先月のカリフォルニア ナパ・ソノマ ワイナリー巡りの旅行の反省会?を一緒に行った友人夫妻とナパ・ソノマ ワイナリー巡りの達人T夫妻そして私達の合計6人で行いました。
日曜日の12時半から始めて、終了は20時半・・・8時間飲んで食べて話してました。 飲んだワインは、合計7本です。
下記のワイン6本は、T夫妻がこの夏の旅行で購入したワインの中から、今回私達が行けなかったワイナリーのものを提供してくださいました。
あと最後に、友人夫妻が購入した「オーパス・ワン」のセカンド「オーバーチャー」を飲んで計7本です。
下記のワインの詳細は、Tさんがテキストを作ってくださったのでアップします。
左から ★MUMM Napa Giants Edition (サンフランシスコ ジャイアンツの優勝記念ボトルです)
マムナパはフランスの第一級シャンパンメゾンG.H.Mumm社の子会社で、彼らが、理想的なスパークリングを造るのに最適な葡萄の産地を求めて世界中を巡り、1986年にナパヴァレーラザフォード地区に作ったスパークリング専門のワイナリーです。 モエ、ヴーヴに次いで、業界3位の生産量を誇る伝統的シャンパン・メゾン『G.H.マム』。エチケットの左上から右下に斜めに赤いリボンが掛けられたシャンパン「コルドン・ルージュ」は、F1レースの表彰式で入賞者同士が浴びせ合うために出される公式シャンパンとしても有名です。 そんなG.H.マムが1979年に発足した、米国ナパ・ヴァレーへの進出プロジェクトが『マム・ナパ』。「シャンパーニュの伝統的かつ最高の技術を、それを存分に活かせる最高の場所で実践する」というのが、このワイナリーのたった1 つのルールだそう… 現在では自社農園を含め50以上のナパヴァレーの畑から厳選したシャルドネやピノノワールを調達し、上質なスパークリングワインを生産しています。
★2010 Grgich Hills Estate Chardonnay Napa Valley
輝かしい麦わら色。香りは複雑性を含み、黄色いりんごやかりんなどのコンフィ、黄色の花、バタースコッチ、クリームチーズ、ナッツ、ほのかなロースト香やヴァニラ、ミネラル香などが調和。 ミネラルのタッチ、樽からくるバニラ、そそられるキャラメル香などと同時にシトラス、アップル、蜂蜜そして洋梨のアロマが口いっぱいに広がります。 1976年の事件「パリ・テイスティング」において、白ワインのトップに選ばれた「シャトー・モンテレーナ・シャルドネ1973」(CA)の醸造に携わったマイク・ガーギッチが1977年に興したワイナリー。 自社畑では近年、ビオロジックからビオディナミへの転換を進め、2006年に完了。デメテールの認証も得ていています。
★2011 Flowers Chardonnay Sonoma Coast
フラワーズはソノマ・カウンティーでも太平洋沿いの冷涼な気候のソノマ・コーストの代表的なワイナリー。太平洋から2kmほど内陸の海抜360~400mの山の上にある。このあたりの太平洋沿岸は平地がなく海から急激に隆起しており、ほとんど人の住んでいないエリアだ。 1989年フィラデルフィアで苗木屋をしていたウォルトとジョアン・フラワー夫妻がワイン作りのため、新聞広告を見てこの土地を購入したことに始まる。このあたりは太平洋の冷気が霧となって内陸に流れ込んでくるエリアであり、畑はすべて山のなだらかな峰付近にあり、霧より上にあり十分な日照と涼しい風が通る冷涼な気候(ロシアン・ヴァレーよりも涼しいリジョン1)が特徴だ。 夫妻がこの畑から造った最初の葡萄は、あの『キスラー』に売られた。キスラーとしてはブレンドするための葡萄にする予定だったのだが、実物を目にしたキスラーはそのあまりのクオリティーに驚き、『キスラー・キャンプ・ミーティング・リッジ』として単一畑の高級品としてリリースすることとなった。このキスラーのワインは評論家からは大絶賛され、フラワーズのワインができる前から評判となったという。 1997年6月に完成したシャルドネとピノ・ノワール専用に設計されたワイナリーは3層になったグラビティー・フロー・ワイナリーで、同社のシングル・ヴィンヤードのキャンプ・ミーティング・リッジに隣接している。ワイナリーからはあちらこちらの山の頂付近にある畑がみえる。フラワーズの成功を見て、ハーシュ、マルティネリ、マーカサンなどの他の有名なワイナリーも周りの山に畑を購入している。ここで畑の所有をしている人は何人かいるが、ワイナリーをここでやっているのはフラワーズのみである。
★2011 Flowers Pinot Noir Sonoma Coast
若く、ラズベリーなどのフルーツの感じをたっぷり感じさせるワイン。酸もよく切れ、 樽から来ると思われる骨格がワインを締めてくれています。Wine & Spirits 93点
★2008 Beaulieu Vineyard CS Maestro Collection Ranch No.1Napa Valley
カリフォルニアワイン産業隆盛の立役者とされる大御所達さえも師と仰ぎ、誰もが崇め奉る真に偉大な醸造家。それこそが故アンドレ・チェリチェフです。 カリフォルニアワインの威信は、氏の存在があったからこそ。 例えば、'76パリ事件の覇者となるスタッグスリープ"SLV" 1973。供出されたワインは「No.23」と記された樽からのボトルで、それはウィニアスキとチェリチェフの両氏がブロック別テイスティングを行っていた際に選ばれたロットでした。 チェリチェフが手掛けたワインに感銘を受け、やがて数多の才能が開花することとなりますが、当のワインがカベルネ・ソーヴィニヨン“ジョルジュ・ドゥ・ラトゥール”。チェリチェフの名を歴史に深く刻み込むきっかけとなった造り手、ボーリュー・ヴィンヤードの代名詞でもある旗艦銘柄です。
★2009 Caymus Cabernet Sauvignon Napa Valley
アルザス系移民を先祖とするワグナー家がサン・フランシスコを訪れたのは1880年代。1906年のサンフランシスコ大地震の後、ナパ・ヴァレーはラザフォードに農用地を手に入れたとされています。1912年に生を受けた人物が、チャック・ワグナーの父、チャーリー(チャールズ)ワグナーでした。ケイマスの誕生から約60年も前、既に1915年よりワグナー家はファミリー・ワイナリーを開設し、バルク・ワインの販売で生計を立てていました。1941年、チャーリーは妻のローナと共に73エーカーの畑をラザフォードに取得。バルク・ワイン生産のみならず、グロウワーとしても名声を高めます。1960年、チャーリーは自家農場のうち果樹園であった区画の木を全て引き抜き、かわりに当時のナパを代表する高名な栽培家よりカベルネの優良クローンを入手し、これを植樹します。その人物こそがネイサンソン・フェイ氏。 ナパ・カベルネの世界的位置付けを変えた歴史的英雄、『スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ』の『FAYヴィンヤード』の嘗てのオーナーです。現在、ケイマスの最も重要なコアとなる60エーカーのカベルネ畑はこうして形作られました。 1972年、ワグナー夫妻に加え、息子のチャック・ワーグナーが加わり、晴れてケイマスの設立へと向かいます。同年の240ケースばかりのカベルネがファースト・リリースとなりました。彼らの所有する畑があった土地は、19世紀にメキシコの公有地であった時代には「ラザフォード」ではなく、「ケイマス牧場」(Rancho Caymus)と呼ばれており、ケイマスの名はここに由来しているそうです。またランディ・ダンを筆頭に、代々ケイマスは名うてのスター・ワインメーカーを獲得してきましたが、チャックに成功の鍵を聞けば、彼は表向きはそういったスター醸造家に敬意を払うことでしょう。しかし密かに耳打ちするのは、どれだけトラクターにのって畑に向き合ってきたか…という農夫としての拘り話だと思います。
2009 Caymus Cabernet Sauvignon Napa Valley 91 points Wine Spectator: "Supple and creamy-textured, with mocha, ripe plum and cherry flavors that show touches of tobacco, espresso and underbrush. Full-bodied, gaining tannic traction on the finish, elegant and readily approachable. Drink now through 2018." (11/11)
|
*~*~*~ アミの想い ~*~*~*~*~*
大切な人たちとの楽しいおしゃべり、幸せな時間
自然の恵みに感謝と喜びあふれる豊かな時間
私たちの笑顔、喜び、幸せが地域に波及して
明るい未来につながることを心から祈っています。
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*