第2回「翔べ!尚巴志」の公演を見てきました。
開場の1時間15分前には行ったのですが、
既に会場前には長蛇の列…。
たぶん、ワタシは200~150番目くらいだったかも…。
それからも続々とお客さんが詰め掛け、
開場前には600人近い人(もっと?)が並んでいたのでは?
という大・大・大盛況ぶりでした。
ウチナータイムで、しかも滅多に並ばないウチナンチュたちですから
これはとてもすごいことです
……でも次回からは指定席にしてほしいぃ~
(疲れました…)
もちろん、公演も満員御礼!
後方にはマスコミ関係者の大型カメラや立ち見客でビッシリ
そんな中、なかなかいい席が取れてホッとしました
さて…公演ですが…。
まず、全県からの応募&オーディションで選ばれた中高生達なだけあって
さすがに演技もダンスも素晴らしかったです。
それから去年も思ったけど衣装、舞台美術(照明なども)が豪華
音楽&ボーカルもプロ(こちらは中高生に非ず)なので申し分なし。
テーマ曲「鬼鷲」もしっとりとして素晴らしい。
北山王、「攀安知(はんあんち)」の悪役ぶりがなかなかかっこいい
(臣下に裏切られて自決する際に、護佐丸、尚巴志に向かっていずれはお前達も同じ運命だ
という雰囲気を含んだ台詞回しは唸った!)
全出演者が33名という肝高の阿麻和利に比べるとだいぶ少人数にもかかわらず、
こじんまりとした雰囲気は感じさせない舞台でした。
金丸派によるクーデター場面から始まるという演出も見るものを一気にひきつけます。
(やはり三つ巴のあの衣装が1番好き)
さ…て。
しかし、やはり「う~ん???」となったのもやはり否めません。
誤解のないように先に書いておきますが、
この舞台が青少年健全育成のためのプログラムの一環であるということは知ってます。
その意味ではもちろん、
舞台終了後の充実感に満ち溢れた子どもたちの笑顔、感動の涙を見ても
十分に目的達成できていると思うし十分に評価できることです。
原作「第一尚氏物語」も読みました。
昨日販売されていた台本(原作台本&演出台本)も全て読みました。
メルマガなどでこの舞台にかけたスタッフさんや平田さんの思いもちょこちょこ見てきました。
また、第3回、第4回…と続くのであれば
これからもその全てに足を運ぼうとも思っています。
この舞台を応援する気持ちは十分に持っています。
だけど、何でなんでこんなにもやもやしているんだろう??
あんなに何度みても魂の震える肝高の阿麻和利の舞台と何が違うんだろう…。
この舞台にかける様々な意図や深い想いなどはもちろんあることでしょう。
でも、単純に、「舞台観劇」の感想を、
お金を払って1時間以上も開場待ちして観た、「一観劇者、一般people」として
肝高の阿麻和利とちょっと比較して考えてみました。
■
ストーリーの起承転結がちょっとあいまい。
おそらく1番の見せ場であろう北山討伐のシーンは護佐丸メインで尚巴志あまり出てこないし…
首里城建設の場面もなー。北山討伐の後だと何か盛り上がりやツナガリがなんか途切れちゃう印象…?
でも国頭サバクイの踊りに気づけたのは嬉しかった★…普通みんなわかんないよね?
鮫退治も非現実的な割には場面長くない?
きよらとの出会いと結婚の場面もなんか唐突な印象…。
「天命」を知る、気づく、試すという点では必要な場面だったのは理解できるけど…。
ゴメンナサイ!正直な感想!
尚巴志のコレが伝えたい!というテーマがイマイチ伝わってこなくて
話のダイナミックさに欠ける…
踊りの曲に歌詞がないのが多い。
…踊りがあっさりさっぱりして見えちゃいます。
効果音に派手さがない。戦いのシーンは多いのに。
総踊りが少ない
笑える部分がない(少ない)
よってストーリーの緩急の差があまりなかったかな…。
アカインコを登場させる意味をもうちょっと深くリンクできていれば…
■
かな~り辛口かも!
単なる商業演劇じゃないんだから
こんな視点は的外れだって言われちゃうかな…。
でも、今後更に更に進化していくことを期待して、
あえてココにも残しておこうと思いました。
後々読んで、ああこんな風に感じていたときもあったんだなぁ~
って思えるように!
(それはワタシ自身の気持ちや視点の変化ということもありえます)
去年何も書いてなくて、全く印象に残ってなかったんだもん…
とりあえず、
DVDは予約して買おうと思います。
これからも、翔べ!尚巴志の舞台、
そして平田さんの舞台を、
そしてコドモタチを応援して行きたいと思います!
来年も楽しみにしていまーす
追記
当日、スチール撮影をされていた写真家・仲程長治さんのブログに
ステキな尚巴志舞台写真の数々が!!必見です★
そうそう。
この舞台にかけるコドモタチの熱意、取り組みは半端ないものがあったと思います。
きっとコレをきっかけにすごく成長したことと思います。
言うことなし!拍手!!です!!