近所に住む人が
「若いころギター買ったけど、挫折してしまった。
もうずっと押し入れの中に放置。
弦の張り方さえ忘れてしまった。
でもあきらめたくない。弾けるようになりたい。
ギターの弦の張り方、教えてくれへん？」
というような用件で
今度ウチに来ることに。
息子のともだちの母
つまりママ友というやつだ。
ブルーハーツの好きな女。
こういう話は大ウェルカム。
今からまた始めようというあの人がすきだ。
そーだ、遅すぎることなんてないんだ。
ロック母人口がまたひとり増える。
彼女がギター弾けるようになったら
ふたりで鴨川で
ストリートロック母やりたいなー。
そういう姿を
息子ども（彼女と私の）に見せたいなあ。
親が人生でたいへんな思いをしていたり
疲れているところばかりじゃなくて
疲れてもなお
別腹で
人生をめちゃめちゃたのしんでいるところを見せたい。
子供のころ、
母が、
いつもの家族のための時間じゃなく、
自分だけの趣味をたのしんでいるとき
それを見ていてすごくうれしかった。
お母さんはいつも家族のためにいろいろしてるんだから
たまには自分の好きな事してよ
っていつも思ってた。
いつもの、
母親や妻としての母じゃなく
ひとりの人間としての母を見るのが
とても好きだった。
そういうのを見たとき
なんだか世の中っていいなって
なんでだかわからないけどすごく思ったから。
真面目すぎると、大丈夫かって心配になっちゃう。
たまに酔っぱらってる母をみて
こどもの私は幸せだったんだよな。