本日のりゅうPONは名護親方でおなじみの「程順則」
白髪の“じいちゃん”としてのビジュアルがどうしても印象強い彼ですが
敢えて六諭衍義と出会ったころの壮年時代をメインにしてみた!
お宝コレクターとしての顔もある程順則なんで
(参「誰も見たことのない琉球(名護聖人のお宝)」/上里隆史著)
ちょっとお宝発見した時のマニアな人っぽくしてみたら
けっこー人間らしく(かわいく)描けた(笑)
程順則は何度か描いてきましたが
今回初めて「人間・程順則」が表現できたかな、と思ってます。
(単なる聖人君子の程順則じゃなくてネ)
さて、人間・程順則を描く上でどうしても入れたかったのが
右下の程順則「絶望エピソード」。
彼は妻と息子たち全てに先立たれています。
詳しく書くとこうです↓
まず32歳の時、妻が四男出産時に死去(享年29歳)
そして運命の40歳の時、
3月、三男が死去(享年11歳)
6月、弟が死去(享年33歳)
7月、長男が死去(享年22歳)
9月、次男が死去(享年14歳)
たった1年で、
弟と三名の息子が次々と亡くなる。
程順則、可哀想すぎる…。
そして時は流れ、67歳の時、
最後の息子である四男が死去(享年36歳)
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さすがの程順則もひどくふさぎこんで引きこもってしまい、
蔡温から幾度となく励ましの手紙が送られたりしてます。
ちなみに息子たち全員に先立たれはしましたが
家督は孫(四男の長男)が継ぎ、子孫は繋がって行きます。
(参「名護親方程順則資料集1」/名護市教育委員会)
※年齢表記は資料に基づき、数え年にしてます
「名護聖人」とも言われ、
パーフェクトで人間離れしたイメージがある程順則ですが
こういう絶望を味わい、打ちひしがれ、
そして励まされ、乗り越えてきている所に
「人間・程順則」が垣間見れるような気がします。
程順則は72歳で天寿を全うしますが、
早死にの妻や息子たちの分まで
一生懸命生きた人だった、ということですね。
*おまけ*
髭に隠れて分からないと思うけど、
こだわりのアレ、
ちゃんと描いてます(笑)
息子たちも皆優秀だったらしいです。流石。
程順則ネタ、下書きしてあるのいくつかあるけど
そのまんま放置になってるなぁ…(^^;
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