秋はコンサートシーズン。
私の周りでも、リサイタルをする方がたくさんです。
自分も早くやらなければと思いつつ、日々の生活に追われる始末・・・
来年の冬か、再来年くらいになりそうだなあ~
先週末は、同じ門下の先輩、Fさんのリサイタルでした。
チラシやチケット、プログラムがとっても素敵です・・・
ピアニストは、
私の師匠、S先生の長年のパートナーである、Prof.R.HOFFMANN。
私の稚拙な表現では言い尽くせないほど、素晴しいピアニストです。
普段はドイツにお住まいですが、毎年秋に1ヶ月ほど日本に滞在され、
演奏会やレッスンをしてくださっています。
会場は、代々木八幡にあるハクジュホール。
株式会社白寿生科学研究所の社屋内に造られたホールで、
世界初のリクライニングシート採用で、オープン当時話題になりました。
300席ほどの、瀟洒で素敵なホールです。
7階にあるため、眺めもよく、いい気分になります~
プログラムはドイツ・リートが中心でしたが、
イタリアのWolf-Ferrari(ヴォルフ=フェラーリ)や、
Fさんが歌いたいと切望していたというグラナドス(スペイン)の歌曲など、
ラテンの香りもちりばめられていました。
Fさんは、美声でいらっしゃる上によく勉強なさっているので、
時に優しく、時に力強く、
それぞれの曲の内容が引き立つ素敵な演奏を聴かせてくださいました。
アンコールに歌われたシューマンの「献呈」は、
しみじみ曲の内容が伝わってきてとても素敵でした。
この曲は、ドイツリートの中ではわりとハデなためよく歌われるのですが、
ガンガン声を出して歌っちゃう人が多いのです。
そういう内容じゃないんですよ~
Prof.HOFFMANNのピアノは、それはもう美しくて、
ダイナミックなところはホールいっぱいに響く音、
そして、歌と一緒になったささやくような音・・・
自由自在でした。
ちなみに大屋根は全開です。
このホールは残響が多い上に、
舞台に対してちょっと大きいなと思われるフルコンサートピアノが入っているので、
弾き手によっては、ピアノばかりがガンガン響いてしまうのです。
Prof.HOFFMANNくらいのテクニックがないといけませんね~
さて、Fさんは、演奏もさることながら、
衣装も何しろ素敵でした。
チラシやチケットに使われたアール・ヌーボー調の女性のイラストに合わせ、
デザイナーの方が作ってくださったそうです。
ワインカラーのガウンは、
ドレスがもう1着縫えてしまうほどのたっぷりの布地を使い、
スパンコールがちりばめられとても豪華。
中のアイボリーカラーのドレスもとてもエレガント。
タメイキが出ました~
フルオーダーのドレスってやっぱりいいなあ・・・
演奏も衣装もとっても素敵な演奏会でした~
さて、私といえば、この秋はちょこっと忙しく・・・
仕事は、出張やイベントなど盛りだくさんでいつもと変わらず。
プライベートでは、ダンナさんのことに加え、
11/7(日)に、合同ですが、生徒さんの発表会、
(生徒さん7人の伴奏をして、自分も歌います)
11/28(日)S先生門下のミニコンサート、
12/5(日)地元の教会でクリスマスコンサート、
12/6(月)地元の出身幼稚園でコンサート・・・などなど・・・
ある意味体力勝負なので、
体調には十分気をつけて、
周りに迷惑をかけないように乗り切りたいと思います。