がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

当サイトの掲載写真・イラスト等の無断転載/無断使用を禁じます

きじむなー と けんむん

2019年07月30日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

お仕事依頼ページのサンプル画像に追加掲載していた
琉球物の怪のキャラクター化のイラスト。

毎度おなじみ

キジムナー と ケンムン です。

 

ケンムンは奄美大島キジムナー的存在なのですが、
その姿はキジムナーとはちょっと違う。

奄美のアレコレを絵で描いた
『南島雑話』に描かれているケンムン


毛むくじゃらの河童

という外見。

頭頂部が剥げてて、毛長で、手足は長くて、手先足先は黒い。

ぽや~っとした愛嬌のある顔をしています(^^)

 

そんな似ているようでちょっと違う、
キジムナーとケンムンを
私なりにデフォルメ&キャラクターにしてみました。

着彩は紅型調に隈取を施しました。


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漢那グスク

2019年07月23日 | ・琉球史散策/グスク時代

 

親子連れで大いににぎわっている
宜野座村の「道の駅ぎのざ」

その向かいにある丘が、
漢那(かんな)グスクです。

 

 

5年前くらいに撮った案内板。

今もあるかな?

それか、リニューアルされたかな?

 

 

グスクの内部を目指して丘にも行ってみたけど、
更地になっていて、なにやら工事をしていたようで
遺構などは見ることはできませんでした。

工事は住宅などではなさそうだったので、
展望台的なものかな?とその時は思ったんだけど、
結局なんだったんだろう?

(今はもしかしたら入れないかも?未確認)

 

 

上からの眺め。
(まだ道の駅ぎのざができる前)

案内板にもある河口の入江が良く分かります。

かつて、多くの山原船が行き来した場所。

 

↑クリックで拡大

 

現在。

 

山原船の賑わいはなくなりましたが、

かわりに

多くの子どもたちの声で賑わう場所になっています。


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思五郎が行く、再チャレンジで読了

2019年07月21日 | ・和心な本、琉球な本

 

 

『思五郎が行く(上下)』
(与並岳生著/新星出版)

小説『百十踏揚』を書いた世並岳生さんの、
玉城朝薫を題材にした小説です。

 

この本を最初に手に取ったのは
実は9年前。

読み始めたはいいものの、
その時のワタシにはなかなか入りづらく、上巻の前半で挫折。

 

あれから時が経ち、
近世の知識も入って来たし、
組踊300周年のこの機会に
もう一度チャレンジしてみるのもいいかも?
と、図書館で手にしました。

9年前、自分で購入して持っていたものの、
挫折によりいつだったか断捨離してしまい、
もう手元になかったのです。

しかし…やはり琉球史モノは断捨離するべきじゃなかった~(後悔)。

小説としてもさることながら、
与並さんの小説はうんちくが豊富で
(これが時にはつまずきにもなるのですが…(苦笑))
歴史ネタの宝庫、とも言えるのですよね…。

どこまでまた買い直したいですね…。

 

 

さて、この小説は組踊を創ったことで有名な
玉城朝薫が生まれてから死ぬまでを描いた物語。

その過程で、組踊や江戸上りのことはもちろん、
同時代の偉人たち、
尚敬、蔡温、程順則、平敷屋朝敏も登場。
そして薩摩や江戸の大和の著名人や、徐葆光などの清国人も。

今回無事に読了できたのは
主に「現代版組踊 琉球伝信録」をきっかけに、
その時代やできごとをあらたか知っていたから
と言うのも大きいかも。

そうそう、同時代が舞台の小説『黙示録』(池上永一著)も5月に再読してたしね。

 

読む側のワタシに知識のベースができていた。

それがなかったから、
9年前はついて行けなかったのかも

 

今回この『思五郎が行く』を読んでの1番の収穫は
「踊奉行ではない玉城朝薫」が大いに知れたこと。

朝薫と言えば組踊、組踊と言えば朝薫。
「劇聖」とあがめられる琉球の偉大な芸術家。

今日、朝薫はそういう枠でしか語られないし、
そのイメージしかなかったのですが、

彼が踊奉行だったのは人生の中の一時期にすぎず、
むしろそれ以外の役職についていた時期の方が多いこと。

彼は確かに芸能の才能に秀でた芸術家であったけれども、
王府のいち役人、しかも今の大臣にあたる官僚でもあった、ということ。

那覇港の、海中に堆積していた泥をさらうという
一大土木工事の監督責任者でもあったってのはびっくり。

その土木工事の存在自体は知ってただけに、
それが朝薫と繋がってたとは思ってなかったよ。

朝薫の才能・活躍の幅を知り、
目からウロコでした。

 

人物描写としては、
朝薫は多くの人に愛された、優しくて努力家で誠実な人。

蔡温は琉球のためにと振るうその才能と実行力が頼もしいながらも、
その強引さがなかなかのワンマンぶり。
見方によっては策士っぽかったり。

でも蔡温VS朝敏(平敷屋・友寄事件)に関しても
どっちが善(是)か悪(非)かとかではなく、
どちらにもそれぞれの正義や言い分があり、
そしてどちらにも至らない部分、欠点がある。

尚敬王然り。

当時の琉球をとりまく環境、状況、矛盾点、
その上にそれぞれの理想や信念や思惑が絡み合ってて、
理解が深めることができました。

 

現代版組踊 琉球伝信録とかも、
まさにこの話でもあるから
演者さん、関係者さんでまだ読んでない方は
是非読んでみて!
役作りの参考になるかも☆

 


朝薫の墓

 

「手水の縁」のこととかもね。

これは同じ与並さんの代表作、「百十踏揚」に出てくる
「護佐丸と阿麻和利の関係」にあたる部分だと思いますね。

 

もちろんこれは小説なので、
書かれていることすべてが"正しい"わけではなく、
作者の憶測や想像、脚色などもあるのでしょうが、
(朝薫の奥さん、ンタルのこととか、
朝薫の最期とか、そのあたりのこととかキニナル…)
与並さんはそのあたりの史実とフィクションの入れ方がすごく巧妙で、
しかもリアリティがあるから、
どこまでが史実でどこからが脚色なのか、気づかないくらい。

その点、今度はこの小説をベースに、
歴史的な事実を調べて行こう。


「次」につながる、そんな指針をくれた小説でした。


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長寿宮・長寿寺跡

2019年07月20日 | ・琉球史散策/グスク時代

 

夜の歓楽街として有名な、那覇市松山。

窓のない大きな建物に囲まれた
そんな一角、

 

 


セクシーなお姉さんの幕が掲げられている、
そんな場所のすぐそばにたたずむ、

ひとつの史跡碑。

 

 

「長寿之宮」

 

 

尚金福王の時代、
当時"浮島"だった那覇と本島を繋ぐ海中道路、
いわゆる長虹提の建設計画が上がる。

国相・懐機は
海を埋め立てて道をつくるという難工事は
神仏の力なくしては成し遂げられないとし、

祭壇を設け、
二昼三夜祈ったところ、
水が引き海底が表れた。

いまだ!と人民を総動員して
(そのイメージ写真がこちら

みごと長虹提を作り上げることができた。

懐機は神仏に感謝し、
長寿宮を建てて天照大神を祀った。
また、長寿寺を建てた。

 

参/『球陽』

 

 

実際、この場所は長虹提のそばにあたります

 

当時は神社お寺は二つセットだったので(神仏習合)
長寿宮・長寿寺が同じ場所に建てられた(併設)、
ということですね。

 

銘には「長寿之宮」とあるので
長寿宮(長寿神社)跡なのですが、
同時に長寿寺跡でもあるのです。
(本によってはここを長寿寺跡として紹介しているものも)


また、長寿寺は懐機が私邸を喜捨して造られたとあるので、
まさにここは

懐機のおうち跡

とも言えると思います。

 

なお、長寿寺は明治に廃寺になり、
長寿宮は浮島神社と名前をかえ、色んな経緯をたどって
現在は波上宮に移されています。

戦前までは祠が残っていたそうなので、
今あるこれは、それを元に建てられたものなのでしょう。

 

参/
『沖縄の神社』(加治順人著)
『沖縄は仏教王国だった』(川上正孝著)
『三十六の鷹』(亀島靖著)

『沖縄大百科事典』


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中城高原ホテルと中城グスク(遠景)

2019年07月17日 | ・琉球歴史/文化風景

 

中城村泊の農道から望遠レンズで撮った
中城グスクと廃墟ホテル(中城高原ホテル)。

遠景で見るとなんだか新鮮。

 

…と同時に、

アレ?

こんなに廃墟ホテルって見えてたっけ?

ほら、平場になっているとこ。

 

 

解体に伴って周りの伐採とかをして
見えやすくなったのか、

この撮影場所からなら見えてたものなのか、

それとも単に私が気づかなかっただけなのか?

 

こうやって遠景で、横からみたら
グスクと張る、なかなかの広さですよね。
(っていうか、当初はそれこそ「グスク」を建てたかったんだよね…)

 

 

アップで。


ここから見ると、
まだ大して何も変わってないように見えますが、
今は内部の撤去作業をしているようです。

ダイナマイトや鉄球で一気にバーン!
…というわけにはいかないですからね。

歴史の道という史跡のど真ん中に建っているので
周りの史跡を保護しつつ
慎重に時間をかけて解体されていくのでしょう。

 

2019年7月の記録として。


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「沖縄=マリンリゾート」の歴史

2019年07月15日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

 

今日は海の日。

ということで、過去にUPした海写真の一部を再掲載。

 

 

 

海と一言で言っても、
日の出( )や日の入り( )の時はまたガラッと雰囲気が変わるし、
夜の海なんかも神秘的で素敵。

 

 

それでも、

やはりこの晴れた日の青い海には、
いつ見ても、
ウチナンチュでも、
テンション上がりますよね。

 

 

そしてこの透明度。

思わず全く用意がないのに
ざぶーん!と服のままダイブしたよ。
(そしてぬれたまま帰宅(笑))

 

 

本土の人にとっても、
現代に生きるウチナンチュにとっても、
沖縄と言えば

海!

しかも

青い空!

青い海!!

白い砂浜!!!

 

先日放送されたRBC特別番組「おきなわMOSAIC」、
#残したい沖縄 
でも、海が断トツでトップでした。

 


まさにこのような。

 

 

 

このように定着しきった
沖縄=海
のイメージですが、

このような、
いわゆるリゾートとしての沖縄の海というのは

沖縄が復帰した1972年、
「沖縄振興開発計画」の中で
戦略的に作られていったイメージなのだとか。

そうです、海洋博です。

名前からも分かる通り、
海をテーマにした一大イベント。

この時に沖縄の海を観光資源として大きく売り出し、
マリンリゾートを目的にした観光客も増加。

そしてそれは現在も続いている…というわけです。

(ちなみに、
じゃあ復帰前までは、沖縄に旅行に来る人は何を目的にしていたのか
というと、沖縄戦の慰霊旅行なのだそう)

 

なので、歴史的にながーい目で見ると、

沖縄=海ー!!(ウェーイ!)

ってなったのは、ここ最近のことであって
意図的に売り出されて定着したイメージ、
ということになります。

 

だから、復帰以後の時代に生まれた私としては
「沖縄と言えば海!」っていうのが既に出来上がっていて、
それが当たり前の感覚だけど、


もしかしたら、復帰前の、戦後すぐ生まれの方などにとっては

「沖縄と言えば海!」とはまたちょっと違った感覚があるのかもしれませんね。

年配の方だけに #残したい沖縄 を聞いたら
もしかしたらまた違った結果になっていたのかも?

 

 

青い空、青い海、白い砂浜自体は
今も昔も(王国時代も)、
変わらずそこにあったものだけど、
最近まではそれが価値あるもの、地域の宝(特色)、だという事には
気づいていなかった、活用していなかった。

復帰後、それを見出し、活用し、成功・定着した。

しかしそれは同時に「THEリゾート沖縄」による
弊害や矛盾(リゾートホテル建設による自然破壊など)
という面も生み出してしまった。

 

 

観光立県沖縄、まちづくり、まちおこし…etc

このリゾート沖縄の歴史・出来事からは
色々と考えさせられるし、
良きも悪きも学ぶべきだな、
と思った次第です。

 


 ↑クリックで東洋経済STOREにジャンプします

 

以上のような内容にも触れた
先日の浦添市市民大学公開講座で紹介されていた本。

『沖縄イメージの誕生』(多田治著/東洋経済新報社

 

読んでみたいと思います。

 

参/
RBC特別番組「おきなわMASAIC」
浦添市てだこ市民大学公開講座「浦添・沖縄の歴史とその可能性~足元に眠る『宝』を掘り出す~」


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琉球・沖縄の歴史文化を楽しむためのお仕事、お引き受けします

2019年07月13日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

 

◆2023.8 ポートフォリオサイト開設しました◆
サンプル画像等はこちらから ↓
 
 
 

~琉球・沖縄の歴史文化を楽しむためのお仕事、お引き受けします!~

<得意範囲>
琉球史/グスク/考古/文化財/紅型/博物館/教育普及/ワークショップ・教材/学校教育/観光
学芸員資格を取得(2022.3)しました!

 

◆既存のイラスト・写真の二次利用依頼

◆イラスト・写真の新規依頼

◆企画協力・歴史ガイド・歴史講座・ワークショップ・取材・企画協力などの依頼

 

1)依頼したい内容(※二次利用希望の場合は、該当する画像が載っているブログ記事やツイッターのURLも)
2)日程(締め切り)
3)依頼に対するご予算

以上の3つを明記の上、こちらのアドレスまでご連絡下さい。

☆を@に直してご利用ください

 

 

☟☟イラストのサンプルはこちら☟☟

 
ポートフォリオサイト

 



 

☟☟過去の実績☟☟

 

【イラスト】について

イラスト利用実績例

<書籍>
●『琉球戦国列伝』(ボーダーインク)2012
●『あやしい!目からウロコの琉球・沖縄史』(上里隆史著/ボーダーインク)2014
●『人ものがたり』(琉球新報社)2015
●『琉球歴女の琉球戦国キャラクター図鑑』(ボーダーインク)2018 
●『新装改訂版 琉球戦国列伝』(ボーダーインク)2022 


<新聞・冊子>

● 沖縄タイムス65周年特集「今も昔も宝島―琉球の歴史と文化と健康エンターテインメント」
● 琉球新報りゅうPON!「人ものがたり」連載
● 南城市広報誌「なんじょう」表紙
● デアゴスティーニ「週刊 日本刀」
● 沖縄タイムス「首里城時代の地図②」
● 中城村広報誌「広報なかぐすく」表紙
● 浦添市内小学3・4年生社会科副読本『わたしたちの浦添市』挿絵
● 沖縄県「首里城復興STORY」マンガ作画(モーションコミック展開)


<その他>

● 勝連城跡前あまわりパーラー自販機
● NHK特番「琉球王国の秘密~ドラマ・テンペストの世界~」
● 教育旅行・団体旅行向け体験プログラム「琉球浪漫ミニシアター」パンフレット教材
● 現代版組踊「屋蔵大主物語」を活用した地域活性化プロジェクトツアーパネル
● 現代版組踊「肝高の阿麻和利」スタンドバナー、販売パンフレット、15周年記念のぼり
● トヨタカローラ沖縄CM 阿麻和利&百十踏揚パペット人形デザイン
● 2013オールトヨタ夏休みキッズカーニバル琉球偉人ぬりえ原画
● 体験王国むら咲むらを拠点としたタイムスリップ!読谷歴史ツアーパンフレット
● 名護市溝原貝塚発掘調査看板イラスト
● 『護佐丸の血を引き継ぐ者~毛氏子孫の物語』展 ポスター、展示パネル
● 保育園・幼稚園対象、歴史紙芝居
● AMAWARI HOTEL(うるま市) 壁面ビジュアル
浦添市三大王統デジタル紙芝居(舜天/英祖/察度)
● 中城城跡関連グッズ2020
 (御城印、御城印帳、クリアファイル、エコバック、のぼり、テーブルクロス、記念切手、泡盛ラベル等)
● 企画展「中城城跡 新たな発見~この10年の発掘成果展~」展示用イラスト
● 琉装苑ロゴ・イメージキャラクターイラスト 
● TAO Factory イベントキャラクター 
● 中城城跡関連グッズ2021(御城印2021ver、キーホルダー)
● 沖縄国際大学/嘉陽グスク想定復元イラスト 
うるま市歴史ショートアニメ「勝連おもろそうし」歴史資料原案・資料イラスト提供 
●うるま市/あまわりパーク内タブレットコンテンツ 作画資料
● うるま市/TAO Factory 舞台パンフレットイラスト
● 中城城跡関連グッズ2022(琉球歴史キャラクターカード)
● 沖縄国際大学/北谷グスク想定復元イラスト
● 沖縄国際大学/名護グスク想定復元イラスト
● 沖縄国際大学/糸数グスク想定復元イラスト
● 沖縄県立博物館・美術館「英雄 尚巴志展-はじまりの統一王-」展 パネル
● 沖縄県立博物館・美術館「万国津梁の鐘のものがたり」イラスト
●世界遺産 琉球王国のグスク コラボ御城印 企画協力・デザイン・解説
●お城EXPO2022 沖縄ブース共通のぼりデザイン
●お城EXPO2022 中城城跡 護佐丸紹介パネル 解説・デザイン
● 沖縄国際大学/与論グスク想定復元イラスト
●中城城跡×座喜味城跡 コラボ武将印 護佐丸 企画協力・デザイン・解説
●おきなわ彩発見 動画コンテンツ「万国津梁 琉球王国の歴史」イラスト(一部)

 

など 他

 


【写真】について

写真利用実績例

<受賞>
● 第6回沖縄の水デジタルフォトコンテスト入賞・入選
● I Love うちなーデジタルフォトコンテスト うちなーの食べ物部門入選

<書籍>
●『琉球戦国列伝』(ボーダーインク)
●『琉球歴女の琉球戦国キャラクター図鑑』(ボーダーインク)

<新聞・冊子>
● 沖縄タイムス65周年特集「今も昔も宝島―琉球の歴史と文化と健康エンターテインメント」
● トヨタカローラ沖縄季刊誌ティアララ
● 沖縄トヨタ「充実・安心カーライフ」表紙
● 第3回プリウス・アクアカップ2014燃費王決定戦リーフレット

<テレビ>
● 沖縄トヨタ自動車CM エスクァイア「ここからだ篇」
● 沖縄トヨペットCM エスクァイア「ここからだ篇」

<インターネットサイト>
● たびらい沖縄・達人指南「今帰仁城跡」
● 多言語沖縄観光情報ポータルサイトOkinawaTravel Info

など 他

 

◆写真サンプル◆

 
  
  
   

 



 

【企画協力・歴史ガイド・歴史講座・取材】について

実績紹介

【企画協力】
● テンペスト体感ツアー/角川マーケティング
ラジオドラマ『月下に語る』・朗読舞台『月下に語る』/FMよみたん&TAO Factory
● 現代版組踊大交流会&ファン感謝祭2012
沖縄トヨタグループ×Ryukyu Kingdom CM及び関連プロジェクト
● 沖縄タイムス65周年特集「今も昔も宝島―琉球の歴史と文化と健康エンターテインメント」
● 体験王国むら咲むらを拠点としたタイムスリップ!読谷歴史ツアー/読谷村観光協会
● NHKテレビテキスト「趣味どきっ!開け!世界遺産」
● 世界文化遺産プロモーションコンペ
● かざり細工朔望 商品共同開発(石積ピアス)
● 博物館 ワークショップ教材(石積みハンコ/琉球鍬形)
● お城EXPO2020出店ブース/中城村観光協会

 

【歴史ガイド・歴史講座】 
● 池上永一氏公認テンペスト体感ツアー公認ガイド/角川グループ
● オモシロ琉球史講座:古琉球の偉人たち/読谷村立図書館
● 琉球歴女のおもしろ琉球史講座&ワンデートリップ/読谷村教育委員会生涯学習課
● 南城市尚巴志語り部事業:歴女の尚巴志歴史ユンタク会/南城市
● 某中学校総合学習(琉球史コース)授業づくりアドバイザー&ゲストティーチャー
● 中学生対象琉球史講座&世界遺産巡りガイド(2010年~2017年)
● 桜坂劇場(桜坂市民大学)×ボーダーインク 特別講座
● 和々とめぐる琉球浪漫ウォークin中城グスク+α


イラストや図解などを使って視覚的にアピールするのが得意です。
教育現場・子ども相手の実績多数→総合学習や道徳(琉球史をベースにした郷土分野)など。

参)私の歴史ガイドのスタンス→「ガイド考」


個人依頼/自主企画の歴史ガイドは現在お休み中です

 

【取材(インタビュー)】
● 沖縄タイムス「島人夢人」
● 朝日新聞(九州版)「沖縄の40年ルート58」
● 琉球新報「オキナワ熱中女子」
● 現代版組踊「肝高の阿麻和利」販売パンフレット
● たびらい沖縄・達人指南「世界遺産・琉球のグスク群の楽しみ方」「座喜味城」「今帰仁城」
● FMよみたん「ゆんたんじゃ出番ですよ」出演(6回)

 

など 他


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中城城「再現」計画

2019年07月06日 | ・琉球歴史/文化風景

 

 

画像↑の新聞記事の見出しを見て、

「えっ!!??!!!Σ

ってなった方、

ご安心ください(笑)、

60年前の話です。

 

 

今日は、復帰前、中城グスク(建物)再現の計画があったという話。

 

 

中城グスクの再現って、首里城みたいに?
それっていいじゃん♪

 

と思うでしょ?

 

その築城プランと言うものがこうです。

 

●大きな観光資源として、沖縄の観光事業振興に寄与するのがねらいである。

 

ふむふむ。

 

●中城公園は自然環境に恵まれ、
完全に残された古城が強みで、観光地としては最適の条件である。

 

ふむふむ。

 

●本丸(一の郭)からの展望が特によく、
東海岸、西海岸、慶良間列島、遠くは国頭の連山も良く見える

 

うん、そうだね。

 

●…ので、本丸跡に5階建ての中城城を再現して

 

…ん!?

 

●屋上には展望台を設ければ更に眺めはよくなり、
本島全体が展望できるので沖縄名物になること間違いなし!

 

いやいやいやいやいや!!

 

●(建物の)設計は文化財保護委員会の研究によって
努めて中城城をそのまま再現したい!

 

5階建ての時点でそれはもう中城城じゃないし(汗)

 

5階建てって…絶対本土の天守閣を備えた城をイメージしてるよね…。
(記事内の城の写真は"築城ブームで再建された彦根城"と…)

その頃本土では築城ブームだったらしく
この中城城の「再現」計画も
必ずブームを巻き起こすだろう、と
陸運課観光課係職員は賛同していた、とのこと。

 

この計画を打ち出したのが
高良一氏。

 

はい、中城高原ホテル(廃墟ホテル)の創立者です。 

 

文化財保護委員会の許可が下りれば
すぐにでも着工したいと自信満々。

計画通り実行するために、最悪の場合は
重要文化財の指定解除もやむなし!
と強硬姿勢だった高良氏。

 


この件は観光(経済)か、史跡保護か、と
大きな論争が繰り広げられたらしいのですが、

結局、一の郭へのトンデモ中城城の建設はなくなり、
時を移して作られたのが、

あの中城高原ホテル

ということになります。

そして、その後の結末は、皆様ご存知の通りであります。

 

参/『写真が語る護佐丸の居城―中城城跡とその周辺』(中城村教育委員会/平成16)

 

 

観光と、文化財の保護と、活用と。


何に価値を置くのか、

何が大切なのか、

何が求められているのか、

これからも考えていかないといけない大切な視点です。


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女首長も、キラキラ化

2019年07月02日 | ・琉球史散策/第二尚氏

琉球史人物のキラキラ化シリーズ
今回は女子です!

(【描いてみた】【キラ男子】と分けての
キラキラ化シリーズでは
過去には神様聖獣もございます)

与那国島の女首長、サンアイイソバさんです。

実はキャラとしては習作として既に公開済み

このカラーイラストも1年前に描いたものです。

(慣れないアングルで描いたので
なんだかちょっと気に入らなくてひっこめていましたが、
せっかくなので少しトリミングして載せちゃいます)


肝っ玉母さん+女性体育教師なイメージのイソバさんですが
(『琉球戦国列伝』ではそれ)
キラキラ化に伴い、強気な乙女風に。

ハジチと腕輪の模様、青ビーズのピアスと藍色の服、
貝、それからお馬さんに与那国(先島諸島)エッセンスを。

島の女性と言うこともあり
神女モチーフの白いハキマキを。

 

おかっぱ頭なのは、前も書いたけど
新里堅新先生(BY『首里城ものがたり』)のイソバさんのオマージュです。


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