こんな本を読みました。
発売されたときに本屋さんでぱらぱら読みしてたんだけど、
妙に気になって、先日ちゃんと全部読みました(笑)
この本は、歴史家さんが書いたものではなく、
「神人(かみんちゅ)」
が書いた、琉球の歴史の本です。
つまり、琉球の名だたる偉人や武将たちの「霊」から
歴史の真実を「直接」聞いた、というわけです。
まぁ、信じるか信じないかはさておきますが、
各地域に今まで残っている伝承や遺跡についても
現在まで言い伝えられてきたということはなにかしらの理由があるはずだし、
その事実は無視すべきではない、
という主張にはうなずけるものもありましたよ。
さて、この本には色々な歴史や人物(の霊)が登場するのですが、
1番衝撃だった“ほんとうの歴史”を紹介しましょう。
百十踏揚(の霊)曰く、
「鬼大城はタイプじゃない」
だそうだ。
…抱腹絶倒。
どんだけ笑わす気だ!(笑)
うぅむ、どうしてくれよう…(笑)
また、さらに
百十踏揚(の霊)が言ったそうです。
「阿麻和利は大変ハンサムで頭もよく、
心根の優しい男性だった」
どうやら2人ラブラブだったようで。
はい。
信じるか信じないかは、あなた次第です
阿麻和利の出生や子孫、
護佐丸・阿麻和利の乱やその後についても
記述があるのですが、
(かなりのトンデモ展開です。ここで全部紹介したいけどヤメときますね)
うーん、
でもコレがホントだとしたらさ~…
と新たな疑問も浮かんでくるわけで…。
とりあえず、
やっぱり賢雄の扱い、ヒドすぎ(笑)
恋に狂った男ほど恐ろしいものはない
だそうな。
はい、そういう類の展開ですよ。
(この類のものは他でも見たことあるので、ここはあまり驚かなかった)
とりあえず、どうせなら読谷にある阿麻和利の墓(伝)についても
記述が欲しかったっス。
あれこそ「民間伝承の遺跡」なのに
全く触れられてないもどうかな…。
あ、ちなみに肝高の阿麻和利についてもちょこっと出てました。
(でも、脚本は平田さんじゃないしー!とツッコんだワタシです…)
金丸の伊是名出身説の否定も
個人的にはなかなか面白かったです。
繰り返しますが、信じるか信じないかはさておき、です。
個人的に、
目に見えない人を超えた存在(世界)自体は否定しませんが、
歴史に対する色々な見方や解釈がある中の、
1つの説として楽しむといいかな?という感じです。
(あ、でも占いと一緒で都合よく信じたいところだけは信じましょうか。阿麻和利、百十踏揚ラブラブとか(笑))
民話や伝承も含めて色んな説を知りたい派のワタシとしては
なかなか興味深い本でした。
ちなみにこの本の装丁デザイン、結構スキです
アンダー撮影な今帰仁グスク~。