博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

子供の名付け(命名)DQNランキング

2006年10月26日 | 雑記
子供の名付け(命名)DQNランキング

某所でこのサイトが紹介されており、取り敢えずのぞいてみたところ、吹奏楽(すいそうがく)ちゃん(両親が吹奏楽部に入っていたらしいです)だの、南斗(じゅうざ)ちゃん(親が『北斗の拳』のファンだったらしい)だの、丹矢音(にゃおん)ちゃんだの、空(うるえ)ちゃん(空の字を分解するとウ・ル・エになります……)だの、しいたけちゃんだの、想像を絶する命名ばかりでしばらく爆笑が止まりませんでした(^^;) 

こんなのを見慣れると、愁斗(しゅうと)ちゃん、菜々姫(ななひめ)ちゃんなんかは普通の名前に見えてくるのが怖いです……

この他、曾祖父に運子(うんこ)と名づけられて曾祖父が亡くなるまで改名が許されなかったといった、DQN名を付けられた子供たちによる体験談も語られています。

こんなのを読むと、成人した時点で本人が新しい名前に変えられる幼名制度や、あるいは香港みたいにアンディとかトニーとか欧米風の別称を付ける風習の導入を本気で検討した方が良いのではないかと思いますね(^^;) 取り敢えず私自身は普通の名前をつけてくれた両親に感謝です……
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『大清風雲』その5(完)

2006年10月26日 | 中国歴史ドラマ
『大清風雲』第41~50話までです。

大玉児はドルゴンに密書を送り、ドルゴンが謀反を諦めればアジゲ・ドドを無罪放免とし、また当初の約束通りドルゴンとの再婚も果たそうと申し出たが、ドルゴンは既に挙兵を決意しており、その申し出を拒否。彼はあくまで福臨から帝位を奪取し、大玉児を皇后として娶るつもりであった。

ドルゴンの謀反が現実となると、朝廷側は江南に派遣されていた范浩正に援軍を要請する。その間に大玉児は自ら永平鎮に出向いて城門前に陣取り、城中から一兵卒でも出撃したら服毒して自殺するとドルゴンを脅しつけ、時間稼ぎを謀る。そうこうしているうちに范浩正の援軍が到着。福臨は范浩正らとともに永平鎮へと向かい、母と合流する。大玉児・福臨・范浩正らは大軍をバックにドルゴンとの直談判を申し出、城内へ入ることを許される。

談判の場で大玉児は、謀反を諦めればアジゲ・ドドの無罪放免と自分との再婚を認めようと再び訴え、ドルゴンの心は揺れるが、その様子を見て取ったドドは配下に合図をして福臨の暗殺をはかる。しかし咄嗟に福臨の幼馴染みで側近であった英格爾が彼をかばい、暗殺は失敗に終わるが、英格爾は命を落としてしまう。親友を失い、逆上する福臨。ドルゴンはドドとアジゲを叱りつけて退出させる。

その後、ドルゴン・大玉児・范浩正・鄭親王ジルガランの四人のみが城内の密室に移動して話し合いを続けることになったが、密室に入るやいなやドルゴンは配下の兵士に范浩正とジルガランを拘束させ、「今まで散々煮え湯を飲まされてきたが、もうお前の甘言には騙されない。俺の野望のために死んでくれ。」と大玉児に毒酒を手渡し、自害を迫る。大玉児は説得が無駄だと悟ると、要求通りに毒酒を仰いだ。彼女が倒れたのを見て、ドルゴンも范浩正・ジルガランに福臨を助けて清王朝を支えるよう遺言を残し、同じく毒酒を飲んで自害した。

二人が倒れたのを確認して、ドルゴンの執事の何洛会はすぐさま二人に解毒剤を飲ませた。実は大玉児に服毒を迫ったのはドルゴンが彼女の本当の気持ちを知るための芝居なのであった。解毒剤によって蘇生した後、大玉児が自分のために一度は死んでくれたことに感激し、ドルゴンは政権と両黄旗の管轄権を福臨に返還することを決意。こうして順治帝福臨による親政が成立したのであった。

ドルゴンと大玉児の再婚も福臨によって認められ、福臨17歳の誕生祭と再婚式が同時に挙行されることとなった。しかしその頃ドドは天然痘に冒され、危篤状態となっていた。ドルゴンと大玉児は彼の見舞いに駆けつけるが、ドドは二人の再婚を祝福し、そのまま息を引き取った。

この頃には福臨のドルゴンへのわだかまりはすっかり解け、彼を「父皇」と呼ぶまでになっていた。ドルゴンは嬉しさのあまり、何洛会とともに馬に乗って狩猟に出掛ける。大玉児は何やら胸騒ぎがして彼の後を追うが、時既に遅く、彼は鹿を追っているうちに崖から転落して瀕死の重傷を負う。そして大玉児や范浩正らが見守る中、波乱に満ちた生涯を終えるのであった……

……こうしてみると、終盤の展開は無理矢理ですなあ(^^;) ちなみにドドがドルゴンより先に病死したことと、ドルゴンが狩猟中の事故がもとで死んだことは史実です。同母兄弟のうち一人残されたアジゲは後に官爵を剥奪されて幽閉され、順治帝より死を賜ることになります。

明末清初の激動期を舞台とし、風雲急を告げる展開が続きながら、派手な戦争シーンがほとんどないのが何とも…… 清の軍隊が北京に入城するシーンでもドルゴンが馬に跨って突進しているだけだったし。キャストが豪華なだけに、何だか不満が残る作品でした。
コメント (2)
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