がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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退職のご報告

2019年03月31日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

私事ですが、

本日、2019年3月31日をもって、

"表"の仕事を退職、と相なりました。

 


ワタシは琉球歴女としての仕事を「裏シゴト」「裏」、
対して、生計を立てている本業を「表シゴト」「表」と呼んでいます。

 

"表"の事なので、
"裏"であるこのブログに書くのもなんかな…と思いましたが、
"表"関係で縁があり、
ブログを見てくれている人もいるようですし、
SNSで繋がっている人もいますので
こちらでもご報告させていただきます。

 

琉球史にハマったのは
"表"とは直接は関係ありませんでしたが、
私が長年のブランクを経てイラスト描きを再開したのは
"表"での出来事や出会いがきっかけでしたし、

あれもこれもそれも…と、
"表"から繋がった様々なご縁や出来事を思うと、
やはり、今の琉球歴女としてのワタシも、
"表"のシゴトがあってこそ、のものだと改めて実感しています。

 

この十数年もの間、

"表"で繋がった全ての人へ、

本当にお世話になりました。

ありがとうございました。

 

 

ありがたいことに、ご縁があり、
少し春休み(充電期間)を頂いた後、
新しい世界(分野)に飛び込むことになりました。

社会人一年生のつもりで
またイチから勉強させていただく所存です。

そして、
これまでの"表"の経験も生かして、
私自身が更にパワーアップしていけるように、
やりたかったことに近づけるように、
精進していきたいと思います。

 

これからもどうぞ、
見守っていただければ幸いです。

 

 

― 和々 ー

 

 

「やってみよう」 フルver WANIMA【公式】

 

これ、2017年のマイテーマソングでしたが(表裏共に)、
今の状況の方がより心に染みますね…。

au三太郎の映像も、
すっごい楽しそうで何事にも一生懸命って感じで
見てて元気がでる

明日から始まる2019年度、
再び私のテーマソングにしたいと思います。

 

とにかくまずは

「やってみよう」!


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2018年度最後は琉球伝信録

2019年03月30日 | ・現代版組踊レポ

 

琉球伝信録

2019年3月23日(土)

上山中学校体育館

那覇青少年舞台プログラム+チーム鬼鷲(有志)

 

初演(夜公演)を観劇しました。

 

年度最後の現代版組踊(沖縄)は琉球伝信録、
というのがパターンになってきました。

毎年のことながら、年度末のバタバタで
なかなかじっくりレビューを書くこともままならないのですが、
少しだけでも書いておきます。

 

まずは、会場のこと。

公立学校の体育館ということで、
ホール会場が取れなかったであろうことを察しつつも
照明とか舞台美術とか音響とか、
一体どれだけできるんだろう?…と。

でも照明も音響もかなり機材を持ち込んでいて、
背景の首里城幕も健在でビックリ。
(え、これどーやって設置して上げ下げしてるの???)
こんなハイテク仕様な体育館、初めて見たぞ?

 

懸念していた座席も、
後方に椅子席、前方は地べたでしたが
体育館ということでゆったり座れて
お客さん同士の圧迫感とか、視線が遮られるとかは
ほぼなかったです。

演出的にも、舞台上で演技進行してくれたのは
とてもありがたかったです。

(ただ唯一、朝敏の捕縛シーン「だけ」、
舞台下演出だったので見えにくかったのが残念
見せ場なだけに、ね…)

 

音響はね、もうしょうがない。
普通の体育館での音響って、難しいんですよね…。

そもそも体育館はスポーツをするための施設だしなぁ…と
改めて建築構造の違いやそれが与える影響の大きさに納得。

それゆえ、音響面では公民館よりも難しい。

那覇チームの売りであるバンド音響は概ねばっちりでしたが
そっちのマイク?との兼ね合いか、
役者の声がスムーズに届かないことがちょっと多かったかな…。

これはしょうがないとは思いつつ、
やっぱりもったいなかったな、というのが正直な気持ち。



次は是非ともホール会場が取れたらいいね…

と思っていたら、

夏に!

てぃるるで!!

琉球伝信録決定!!!

しかも!!!!

平田さんや他の現代版組踊チームとの特別公演!!!!!

これは朗報!!!

見逃せませんね☆

 

 

 

さて、話を戻しまして。

主人公の4名は今回初キャスト?なのか、
どれも新鮮に感じました。

男の子朝敏は初めて見た気がする。
女の子朝敏の時は無邪気でかわいい系キャラな印象だったけど、
男の子だとまたそれともちょっと違って見えました。
かわいいという印象は薄まって、
より逞しいというか、そんな感じ?

 

蔡温は去年よりもより強硬な感じが強かったな。
朝敏が連行された後、ハケる時にすこーし立ち止まったこと以外は
なかなかワルな人物表現でした。

この舞台での蔡温は、肝高の阿麻和利での金丸みたいに
色々解釈&表現ができると思っているスパイス的存在なので、
演者さんがどんな解釈をしてどう表現するか、毎回楽しみです。

 

名護親方は安定のおじいちゃん。
ほくろも健在(←そこ?(笑))
名護親方はサトウキビ畑のシーンが好きです。
三司官らを鬱陶しがって煙に巻くあたり、
人間味があって好き。

 

朝薫も安定した優等生。
思えばワタシが受ける朝薫の印象って、初演の頃から変わらないかも?
1番上品で優等生だからかな?
はっちゃけたり感情をむき出しにすることもないしね。
人物の個性って、弱点や欠点に現れると思っているので…
(とはいえ、さすがに『黙示録』の朝薫みたいに
ぶっとんだキャラ設定にするわけにはいかないだろうけど😅

どの演者さんでも安定のTHE玉城朝薫。
それが悪いという意味ではなく、
なんとなくそんなことを思いました。

でも今回ダイナミック琉球で
朝薫の扇子バージョンが見れたのは嬉しかったな♪
力強さの中にある優雅さ、それでこそ朝薫だ!

 

 

ストーリーや演出などについてのアレコレは
前回がっつり書いたので割愛。

(朝薫が朝敏の連行のすぐ後のナレ死で、唐突な感じがするから
彼の死の布石は、やっぱりちょっとあったらとは思うけれども…

 

 

そういや、今回尚敬の佇まいが妙に印象的だったなぁ。

少年だけど(※13歳即位、19冊冊封)、
王様としての凛とした雰囲気があって、
部下らを見る時が、流し目っぽくてがセクシー(!?)♡

そして最後の、
「あの世」についての会話で初めて見せる笑い声にギャップ萌え。

(ワタシ、尚真は無邪気系で描くこと多いけど、
この尚敬だったら同じ10代王でも全然違った感じで描くなぁ~)

 

 

アンサンブルさんは友情出演のチーム鬼鷲を加え
大人数でとても華やかでした。

小学生メンバーも頑張っていました!

チーム鬼鷲メンバー、
県外の公演にも参加してたり
色んな舞台で活躍していますね~。
毎度ながら、スゴイです。

 

 

 

さて、この辺でタイムリミット。
(レビュー書いててうまくまとまらなかったり、
キリがない時もあるので、もう書く時間で区切ることにしました。
尻切れトンボ感があるのはご容赦を!

 

夏公演にも期待しています!


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リテイク版・三五郎尾

2019年03月25日 | ・琉球史散策/第一尚氏

 

『琉球戦国列伝』リテイク版、

2人目は、

 

三五郎尾(さんぐるみい)


…音の響きが面白いですよね(笑)

 

 

【人物データ】

南山王・承察度の甥。

1392年、明の南京国子監に留学、20年近く滞在した。

琉球の朝貢貿易の現地スタッフとしての役割も果たしていた。

帰国後の1410年には中山王・思紹の使者として登場。

 

 

琉球の対明貿易現地滞在スタッフ!

国子監留学生、ということで
きっと頭も良かったことでしょう。

 

今回のリテイク版では
生員(国子監合格者)用の服に衣替え。

国子監留学中…ということで
年齢設定も本よりも少し若めにしました。


なお、『三十六の鷹』では
他魯毎の側近として登場していました。


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リテイク版・早田六郎次郎

2019年03月13日 | ・琉球史散策/第一尚氏

 

『三十六の鷹』のレビュー

(続く)

と書きながら、
しばらく無関係な記事が続いておりましたが…

続きです。

 

『三十六の鷹』には
『琉球戦国列伝』で描いたマイナー系キャラも結構出てきていて
本を読んだことで、彼らを改めて描きたくなったのです♪

 

一人目が

倭寇の早田六郎次郎!
(ワタシは彼を昔から早田さんと呼んでいる)

三十六の鷹では小次郎、
早田左衛門の「弟」となっていますが、
戦国列伝では早田左衛門の「子」。

別人?それとも小説のアレンジ?とも思いましたが
朝鮮に行くくだりもあるので
やはり小次郎=六郎次郎なのだろう、と。

戦国列伝(史料による記述)で見る早田さんは
かなり姑息なTHE倭寇という印象なのですが、

小説では男気あふれる海の男って感じで
悪党な感じはなかったです。

 

三十六の鷹バージョンの彼に
描き替えてみようかとも思いましたが、
戦国列伝のリテイクバージョンと言うことで
史料で見る姑息な印象はそのままに
今のワタシのタッチにしてみました。


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斧型矢じり

2019年03月10日 | ・琉球史散策/第一尚氏

 

琉球の「弓キャラ」と言えば、
その人物エピソードから

尚徳と
奄美の糠中城。

 

『琉球戦国列伝』(↑)
『琉球歴女の琉球戦国キャラクター図鑑』(↓)でも、
もちろん弓と一緒に描いています。

 

琉球の弓は大型で、
地面に立てて安定させて射ていたということと、

また、その矢(矢じり)は斧型が多かった、

というのは知っており、
特に斧型矢じりは特にこだわりを持って描いていました。

(※『琉球戦国列伝』では掲載サイズのバランス上、
弓はやむなく小さくしてあります)

 

斧型矢じりは、普通に尖がった矢じりよりも威力があり、
刺さると抜きにくく(抜いたら更に傷口が広がる)
殺傷能力が高い武器。

 

 

以前、韓国の歴史映画『神弓』を見ました。

 

映画『神弓-KAMIYUMI-』予告編

 

1636年、丙子の乱を描いた
清VS朝鮮の物語。

タイトルにもあるように、
主人公は弓の使い手。

弓のシーンが多く出てきます。

 

 

斧型矢じりだ!!

 

 

…って、

あれっ!?

 

 

……はい、

ワタシ、なんとなく

斧型矢じりは横になるように

構えるもんだと思い込んでいました…。

根拠はなく、ホントになんとなく。

 

でも
尚徳イラストでは矢じりが縦になるように描いてますね。

そのほうが矢の形がはっきり見えるから、と、
これまた単純に何の考えもなく描いてただけです…
(かつての自分の意識のなさに喝!!)

矢の構造をなーんにも考えてなかったという証拠に
矢を弦にひっかける部分〈矢筈〉の向きが
おかしなことに…。
尚徳の弓矢単独データ↓)

 

 

この矢筈で弦にひっかけたら、
矢じりは横になるのに
矢じりは縦になっているという作画矛盾…。
(本来なら矢筈は横に倒して描かれているべき)

 

実際のイラストは
尚徳の手に隠れて矢筈は完全に見えなくなってるので

「ばれないか!☆」

と一瞬思いましたが、

ばっちりキラキラ糠中城の持ってる矢でも
全く同じことをしちゃってるので…


ここに白状してお詫び申し上げます

 

 

ところで映画「神弓」での斧型矢じりは
だいぶ大きく見えました。

ワタシの糠中城では割と華奢というか、
細長めに描いていますが、
それは私が実際にグスクから発掘された
斧型矢じりを見た時の印象に基づいています。
(尚徳を描いた時はまだ実物は見てない)

琉球では、もしくは時代によって
多少の変化はあったのかも?


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雨城、ウガングヮームイ

2019年03月06日 | ・琉球歴史/文化風景

 

高原交差点にある、拝所。

ここは

勝連を脱出した鬼大城と百十踏揚が
追手に追いつかれそうになったとき、
オモロを謳って嵐を起こした奇跡の場所…

というのは以前紹介した通り。

 

この交差点は比較的よく通るので
(実家に行く時とか)

なんか工事?してるなー??

と気になっていたのですが……

 

 

…あっ!!!

 

新しく案内版が立ってる!!!!

 

急遽Uターン!

 

 

まだラップされたままの、
真新しい案内板。

もちろん設置は
沖縄市教育委員会。

 

この史跡の名称は
ウガングヮームイ。
(資料によってはウガングヮーヤマってあったりもする)

 

解説版には
鬼大城と百十踏揚の伝承もばっちり☆

 

 

雨城については、
「アマ城毛」ってありますね。

「真説 阿麻和利考」(高宮城宏著)で読んだ
「雨城之嶽」(『琉球国由来記』)についての記述は、
…ないな?

 

高原交差点のところがちょうど
「アマグシク(グスク)」だったようで、
沖縄市の文化財一覧では、
「(大里の)アマグシク跡」として紹介されています。

 

このウガングヮームイも
元々はこのグスクと関係のある
(もしくは一体だった)
御嶽なのでしょう。

 

 

船着き場があった…ということは……

やっぱり!

この記事で触れてた地図↓と条件ピッタリ☆

 

 

 

かつてはここが沿岸線だったなんて、

今ではちょっと想像つきません。



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首里城スポット名称、間違いあるある

2019年03月05日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

 

首里城スポット名称について、
よくある間違いを2つ。

 

 

× 守礼の門(しゅれいのもん)

○ 守礼門(しゅれいもん)

 

 

そして、

 

 

× 龍潭池(りゅうたんいけ)

○ 龍潭(りゅうたん)

 

「潭」が「池」を表す字なので
「龍潭池」だと意味の重複になります。

ワタシも過去に
間違って書いてる記事も…。

 

 

覚えておくと吉です★


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続・護佐丸バス

2019年03月02日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

中城村のコミュニティバス、
いわゆる「護佐丸バス」には
コースが違う2種類があります。

 

屋根が緑色久場回り線と、
屋根がピンクの伊集回り線。

 

以前、屋根が緑色の護佐丸バスを紹介しました

 

後日、
ピンク色の護佐丸バスも

 

 

・・・

 

 

 

・・・・・

 

 

 

 

・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

こっちも530だった。

 

 

 

 

ちなみに、
スクールバスのナンバーは
全然関係ありませんでした(笑)


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