連休明けの火曜日、
大学時代の同級生2人によるピアノデュオコンサートがありました。
私が卒業した大学は、
一応、関西以西ではレヴェルは高いと言われていまして、
まぐれで入学してしまった私などは除き、みんな優秀でした。
現在でも、オーケストラ奏者や指揮者、作曲家、ピアニスト等々、
第一線で活躍している同級生は多数います。
ピアノ科は、私が思うに、みんなテクニックもありつつ、
アンサンブルもとても上手でした。
4年間の中で伴奏をお願いした同級生たちは、
どの人も、初めて合わせても特に違和感もなく、
しっかりと私のヒヨヒヨな演奏を支えてくれましたので、
とても感謝しています・・・
さて、今回コンサートを開いた2人は、
会うのはとても久しぶりでしたが、
メールや手紙などではやり取りをしていた仲。
Tちゃんは、たくさんの生徒さんを持ち、大学でも教えており、
Mコは、2人の息子さんを育てながら、合唱団や声楽の伴奏に忙しい毎日。
2人がデュオを結成したことは知っていましたが、
何しろ地元は関西ですから、なかなか演奏を聴くことができずにいました。
それが今年は東京で開いてくれましたので、
やっと聴く機会がおとずれたといわけです。
ダンナさんにはムリヤリ付き合ってもらいました。
会場は、日比谷にあるスタインウェイサロン東京・松尾ホール。
80人も入ればいっぱいというサロンでした。
今年はスペインを代表する作曲家アルベニスの生誕150年ということで、
プログラムは、アルベニスの、組曲「イベリア」を中心に、
グラナドスやインファンテなど、スペインの香りにあふれたものばかり。
間にそれぞれのソロ演奏もありました。
まず、この狭い空間にフルコンサートピアノが2台という環境なので、
音がワンワンするのでは、と思っていましたが、
そこはさすがきちんとコントロールしていて、
狭い空間のことは少しも感じずに聴くことができました。
そして、なんといっても、2人とも大学時代と変わらず、
テクニックも衰えることなく、
その上、どちらがどこを弾いているかわからないほど、
でも、お互いの個性は尊重しながら、
溶け合った音楽を奏でていました。
忙しい生活の中、よく努力をしているんだなあ、と感動しました。
終演後は、2人にダンナさんを紹介し、
ひととき旧交をあたためましたが、
驚きだったのは、彼女たちが日帰りということです!
午後上京し、リハーサル、本番をやって、
最終の新幹線で関西に帰る・・・
なんというエネルギーでしょうか!
仕事が続いたからといって体調崩してる私が甘かった~
彼女たちを見習って私もがんばらなければいけません。
久しぶりの再会を果たし、刺激も受け、とても嬉しいひとときでした。