)が登場するのですが、

1番衝撃だった“ほんとうの歴史”を紹介しましょう。

 

 

 

 

 

 

百十踏揚(の霊)曰く、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「鬼大城はタイプじゃない」

 

 

 

 

 

 

 

 

だそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

…抱腹絶倒。

 

 

 

 

どんだけ笑わす気だ!(笑)

 

 

 

 

うぅむ、どうしてくれよう…(笑)

 

 

 

また、さらに

百十踏揚(の霊)が言ったそうです。

 

 

「阿麻和利は大変ハンサムで頭もよく、
心根の優しい男性だった」

 

 

 

どうやら2人ラブラブだったようで。

 

 

はい。

 

信じるか信じないかは、あなた次第です

 

 

 

阿麻和利の出生や子孫、
護佐丸・阿麻和利の乱やその後についても
記述があるのですが、
(かなりのトンデモ展開です。ここで全部紹介したいけどヤメときますね)

うーん、

でもコレがホントだとしたらさ~…

と新たな疑問も浮かんでくるわけで…。

 

 

とりあえず、

 

やっぱり賢雄の扱い、ヒドすぎ(笑)

 

 

恋に狂った男ほど恐ろしいものはない

 

 

だそうな。

 

はい、そういう類の展開ですよ。
(この類のものは他でも見たことあるので、ここはあまり驚かなかった) 

とりあえず、どうせなら読谷にある阿麻和利の墓(伝)についても
記述が欲しかったっス。

あれこそ「民間伝承の遺跡」なのに
全く触れられてないもどうかな…。

あ、ちなみに肝高の阿麻和利についてもちょこっと出てました。
(でも、脚本は平田さんじゃないしー!とツッコんだワタシです…)

 

金丸の伊是名出身説の否定も
個人的にはなかなか面白かったです。

 

繰り返しますが、信じるか信じないかはさておき、です。

 

個人的に、
目に見えない人を超えた存在(世界)自体は否定しませんが、
歴史に対する色々な見方や解釈がある中の、
1つの説として楽しむといいかな?という感じです。

(あ、でも占いと一緒で都合よく信じたいところだけは信じましょうか。阿麻和利、百十踏揚ラブラブとか(笑))

 

民話や伝承も含めて色んな説を知りたい派のワタシとしては
なかなか興味深い本でした。

 

 ちなみにこの本の装丁デザイン、結構スキです
アンダー撮影な今帰仁グスク~。

 

 

  
鬼大城のかっこいい伝承もそろそろ紹介せねば!
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特別な3年間~そめおり展にて思ふ

2012年01月30日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

毎年恒例の、首里高校染織デザイン科の卒展(そめおり展)。
(あれ?母校の卒展よりも通ってる気がする…でも母校は「卒展」じゃなくなったしなー

いや~、今年もステキでした

毎年楽しみになのは、紅型の壁画。
今年のテーマは「生命(いきる)」だそうで。

動物達の体に花織の柄が入っているのが

着尺、帯、タペストリー

etc…

デザインも型彫りも染めも全部高校生の作品。

織はデザインはもちろん、

仕上がりのイメージで糸から染めてます。

照明デザインも面白かった!

なーべーらー(へちま)の照明が気に入りました。

高校の3年間って人生の中で
かなり大きな影響力を持っていると思う。

 

何を学んだか

何を経験したか

何を考えたか

誰と出会ったか

何に一生懸命取り組んだか

楽しかったと思えたか。

 

「高校」の3年間は、明らかに中学や大学とは違う何かがある。

 

だから、

高校生へ、卒業のときに「一生懸命やりきった!」と思える学校生活を。

中学生へ、後悔のない高校生活を送るために、本当に行きたい学校選択を。

 

そのための、「今」だよ

 

…ってことを、充実感と学校生活の密度の濃さが垣間見れた
首里高そめおり展を見て感じたりしました。

 

 

  
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琉球浪漫シアター【10】北山の風~今帰仁城風雲録~

2012年01月29日 | ・現代版組踊レポ

琉球浪漫シアターⅢシリーズ
「北山の風~今帰仁城風雲録~」

2012年1月28日(土)

那覇市民会館中ホール

出演/今帰仁村の中高生

 

 

ホール公演は9月の名護市民会館公演以来!
 

北山の風のお客さんはやっぱりちょっと特殊!?

ぶっちゃけ、今日は満席ではなかったんだけど、
でも拍手とか歓声とか指笛とか、浪漫シアターの他舞台(中ホール)よりも
盛り上がってた気がしました

 

さて、そんな今回の「北山の風」公演の前情報はコレでした↓

 

 

初めて観るお客さんはもちろん、
「北山の風」を以前から知っているお客さんにも、
おっ!お~!!
と、思ってもらえる様な新しい試みがいくつかあります!


北山の風活動ブログ 1月17日の記事)

 

 

ほほう。それは楽しみだ。

って思ってたら、

 

 

ホントに、

おっ!お~!!


ってなりました(笑)

 

今回の特記事項はコレ!

三つ巴の演舞!

新曲キターーーー!!!

かっこよかったー!!!

小道具の旗は以前までのと変わらないんだけど、
スピード感があって振りもかっこよくて、
直前の国頭サバクイからのつなぎも
攀安知との絡みも抜群によかった。

いやぁ、意表つかれましたね!

欲を言えば旗の動きがもっと揃うともっときれい
(扇子部隊もそうだけど、大きな道具を持っての演舞はどうしても目立つからね…。アレだけの人数だし)

 

北山の風のオリジナル楽曲はどれも好きです!
白川ミナさん(北山の風音楽担当)、サイコーです!

サントラ発売待ってます。
(たぶん、出るまで毎回書くよ

 

そうそう、冒頭の「いつもの曲」は新振り付けの北山オリジナルバージョンでした!

隊形も全然違って、中通路をふんだんに使った登場&立ち位置は面白かったな♪

でも個人的に本部や攀安知をはじめとする男性キャラの
「女踊り」の振りにはちょっとビックリでしたけど…
(冒頭だけだったからまぁいっか…)

 

冒頭といえば、幕開けの北山討伐の声と音だけのシーン、
やっぱりとりはだモノです。

幕開けと同時にひきつけられる、
数ある現代版組踊の中でも抜群のつかみの演出だと思います。

 

 

役者チームさん。
いや~、舞台を重ねるごとに、少しずつ上手くなっていってますね~

北山在住のワタシにとっては
北山メンバーはなんだか「地元のコ」として
特別に応援したくなるような存在です。

謝名…後半、老けたね

ちゃんと14年を経た「爺」になってた!

「おっ」って思いました。

 

攀安知、アカハチの舞台の時ロビーで会ってて
普通に華奢な女の子だったから攀安知のイメージ湧かなかったけど
今日の演技ではあの時の女の子と全然結びつかないような役変化でした!
(ビックリ!

乙樽も本部も安定感抜群で安心して見れました!

あ、そうだ。
超個人的な意見ですが、
千代松が敵討ちを決心したのに、育ての親である乙樽が躊躇するシーン。
決意が固い千代松に、乙樽はすぐに自身の発言を謝るんだけど
…この乙樽のセリフはなくてもいいかもと思ったりなんかしちゃったりして。
言っても、「千代松様…」くらい。
千代松の決心の堅さと心の急激な変化(成長)に愕然とする感じ?
そのほうが乙樽の「母」としての葛藤が伝わるし(結構泣けるのだこのシーンも)、
その後の「祈り」の演舞へのつなぎもきれいだと思う。
ドウカナ?

 

カーテンコールでの役者チームのペアでの退場、
たったあれだけなのにプチストーリーが感じられて面白かったな

大里&国頭で、お~となり、

攀安知&尚巴志で、あんたらカッコエエよとなり、

新城先生&謝名で、はははっとなり、
(お辞儀の時点で笑えた。腰引けてて(笑))

本部&千代松で、妙に感動しました!

 

 

そして北山メンバーさんの課題かな?と思ってた声のコダワリ。

前回よりもよく出てました!
(特に冒頭とラストの演舞)

い~ぞ~この調子この調子

最後の挨拶時の
「現代版組踊 北山の風 今帰仁城風雲録」
が一斉発声だったのも良かったです!
最後の最後の「盛り上がり」を見事に演出してくれました!
(い~のい~の、一斉発声するタイミング間違えてもい~の(笑))

 

ダンスチームさんたちもだんだん声をだす余裕がでてきた感じかな?

踊りながらの声出し(歌とか囃子とか?)が
「全員」になれるともっともっと良くなるね

表情もそうだけど。

演舞しながらの発声とか表情なんかは
きっと結構高いステップにあるものだと思います。

でも、そのステップまで進んでるってことですヨ☆

 

まだまだ進化が期待大な北山の風です

 

来週のグスク公演もたのしみです
(今日みたいな気温・天気だといいな~

 

 

ところで…

1歳、2歳、14年、15年とか?

舞台ででてきた数字、ちょっと混在してません??

年齢は「数え」と「満」との違いかもしれませんが、
ちょっとややこしかったです

最初、尚巴志に攻められたときの千代松が2歳ってなってて
「いやいや、どう見ても生後数ヶ月だし!」

って内心ツッコンだのはワタシだけ?
(実際には満1歳ってことですよね?)

 

 

 

 

最後に、国頭!

 

 

 

 

首里のへらへら武士?

 

 

 

…いや、やっぱり

 

 

 

首里のへろへろむし!?

 ( 前科→  )

  

 

 

首里のへらへら武士イメージ

 

 

 

……北山メンバーさん、真相求む。

 

 

  
今日もご訪問ありがとうございます。

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77~。

北山てぃーだの会の皆様、舞台写真展示してくださってありがとうございました

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毛氏先祖由来伝

2012年01月28日 | ・和心な本、琉球な本

毛氏先祖由来伝ゲット
(由来記とは別?)

写真は原本図ですが、
本文は読み下し文です。

たった6ページと、子孫三家の系図が入ったペラペラな冊子だけど、1000円した~
(買うワタシもワタシか…?)

 

  
 
 写真はキラキラ加工してます(笑)


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パレットくもじ、イベント盛りだくさん

2012年01月28日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

今年もこの時期がやってきました。

ここ数年、毎年行っている首里高校染色デザイン科の卒業作品展。
(ちなみに母校ではありません。母校は池上永一さんと一緒で首里王府重要御嶽の側(笑))

「第52回 そめおり展」

首里高染色デザイン科のファンなのです

前も言ったけど、ワタシ自身入学してイチから学びたいくらい(^ε^)
(でも体育とか数学とかはイヤだな~(笑))

高校生とは思えない、でも一方では高校生らしい、
ステキな作品の数々に出会えますよ!

「北山の風」のついでに是非こちらも立ち寄ってみては

 

第52回 そめおり展
(首里高校染色デザイン科)

2012年1月24日(火)~29日(日)
10:00~19:00(最終日は~17:00)

パレットくもじ6階 那覇市民ギャラリー。

 

 

ちなみにパレットくもじ4階は那覇市歴史博物館です。
現在「辻の歴史と文化」開催中。
テンペストにも出てきますね。遊郭街の辻です)
こちらも一緒にどうぞ☆

 

 

真和志高校クリエイティブアーツコースの卒展
りうぼうホール(パレットくもじ7階)で同時開催中。

こっちも顔出してきます。

 

  
じのんも行ってくる。欲しかった本、取り置きしてもらってるノダ☆
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天然ボケ真鶴

2012年01月27日 | ・『テンペスト』徒然

今日は新聞がおもしろいな~っと(笑)

 

ショクバでたまたま開いた琉球新報。

専門家の視点で見た「テンペスト」の記事。

 

「天然ボケ真鶴」

 

いや~、記事めっちゃ笑けた(笑)

新聞読んでこんなに笑えたのはじめてかも?

読みながらこらえようにもこらえられなくて
近くにいた同僚に「どうしたんスか」
ってツッコまれたよ(笑)

専門家のテンペスト批評なんて、どうせ堅くて批判的な内容じゃ?

なんてことは全くない。

 

内容(ツッコミ)、文体、サイコーっす!
(うっしっし

 

へー、でも「向氏=朝」って一般peopleは絶対知らないだろうから
(ワタシも知らなかった)
真鶴はきっと一般peopleの「驚き」を代弁してくれたんでしょうね(笑)

でも、専門家ならではの視点でテンペストを読む(ツッコむ?)のも
面白いですね(笑)

 

 

偶然にも?同じページには
「シリーズ 眠れる先人たち 墓所にたずねる琉球・沖縄史」
今回は浦添ようどれと赤犬子宮。

おお、タイムリー
(先週史跡めぐりしたばかり

 

さらに同ペーじ「あしゃぎ」は
高校時代の国語の先生が。

 

がじゅまるファミリー(4コマ)も面白かった。

 

今日は新聞が面白い。
 

 

  
映画「テンペスト」明日から全国放映スタート。
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中城御殿が…!

2012年01月27日 | ・琉球史散策/第二尚氏

やった~!

 

今日の一面トップ記事。

 

新聞開いたとたん、

ひとり万歳しましたよ(笑)

 

でも着工が2015年頃だとすると
公開はいつになるんでしょう(笑)

 

 

中城御殿、テンペストにもちらっとだけ出てますよ(^ε^)

 

  
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琉球浪漫シアター【9】三山物語~北山攻防譚

2012年01月26日 | ・現代版組踊レポ

琉球浪漫シアターⅢシリーズ
「北山物語~北山攻防譚~」

2012年1月22日(日)

那覇市民会館中ホール

出演/Teamシンカヌチャー

 

夏の「三山統一の王・尚巴志」の再演ですね。
(でも、タイトルが変わっていることには告知があってすぐに気付きましたよ(笑)やっぱりね(笑))

前回は、もう大変でした。

笑うのこらえすぎて(笑)

見終わったあと、体力使ってヘロヘロでしたもん

 

さ、そんなある意味思い出深い舞台の2回目!

4日も経過してしまいましたが(汗)
がんばって思い出して備忘録レビュー残しておきましょう。

 

 

まずは、今回1番腑に落ちたのはこれ。

尚巴志が三山を統一するのにじっくり機会をとらえ、長い年月をかけたことを説明した、
ストーリーテーラー談義師さんのこのセリフ。

 

「今風に言えば、めっちゃ空気読めるお方ってことですね!」

 

 

 

 

 

…なるほど。

 

 

 

 

 

だから空気読めない護佐丸はカットされたのか。 

 (前科→

 

…ごめん、パンフレットに「護佐丸」がなかったことで
舞台始まる前から笑えてしまったワタシなのでした(笑)

ホントはあのKY護佐丸が今度はどう出てくるか
密かに楽しみにしてたんですけどね~ うっしっし。
(残念!(笑) 護佐丸好きですよ(笑)

 

 

そして護佐丸カットにともない、
屋比久が大出世!!

護佐丸に代わって、中山軍の部隊長に任命されよった!
いえーぃ!屋比久、おめでとう!(笑)

 

 

さて、前回かなりぶっ飛んだ北山三角関係。

今回は本部役はオンナノコでした。
(恋愛模様が絡むのに演者さんが女子同士って珍しいかも…)

本部が攀安知の部下でありながら中山に寝返る、
その動機。

もちろん
「北山の民のため」
「それが天命である」
という、彼なりの正義ゆえ、
というのも見えましたが、

 

 

…ふっ

 

 

でも本音の本音はやっぱり乙樽なのね。

 

っていうのがすごい伝わった(笑)

 

北山王妃・乙樽と、北山王配下・本部、
幼き頃から許婚だった2人と、
その仲を引き裂いて乙樽を奪った攀安知。

「月の舟」楽曲での名場面。

最後まで北山王妃であることを固持する乙樽に対して
「北山の民のため」
と言いながらも
つい出てきた本部の本音。

 

いや~

 

 

ですね。

 

でもより人間くさくていいな♪ 

古今東西、政治や戦って、
結局は恋愛感情で動いているのかもしれませんね。

 

あ、前回感じた本部のキャラクターの混在による違和感、
セリフは前回と同様ながらも言い方がだいぶ押さえられてたので
気にならなかったです

 

 

さあ、そしてそして! 

攀安知の死に様が過去最高によかった!

あの狂気っぷりたるや。
毎回のコトながら「うおぉぉ…」って圧倒されましたね。

高笑いも健在。
(今回はアクシデントなし?(笑))

これまでは瀕死の状態でハケるというパターンだったけど、
その場で死に絶えたっていうのがよかった。
しかも仰向けに倒れたことでより壮絶さが。
それでこそ攀安知だよ!

そして中幕が閉じて、前に残った乙樽と本部の最期のやり取り。

泣き叫ぶ乙樽で暗転。よかったッス。

(で、やっぱりその後の乙樽がどうなったのか気になる(笑))

 

 

「裏切れば裏切られるのがこの世なら…、
中山の鬼鷲
(尚巴志)も、グソー(あの世)で会おうぞ」
(BY攀安知)

 

その53年後(1469年)。

 

「おのれ金丸、忌々しい。裏切り者めが!」
(BY第一尚氏忠臣・平田之子、屋比久之子)

 

…ふむ。

因果応報。

世の常ですなぁ。

なんてことを今回妙に改めてしみじみ思ったりしてね…。

(実はワタシの中で尚巴志という人物像は舞台のようなさわやかヒーローじゃないんですよね~
ずば抜けたカリスマ性はあったと思うけど、知能犯だし。
つまり、「リアルな英雄像・金丸」と同じなんです。)

 

さて、そんな印象の強い北山組の出番が終ったあとは、
尚巴志の首里城建設やら、その後の歴史やら。

おや?

前回よりも尚巴志がちゃんと「前」に出てる気がするよ?

少なくとも、本部・攀安知の死後は
しっかり気持ちが切り替わって尚巴志が印象付けられたように思えました。

展開はたぶん前とあんまり変わらないと思うけど、
北山三角関係を引きずったり
尚巴志が印象薄すぎってことはなかったです。
(ワタシは)

ストーリー展開が整理されたからかな?

見るの2回目だからかな?

初見だった人はどうだったんだろ。

演者さんも立て続けの大役、よく頑張りました!
(感服)


ダンスメンバーさん、
国頭さばくいの小芝居もオモシロかったよ(笑)。
細か…っ(笑)

三つ巴の舞も旗がプラスされてて良かったな
これからも更にバージョンアップしていきそうな予感!

乙樽が思わず本部に加勢して攀安知に斬りかかり、
攀安知が 「どいつもこいつもー!」って逆上するのに合わせて、
音のアレンジが更にかっこよくなっててシビレマシタ。

空手も相変わらずクールでカッコイイ!
(型そのものもそうだけど、演じてる目力も力強いのがイイ

クライマックスの「群読」はアカハチインスピレーション?

「声のパワー」、いい感じでした!

今後、もっと昇華していけそうですね

 

今後も楽しみな舞台です。

 

さぁて、北山つながりであさっては同会場で「北山の風」です。

本部も攀安知も乙樽も出てきます!

今回の「三山物語」と、「北山の風」との違いもまた見所の1つ!

繋がるようで違う、違うようで繋がる、この2つの舞台。

皆様、どうぞこちらもお見逃しなく★

 

1/28(土)
琉球浪漫シアターⅢシリーズ「北山の風~今帰仁城風雲録」
那覇市民会館中ホール 
18:30~
出演/北山の風メンバー(今帰仁村の中高校生)

 

写真はないので今帰仁グスク。
(撮影、2010年10月)
今帰仁グスク桜まつり、始まってまーす。


  
は~、次舞台までに書けて良かった…。
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よろしくお願いします(ノД`)
76―。

さ、裏のシゴト終らせよう…。

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THE年度末

2012年01月25日 | ・徒然日記

 

まだまだ裏も表も取り込み中。。。

 

THE年度末です。

 

思えば去年の(今頃の)ワタシはタフだったなぁ…。
テンペストガイド研修にガイド業。
裏のオシゴトもあってまさにフルで3足の草鞋でしたね。
でも去年のショクバは勤続年数最長者だったから
「勝手知ったる年度末」で、何かとやりやすかったってのはあるかも。
今年は見えない部分がまだ多くて、その分手間も時間もかかる…

 


すみません、舞台レビューまだ一文字も書いてません…

明日も……実は…UPできるか微妙…。

とりあえず、次の舞台が来る前には書かないと…

 

 

さあ、バッカスチョコ食べて、もうひとふんばり。

バッカスチョコが好きです。
ビールとかコーヒーとかゴーヤーとか苦いのはダメだけど、
チョコはミルクチョコやホワイトチョコよりも
ビター系やアルコール系の大人チョコが好きです。

バッカスチョコは季節限定チョコなので
コンビニで見かけたら買い占めます。

 

 

 
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うっしっし

2012年01月23日 | ・現代版組踊レポ

 

琉球浪漫シアターⅢシリーズ、
三山物語~北山攻防譚~

 

感想。

 

イメージで描くと、↑こんな感じです。

 

 

 

というわけで、

現在、シゴトの方が取り込み中

 

備忘録レビューは後日になります。

ごめんなさい

(明日UPできたら……いいなぁ…)

 

 

あ、150万アクセスプレゼント企画、
応募してくださった全員に結果通知メールをしております。
万が一届いていないという方がいればご連絡下さい。

当選された方は、現在準備中ですので
届くまで今しばらくお待ちくださいね

 

 

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テンペストが地上波に

2012年01月21日 | ・『テンペスト』徒然


↑クリックすると公式サイトにジャンプします。

 

・・・だ、そうです。

 

ほぅら、予想あたった

 

テンペストムーブメントを切らさないために
一連の流れを作ってきてますね?

きっと地上波でドラマが終ったら
今度はDVD化とかするはず。

…で、その時期に池上さんの新作が出たりして( ´艸`)
(琉球が舞台の新連載が始まってるらしいですね☆)

 

ちなみに、この情報はコメントも時々くださる
プニさんのブログで知りました。

プニさん、
原作の「テンペスト」を元に、
テンペスト検定なるものを作っています。

4級~1級まであります。

各級、10問ずつの8問~10問の全35問。

面白いので是非チャレンジしてみては?

めざせ、パーフェクト!
(え、ワタシはパーフェクトでしたようひっ(笑))

 

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歴史講座&史跡巡り終了

2012年01月21日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

 

琉球歴女な歴史講座again&ワンデートリップIN読谷

無事に終わりました。

予想を超えるたくさんの子ども達が参加してくれました。
(講座はともかく、ガイドするにはちょっと多すぎるくらいだったね…

前回、図書館でやった講座とは違って、
「琉球史に興味があって来ました」という人はごくごく一部で、
ほぼ全員が琉球に関する知識はゼロ。
現代版組踊を見たことある人もゼロ。
年齢層も幅広いということもあってか、
「大丈夫だったかな?」
「ついていけたかな?」
と、ちょっと心配も残りはするんですが…

 

ワンデートリップ(史跡めぐり)は
座喜味グスク、赤犬子宮、阿麻和利のお墓や尚巴志のお墓などへ。

こんなに大勢の人を連れてきたのは初めてです。
(あ、佐敷森、ツワブキ伐採されて道ちゃんとありましたよー。
平田之子と屋比久之子のお墓はアレでしたけど…)

尚巴志様、阿麻和利様、
お騒がせしました、
と一礼。。。

 

とりあえず、知識ゼロのコタチにとっては
短期集中の講座と史跡巡りで
ちょっと盛りだくさんで
いっぱいいっぱいだったかもしれないけど、

とりあえず、
今日のこと全部理解できなくてもいいのです。
一人でも、一部分でも、
何か心に残ったものを提供できていればいいな
と思います

 

あっ、北山炎華のプチ朗読劇、
なんとかできました!(笑)

攀安知も本部も部下も、
がんばってくれました!

生涯学習課の皆さん、ありがとうございました!

 

 
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「好き」を伝える

2012年01月21日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

大学の頃、
確か一般教養音楽枠のリレー講義だったと思うんだけど
その中で歌舞伎の話をする先生がいた。

若い女の先生だった。

元々和文化には興味はあったけど、
それは衣装や装飾、化粧という見た目に関する物で
歌舞伎役者や物語や仕組み、歴史などについては
知識ゼロ状態だった。

そんな状態で聞いた講義だったので
正直言って講義内容については
ちゃんと理解できてなかっただろうし
今もどんな話をしていたのかは覚えていないんだけど(汗)、

でも1つはっきり覚えているのがある。

 

ああ、この先生、

ホントに歌舞伎が好きなんだなぁ

 

歌舞伎についてしゃべっているその姿が本当に楽しそうで
目もキラキラしてて
聞いているこっちも思わず笑顔になっていた。

ぶっちゃけ、大学の一般教養のリレー講義って
その講義そのものに興味があって参加するという場合じゃないことも多いので
「暇つぶし」「寝る時間」感覚で参加したという学生も多かったかもしれないけど

その先生のあまりの好き好きオーラに
いつの間にか皆引きこまれていたようだった。


その専攻ではなかったワタシにとっては
この先生の講義はこの1回だけだったけど強烈な印象が残った。

(でもその2年後くらいにこの先生と一緒に歌舞伎を見に行こうツアーに参加したけど(笑)
トップの写真は実はその時の演目パネル( ´艸`))

 

 

話す側が本当にその事柄が好きで、
「この好きを伝えたい!」「この楽しさを伝えたい」っていう気持ちがあれば
内容自体は覚えてもらえなくても
気持ちはしっかり伝わる、ということ。

(もちろん内容もしっかり覚えてもらえるのがベストですが)

 

じゃ、というわけで、
好き好きオーラ全開で
「大好き!」「楽しいんだよ!」「面白いんだよ!」を伝えに、

行ってきます!

 

 
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プレゼント企画、受付確認

2012年01月20日 | ・徒然日記

150万アクセス感謝☆プレゼント企画
応募〆切は本日中となっております。

すでにご応募いただいた方には全員に
「受付確認メール」を差し上げています。

もし、

「応募したのに、確認メール届いてない!」

という方がいましたら
現時点で受付されてないことになってますので、
至急、再度ご連絡ください

といいますのも、
サイドバーにある「メッセージを送る」からのメールは
どうやら時々エラーになることがあるようで

送信者側からしたら送ったことになっていても、
実際にこちらに届いてないこともあるようです。

なので、このような確認の形をとらせていただいています。

 

あ、抽選の結果はまた改めて全員にメールしますので
今しばらくお待ちくださいね

よろしくお願いします

 

 

伊平屋のコドモタチ、明日は楽しんでFight~

 

 
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そういえば今日のめざましに谷原章介さん(浅倉~)IN沖縄で出てたね。
沖縄で先行上映されている「テンペスト3D」、舞台挨拶は谷原さんととみおばぁだったようです。

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知識<人間ドラマ

2012年01月19日 | ・琉球史散策/グスク時代

あさっての、
琉球歴女な歴史講座againの準備をしています。
(あ、史跡巡りもね~

で、なんでいきなり↑北山炎華?って思ったかも知れませんが、

実は講座内で
「北山炎華」プチ朗読劇を行なうことになりました!
(一部分のみですが)

11月の講座では私一人で朗読したんだけど、
私一人での力ではやっぱりイマイチ雰囲気でなかったので(噛み噛みだったし?
今回は主催者の読谷村教育委員会の方々を引き込んで、
攀安知役、本部役をやってもらうことになりました(笑)

(ちなみにそのうちのお一方は、昔、読谷村劇で尚泰久を演じた経験あり☆)

そしたら、ただ朗読を聞くだけじゃなくて
スライドでも画像を提示してみようか、
なんなら効果音やBGMもつけてみようか、と、
フリーの音楽素材サイトなどを探してみたら

結構イメージにあう素材を見つけまして…( ´艸`)

いや~、

楽しくなってきました(笑)

さらに、朗読者が前に並んでただしゃべる
…というスタイルはとらないでおこうと思ってます。
聴衆にとっての若干のサプライズ演出?も企み中…(笑)
実際の打ち合わせは当日の朝だから、あまり凝ったことはできないけどね。
(さぁ、どうなる?(笑))

 

なお、なぜ歴史講座でプチ朗読劇!?
と思われる方もいると思いますが、

「学」ではなく「楽」、

「知識」ではなく、「人間ドラマ」

という私のモットーに基づいて、
敢えて入れております☆

 

 
↑ぽちっとクリック応援お願いします♪


画像は「北山炎華」をブログで公開したときに使用した写真と、
冊子にしたときに挿絵と表紙を描いてくれた
PNグロスケちゃんとペスさん(…だっけ)
のイラストを組み合わせたものです☆

コメント (2)
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