いや~、今日の午前中にやった琉球史講座に内容ジャストフィットしまくりでした
(今日の講座聞いた人は、今日の舞台めっちゃわかりやすかったはず(笑))
つまりはワタシの理想の金丸像、にかなり近い感じでした
金丸の【狂気】がよかった
そして賢雄。
毎回のことながらワタシのツボを押さえてきて
どうもありがとうございます
という感じです。
とりあえず、今ちょい脳内酸欠です…
レビューはまた改めて…
高校三年生のメンバーさん、
明日の卒業式までファイトです
(保護者の方もっ☆)
2012年はうるう年!
(ちなみに2012年は祝日も少ない!←土曜日ヒットで振休がない)
そんな4年に一度の記念すべき2月29日(水)に開催されるのはっ!
琉球浪漫シアター最終公演!
(皆勤賞の方どれだけいますか~?)
最終公演の看板を背負うのはこの方、
今をトキメク我らが金丸
「尚円王回顧譚~琉球武将烈伝~」
(今、変換ミスで尚円王解雇譚ってなった…苦笑…)
タイトルの公表があったときから
Ⅲシリーズの本命はこれに決まってました
いよいよ現代版組踊シリーズで金丸が日の目を見るときが来ましたよ!
でもチラシ裏のリード文を見ると、
琉球浪漫シアターの総集編ということなので
「金丸主人公の舞台というよりはストーリーテーラーのような立ち位置なのかな~」
と思ってました。
尚巴志、尚泰久、阿麻和利、護佐丸、賢雄を
金丸視点で紹介していくような感じ…?
と思ってました。
…がっ!
どうやら違うようですよ。
TAO Factoryのサイトで紹介されている
本舞台の見どころとして、
特に、共に尚泰久王の直臣であった大城賢雄との人間模様にご注目ください。
尚円王として即位して、まずなさなければならなかったことが、大城賢雄討伐、
ここに尚円王の悲劇があります。
(全文はこちらから。あ、こっちでは賢“雄”表記になってる…)
よしキターーーーーーー!
まさにココ!!ココですよ!
金丸についてはこのブログでも散々書いてきてますが、
金丸黒幕説で1番決め手になるのが
「護佐丸・阿麻和利の乱」
でもなく
「尚徳王暗殺説」
でもなく、
「クーデター&即位」
でもなく、
わたしは
「大城賢雄討伐」
だと思ってるんですよ。
これこそが金丸黒幕説を考えるときの1番のカギ。
(もちろん、100%ではないけどね。こういう展開であれば必ずしも金丸は悪ではない)
さすがにこっちをクローズアップしてきたということは
これは相当期待できますね!
(なにより賢雄だし?(*´艸`*) ←)
ってなことで、
現代版組踊を彩ってきた華々しい武将達に加え、
これまでいわゆる「悪役」だった金丸の新たな人物像が見える
またとないチャンスです
しかもキャストもオリジナル編成でかなりサプライズだとか!?
さあ!!
平日開催に負けるな~! (´∀`;)
(特に高校生はFIGHT~ (´∀`;))
琉球ロマンシアター最後の華舞台を、
どうかみなさまお見逃しなく!!
「尚円王回顧譚~琉球武将烈伝~」
2012年2月29日(水)
18:00開場/18:30開演
パレット市民劇場
チケット1,000円(全席自由)
お問い合わせは098-983-0144(TAO Factory)まで!
トップ画像は古琉球バージョンの金丸♪ こっちにも→★
ちなみにワタシの中の設定では金丸は左利きです(笑)←天才肌だから
でも今まで描いた金丸の中で1番似てるのはこれ↓かも。
(もと記事はこっち)
家の掃除が終わってからとりかかって
13時間(以上)…。
ほんとに丸一日つぶしたわ…。
延々と資料とパソコンと行ったり来たり。
100%完成ではないけれど、
(資料一部忘れてきてるし…(T_T;))
85%くらいはできた。
ひとまずよしとしよう。
あ~、眠い…。
ちなみに自炊はできませんでした(^-^;
こんな、超一点集中な一日のすごしかたしたの、
夏のかんづめ作業の時以来かも…(笑)
なんか、2月はあまりちゃんとブログかけてない…
コメントのお返事もまたまた溜めててスミマセン…
…イカン!
ってことでこの週末の今日チャレ宣言!
(…で自分を追い込んでおこう)
1
掃除!
2
自炊!
3
持ち帰った大量のこれ↓を処理する!
って、これが今日のメインです…
(今日丸一日つぶして終えられたら上出来…はたして終えられるか…)
4
現代版組踊関連のブログ記事書く!&コメントお返事
(溜まってる~遅くなってスミマセン)
5
裏のオシゴト、リテイク分を描く
6
北山の風の写真も整理(&処理)もしとかなきゃなぁ
(まだしてない…)
トップ写真は昨日の会合で出たヒージャーの刺身。
初めて食べました。
馬刺しみたいな感じ?
ヒージャー汁よりはクセはないかも。
(ちなみにヒージャー汁は食べ損ねました(笑))
…さっ、ガンバロ。
一昨日訪れた、ひっさびさの北谷~♪
いろいろお店増えててしかんだ。
県外の修学旅行生を対象にしたTAO Factory制作の「琉球浪漫ミニシアター」
モニターステージにご招待いただき、行ってきました
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2012-02-26_30309/
史跡巡りの記事。
金丸の弟(尚宣威)のお墓の次は
越来(ごえく)グスク
前にも記事にしたことありますが、
久々にまた立ち寄ってみました。
越来グスクは尚宣威が住んでいた場所
ですが、
ワタシとしては
尚泰久が王になる前に住んでいた城でもあり、
百十踏揚が(おそらく)生まれ、幼少期を過ごした場所であり、
そんでもって、阿麻和利討伐後の大城賢雄が
百十踏揚と結婚(再婚)して城主として住んだ場所。
つまり、越来城主は、
尚泰久→(尚泰久の息子・金橋?多武喜?)→大城賢雄→尚宣威
なんです。
そうなんです!!
古琉球にとっては実は超重要でドラマありありのグスクなんです!
もっとアピールしてもいいよ、越来グスク!!
…でも城壁もなにもないうえ、あるのは拝所だけで面影ゼロなので
ちょっとアレですけどね…
↑奥に見える建物は保育園です。
でも以前訪れたときにはなかった新しい案内板が!
おおっ沖縄市は沖縄市で越来エリアに力入れてるっぽいね
発掘作業も行われていて、去年の4月の綾庭の宴の公演ではパネル展示もありましたしね☆
(綾庭=越来城の庭を指します)
越来グスクの発掘といえば、
先月、「越来グスクから作りかけの勾玉が出土」というニュースが。
なんと素材は石灰岩(の可能性)!
通常の勾玉は翡翠などで作られている本土からの輸入品だったのですが、
琉球で勾玉を自作していたかもしれない初の痕跡ということで
こちらもなんだかちむドンドンしてくる話題です。
このニュース、車内ラジオで初めて聞いて思わず「何ぃっ!?」って叫んださ~(笑)
詳しくは→ ★
沖縄市で訪ねる古琉球の世界…。
ぜひ、知花グスクとセットでどうぞ
北山より北にあるのに所属は南部(島尻郡)!
(だけど一部行政的には北部管轄!(笑))
今日の話題はそんな伊平屋村!
この伊平屋村にも現代版組踊組踊のチームがあるのはご存知ですか?
伊平屋島での活動の発端は
確か2008年(09年初め?)ローカルTV番組でやってたコーナー「南東詩人 大一が行く!」で
毎年伊平屋で行われているムーンライトマラソンに合わせて
島の子供たちが「ダイナミック琉球」を踊る…という企画だったように記憶しています。
(ちなみにこのコーナーができる前は、ドラマ「キムタカ!」でした(^ε^) 懐っ☆)
このコーナー、毎回欠かさず見てました。
(たしかこっちに合ったような…。あ、あるある… →★)
どうやらあれからずっとご縁が続いていたようですネ
ということで、伊平屋の子供たちによる現代版組踊「屋蔵大主物語」が
2/25(土)・3/3(土)・3/4(日)に伊平屋村で行われます
今日TAO Factoryのサイトで告知されましたので
こちらでも宣伝させていただきます~♪
屋蔵大主とは尚巴志の曾じいちゃんにあたるお方です。
尚巴志のルーツは伊平屋にあった!ということですね
ただ、伊平屋島は離島ゆえ、日帰りはできません。
(日帰りするとなると島には30分しかいられないとか(笑))
なので今回は舞台鑑賞と、
ゆかりの地巡りと宿泊と交通費などがセットになったツアーが
ジャンボツアーズから販売されています!
本土発のプランも出ていましたよ。
ガイドを務めるのはちゃんとガイド研修を受けた
伊平屋村の子供たち!
ガイドの監修は(このブログではもうおなじみの!?)歴史家の上里隆史さんです
これだけでも濃い内容が期待できそうでしょう?(*´艸`)
県内の方はこちら↓参照。
ジャンボツアーズを介さないで
ゆかりの地巡りと舞台鑑賞だけがしたい!という方はなんと参加費は1000円のみ!
そういう方は直接TAO Factoryまで…、とのことです♪
運天港からフェリーで80分…。
日帰りで行ける交通ではないので
さすがのワタシも気軽に…とはいかないのですが
(でも年度末じゃなかったら行ってたな~(笑))
この機会に行ける方はめったにないチャンスなのでぜひ!チェックしてみてください
今週末すぐに開催なので申し込みはお早めに~
今回は行けない方も(告知急でしたしね…)、
伊平屋でがんばっているコドモタチがいることを知っていただければ…
そしていつかまたタイミングが合うときは
その時にぜひ応援に行ってくださいね
舞台やツアー等に関しての詳細は
TAO Factoryのサイトニュースからどうぞ!
伊是名・伊平屋、セットでいきた~い!
↑ぽちっとクリック応援お願いします☆
というわけで、ワタクシ和々もひょんなことから
この企画にちょこっとだけ関わらせていただきました(^^)/
ぜひぜひみなさん伊平屋の応援もお願いします
久しぶりに琉球史跡めぐりの記事です。
肝高の阿麻和利公演の時に
寄ろうと決めていたこの方のお墓。
尚宣威(しょうせんい)王です。
尚宣威王は第二尚王統の2代目の王様です。
そうです。
金丸の弟です。
金丸が伊是名から追われてシマを出るときに
一緒に連れ立ったのは妻とこの弟。
こちらにあった石碑や正史「中山世鑑」によると、
尚宣威が5歳のときに父母と死に分かれ、
兄である金丸が実際には育ての親であったとか。
とりあえず、それくらい歳が離れた兄弟だったということですね。
(幼い尚宣威を世話する青年金丸象…。いいね… ( ̄ー ̄))
で、9歳のときに伊是名を脱出。
24歳のときに首里に出仕したのだそうです。
41歳で越来王子、
7年後の48歳で即位、
そして退位、死去。
金丸の在位が1469年~1476年の7年間なので、
越来按司になってた賢雄の死去後、つまり金丸即位後
すぐに越来王子になったってことですね。
うむむ、分かりやすい…。
しかしこの人もかわいそうでねぇ…(ノД`)
即位の際、神から祝福されるはずだったのですが、
下された神託は尚宣威ではなく、
甥の尚真を祝福するものでした。
つまり、
「この人は王の器にあらず。尚真こそが王になるにふさわしい」
と全否定されてしまったのです。
当時、神女(神)からのお告げは絶対的な力を持っていたため、
神からのダメ出しにショックを受けた尚宣威は
そのまま王位を尚真(当時12歳)にゆずり、失意のまま越来に隠居。
しばらくして帰らぬ人となりました。
在位は第一尚氏王統の歴代の短命王様もびっくりの半年。
だから冊封(中国皇帝からの正式任命)も受けていません。
(なので正式には尚宣威というよりも、宣威のみ?)
ちなみにこの神託も尚真の母(つまり金丸の妻)であるオギヤカの陰謀であったのでは
というのが有力視されていますね。
(ちなみにこのオギヤカは伊是名から脱出したときの妻ではないのだな)
幼いころから金丸とともにあって結構波乱万丈な人生だったはずなのに
その人となりはあまり知られてなくて
(石碑には尚円王に劣らぬ徳行家ってあるけど…)
もっといろいろドラマがあったはず、と思ってる人物です。
ちなみにこの場所、だいたいこの辺、というエリアは分かってましたが
一応まだ行ったことなかったのでネットで調べてから行ったんですが、
このサイトのこの地図、
間違ってます ( ゜д゜)
地図を信用してたので
「あれ~~~?この地図だと普通の民家だけど???
まさか民家の敷地内?いや、そんな情報は聞いてないし…」
…と、とりあえずこの付近であることは確かなので
「あやしい」と思われるところに目星をつけてしばし車でウロウロ…。
やっぱ、無理か。出直すか…
と思った矢先に、
見つけました。
案内板!
ビバ、ワタシの勘(笑)
(いや結構メインストリート沿いだから見つけやすいかもですが
最初裏道っぽいところばっかり探してたので発見遅れました…(^-^;))
しかし、不法投棄の警告看板があちこちにたてられてて
つまりはそういう場所になってて、
とても王様の墓とは思えないような環境でした…。
でも崖下風葬の名残が所々で見られて
ある意味雰囲気はありましたけどね…。
(盛り塩がこんなに所々にあるお墓も初めてのような…)
もうちょっと、尚宣威にも光を当てたいと思った
尚宣威のお墓参りでした。
場所は沖縄市の美来工科高校の裏、
学校給食センターと越来ポンプ場のある十字路のすぐそこです。
ちなみに、尚宣威、描いたことありますよ(´ε`)
こっちで。
2011年度肝高の阿麻和利卒業公演
2012年2月11日(土)12日(日)
沖縄市民会館大ホール
さあ、約1週間ぶりに書くレビューです。
ここまで放置したのは最長記録です… (´∀`;)
一体どれだけ書けるのか…。
今回私は土曜の昼と、日曜の昼・夜の3公演を観劇しました。
肝高の阿麻和利観劇40回到達です(笑)
今回の卒業するメンバーで中1から参加していたコタチが
100回の公演をこなしてきているらしいので、
そのうちの40回です。
(半分にも満たないですね。いかにコドモタチがすごいかが分かりますね)
今回の卒業生はなんとびっくりの32名!
このコタチが中学3年生の時にワタシは初めて肝高の阿麻和利を見ました。
中3~高3と、役柄やポジション的にも成長していく過程をみてきているので
ワタシとしては結構思い入れのあるメンバーさんがたくさんいました。
そんなメンバーさんを送りだす、大事な大事な卒業公演。
今年もこの時がきて、
そして終わってしまいました…
1週間経って、なおも印象に深かったものをば。
≪卒業公演ならではのキャラ設定≫
卒業公演は「肝高の子」の設定が面白い。
去年もそうだったけど、普通とは違う。
2名~3名の肝子の設定はこれまでもいろいろありましたが、
卒業公演では、すでにハッタラーに会ったことのある肝子(先輩・年上)と、
まだ何も知らない肝子(後輩・年下)、という、
まさに上から下へバトンを託すという、にくい設定がなされています。
これも、卒業公演ならでは、の楽しみですね
≪役者チームレベルアップ!?≫
土曜日昼公演は久しぶりに前エリアでの観賞でした。
(ちなみに土曜昼公演は新阿麻和利君)
前エリアだと、役者さんたちの細かな表情までばっちり見える☆
で、「あれっ、こんなにうまかったっけ?」って思ったくらい
表情豊かで微妙な心情表現がとてもよく演じられてました。
メインの役者さんたちはもちろん、
端役(…というのはいないんだけど出番の少ない役とか)、
“背景”になったときの演技とか、
以前からいつでもどこのだれを見ても見ごたえはあったんだけど
今回はなんだか特に「おおっ!」って思いました。
特に印象的だったのは正義党(屋慶名・南風原・平安名)かな~。
屋慶名の愛想笑いと、その後平安名に目配せするあたりとか
(「それならまず、名を名乗ってもらおうか」の後)
3名とも男の子が演じてた(日曜昼)のは初め見た気がしました!
初めて見たケンタ君のハッタラーもはっちゃけてたし、
尚泰久の複雑な心情表現のセリフまわしもよかったし、
阿麻和利が瀕死の時のうつろげな目もリアルだった。
望月チームも最強でしたね。
いつもよりも早めに笑い声だけ入れてきたの、思わず引きずられました(笑)
…最強と言えば、最終公演の望月チームは
「も~やりすぎ~~(ノ∀≦。)ノ」
と思いつつ笑い涙出ました(笑)
望月チームにおじい(orおばあ)が入るバージョン、好きだな~(笑)
(でも疑似首里軍に襲われた時、ちゃんと逃げ切れるかひそかに心配してます(笑))
≪新演出!続々!≫
事前にあまわり浪漫の会のブログでも見どころ紹介があったのですが、
わー!これほどまでとは思わなかった!!
「えっ!こんなに変わる!?っていうかこんなにまだまだ進化できるものなんだ!」
って、驚き&感動でした。
まず、「浪漫」(阿麻和利登場の時の精霊たちの踊り)での女性アンサンブルの演舞。
舞台が変わったからっていうのもあるのかもしれませんが、
まだ舞台が暗い時の、スタンバイするあの動き、決めポーズ、そしてスタート。
思わず「わー、きれい!」ってなりました!
そして沖縄市民会館大ホールという大舞台での大演舞(総勢150名だそうです)は
さすがにさすがに大迫力で見ごたえがありましたよ!
「伝令」(三つ巴の舞)もかっこよかった~~~~
旗隊、イイ!客席中通路での演技もイイ!(←前も書きましたが)
音楽アレンジもイイ!
やっぱり、やっぱり、何度見ても、ここ、好きなのです
あ、そうそう、このシーンと言えば、あわてふためく望月と正義党の会話が聞き取りにくかったのですが、
今回短縮されててわかりやすくなってました
以前は
「船はあるのか!?」
「手前の船が南風原の浜につないでございます!」
だった…はず。
で、こっち「てまえ」とか「へーばらー」とかあまり聞きなれない発音になるので
「ん?なんて?」ってなってたんですよね。
ちゃんと聞けるようになったの、何十回目の観劇だったかな…くらい (´∀`;)
(南風原=勝連の浜の名前。勝連グスクの海側の門は南風原御門といいます。マメチシキ)
セリフの短縮、正解だと思います☆
さて、新演出の話に戻ります。
今回特にツボった演出その1。
「百十踏揚の嫁入り」!
賢雄迎えにきたーーーー!!(ノ∀≦*)ノ
そんでもって首里城幕があがって、奥の暗闇に二人して消えていく…。
首里から勝連へ嫁入りしていく様子、よ~~~く出てたと思います!
セリフも何もなくちょっとした演出だったんだけど、
なんかとてもドラマチックで印象的でした!
(土曜昼はなかったけど、百十踏揚の嫁入り支度もやっぱりあったほうがステキ☆)
その後のエイサーのシーンでは
きむたかバンド(2名)がグスクの上で演奏してたのもかっこよかったな
きむたかバンドにももっとスポット当てたい☆
(中高生がすべての歌・演奏を担当してる現代版組踊って…阿麻和利と那覇だけ?だもんね)
そして今回特にツボッた演出その2。
やっぱり「阿麻和利の最期」かな!
卒業生の多くが一押し見どころに挙げてただけありました!
アンガマー(死神的なアレ)増殖!アーンド新演舞!
マブイ抜け後の振りも良かった… 。゜(゜´Д`゜)゜。
阿麻和利が昇天していく様子もそうだけど、
現世とあの世の境目が閉じられていくあの様。
百十踏揚が必死に追うけど天女?たちに遮られ、
最後の天女の裾にすがるも、それさえも無情にもアンガマーに飲み込まれていく…的な。
衣装である白と黒の対比が美しかったです(ノД`)
ドラマ性倍増でした。
ああ、トリハダトリハダ……。
いつも息をするのを忘れるほど圧倒されるシーンです。
最後に今回特にツボッた演出その3。
最終公演の、アンコール?の、「肝高の詩」againの時。
演舞のさなかに現れたのは、
二人の阿麻和利と、二人の百十踏揚。
卒業生である現阿麻和利、現百十踏揚が、
次年度からこの役を担う新阿麻和利と新百十踏揚へ羽織を着せ、
ダブルでの演舞にダブルの掛け声。
そして、最後に交された固い握手。
うう、泣かせるぜ… 。゜(゜´Д`゜)゜。
旧から新へバトンが手渡されたまさにその瞬間を見た気がしました。
そして、
踊りながら泣いていた女の子も男の子も、
涙ながらに発したセリフも、
記念品贈呈でハグしあったあの後ろ姿も、
いつの間にか頼もしくなった顔つきも
最後のめいいっぱいの笑顔も、
このワンシーンにすべてが凝縮されていたような気がします。
32名というこれまでにない大勢の卒業生が
この肝高の阿麻和利の舞台を巣立っていくわけですが、
肝高の阿麻和利の舞台で得たたくさんの宝を胸に、
今後もそれぞれの道に大いに羽ばたいていってほしいです。
*卒業おめでとうございます*
(ホントはちょっと悲しいけどね)
そしてそのバトンを受け継いだ後輩たちの、
また新たな肝高の阿麻和利を、これからも応援していきたいと思います!
男サン…卒業していった分、いや、それ以上の新入生が入りますよーに…(-人-)笑
ゆんぐぅとぅ前のよっぱらいおっさん?の役は、次もあるかな~(笑)
では最後に毎度おなじみの?「今日の賢雄」のコーナ~(笑)
賢雄って、一応悪役のポジションなので一匹狼的なクール(無愛想?)なイメージありますが、
よく考えたら肝高の阿麻和利ではそうでもなかったという事実発覚。
肝高の阿麻和利での賢雄は、
実は人づきあいがいいのです。
人づきあいのためなら、
酌もするし場も盛り上げるし愛想笑いもするぜ!
…いや、過去のレビューでも何度も書いてますが、
(この公演とか)
今回改めて
賢雄別にクールってわけじゃないのか
と(笑)
それから、
チョンダラーに怪しまれてガンつけられる賢雄(笑)
あ、護佐丸の死に泣き崩れる百十踏揚に
「お国のためでございます…!」
ってセリフかぶせるのも良かったッス。
あと、阿麻和利の死に己の行いを後悔して
いったん立って、また崩れ落ちる振りとか。
ショック度がより伝わってよかったッス。
(これは最終公演だったかな?)
今回も賢雄見ごたえ抜群でした~(笑)
*おまけ*
今回私の座った席の周辺は
肝高の阿麻和利初観劇の方たちのようでした。
(もしかしたら県外の方かも?)
公演中や休憩時間など、結構つぶやきが聞くとはなしに聞こえてきたのですが、
そのような方たちの共通してたハートをつかんだ(らしい)部分があったので書いておきます。
1
望月チームのこっけいさ
(こっけいな演技こそ、難しいものね)
2
平敷屋エイサー
(特に年配の方のハートをわし掴み(笑))
3
カーテンコールでの女サンの礼の集団美
(一番人数も多いのでなおさら☆)
4
きむたかバンドが本当に中高生っていう事実
(やっぱり公演前にそれを紹介・証明してあげるのって大事かも☆)
5
公演前のあまわり講座
(最終公演ではなんかアレでしたけど(笑)すごい心配したよ(笑))
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そしたらまたガンバレます…(笑)
38・39・40の80・81・82!
ネコスケ、元気になりました。
まだちょっと食欲はないようですが、
毛繕いもしてるし、紐にじゃれもするのでもう大丈夫っぽい
肝高の阿麻和利よかったー
話には聞いてたけど、なんかいろいろとバージョンアップ
っていうか、まだまだ進化が可能なことにビックリです。
ホントは夜公演も観たかった
でもまた明日のお楽しみ。
で、公演終了後、実家に帰る道すがら、
金丸の弟の墓参りと、
百十踏揚が生まれ育った城跡と、
鬼大城がオモロで嵐を引き起こした場所(かもしれない)も巡ってきた
沖縄市にもゆかりの地がたくさんです
今日は本のご紹介。
『海の王国・琉球 「海域アジア」屈指の交易国家の実像』
(上里隆史著/洋泉社)
です。
今週発売されたばかりの新書です。
著者の上里さんはテンペスト(ドラマ・映画)の時代考証も担当した
琉球史の専門家さんです
このブログの記事とか創作小説とか、ワタシの数々の妄想(笑)や小ネタは
上里さんの本や講演から聞いたものが元になってるのも多いくらい
お世話になってる歴史家さんです(笑)
(このブログでも何度も登場してますしネ)
だって専門が古琉球!
謎に包まれた古琉球の世界を様々な視点から解き明かしていき
よりリアルな古琉球の世界を紹介してくれています
今回の本は去年沖縄タイムス連載していた
「古琉球と海域アジア」がベースになっています。
謎多き古琉球の世界を
「海域アジア」(海で繋がる国家ネットワーク)という視点で捉えたものです。
「国」と聞くと、普通は国土(陸地)のみをイメージしますが、
そうではなく、海を渡ってアジア諸国と交流をしていた
海も含めた琉球の「エリア」という大きな視点を通して
リアルな古琉球が垣間見れます。
古琉球の様々な出来事や偉人たちについても
海をキーワードにして解釈されていて「ははぁ!」って目からウロコです。
護佐丸、阿麻和利についてもありますよ
いつも面白いと思うのは(前も書いたと思いますが)、
専門家さんの視点、モノの見方。
同じ事象を見ても、専門家さんは捉え方、考え方、視点が全然違う。
(あれども見えず、は歴史に限らず全ての専門職でもいえることでしょうけど☆)
この「視点」「モノの見方」を、本や講演を通して触れられる、
新しい視点を示してくれる、得られるというのが
専門家さんから学ぶ醍醐味ですよね
というわけで、
海域アジアの視点から見る古琉球の世界、
是非、この本からその世界に触れてみてください
きっとコレまでとは一味違った古琉球や偉人たちの姿が
見えてくるかもしれません。
目次が見たい人はこちらからどうぞ。
今日から肝高の阿麻和利卒業公演始まります!
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上里さんのブログの、今日の記事も面白かったですよ!
(再論「万国津梁の鐘」の真実(1))
是非こちらもご一読を☆