阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

事業仕分け調査2日目

2010年04月08日 21時44分13秒 | 政治
 今年ほど桜が長く楽しめる年は珍しいですね。今日は事業仕分け調査2日目。皇居周辺を何度も通りましたが、未だ満開の桜が、美しく水際を彩っていました。

 4月8日は、私がカンボジアで同僚だった中田厚仁さんの命日でもあります。活動中に射殺され、プノンペンで行われた告別式で出会ったご両親は、彼が生まれた時に植えたという桜の一枝をプノンペンまで持って来られました。「お世話になりました。短い人生でしたが、あなたのような方とお会いできて、厚仁は幸せだったと思います。ありがとうございました」あれ以来、桜は、私にとって特別な花になりました。いつも本当に特別な思いで桜を見ています。あれから17年。今年は議員仲間と一緒に行った千鳥が淵の夜桜が、特に印象的でした。

 さて、今日は事業仕分けの調査活動2日目でした。柴橋正直議員と一緒に昨日に続いて公益法人、財団法人をまわり、ヒアリングを続けました。

 強く感じたことは、「理事長室」に案内されて、そこで話を聞いただけで本質に迫るのは難しいことです。先方は「仕分け」されてはたまらないと渾身のプレゼンテーションを行いますからね。日頃からの問題意識、そして事前準備が十分でなければ、とても核心に迫ることなど望めないと思います。

 思わぬ人間模様も伺えました。昨日訪ねた法人の理事長の言葉です。

 「年収は1068万円です」「大企業の課長程度でしょうかね。貢献意識だけでやっていますよ」
TBSのテレビカメラの前で、苦悩に満ちた顔で言い切った表情には、現在の不遇への理不尽な思いが満ち満ちていました。大物事務次官だった方ですから、1000万円を僅かに超えただけの待遇には不満でしょう。しかし、天下り官僚の方への給与としてどのように感じるか、その判断はテレビの前の皆さんに委ねることにしましょう。
 
 今夜、そして、明日は、レポート作成です。もう少し時間が欲しかったですけど、ここからの分析も重要です。