岡崎由美・浦川留『武侠映画の快楽』(三修社、2006年10月)
宣和堂さんのブログで紹介されているのを見て、早速購入しました。
岡崎・浦川両女侠による思い入れがたっぷり込められており、ページ数の割には読みごたえのある武侠小説・映画のガイドブックに仕上がっております。『神雕侠侶』の古墓派を王子様願望丸出しと言い切ったり、『笑傲江湖』の劉正風と曲洋の関係を『あらしのよるに』に例えたり、( 武侠ファンがあの映画を見たらそういう発想になりますよね(笑) )お二人とも言いたい放題です(^^;)
個人的に面白かった指摘は、
○修業すればできるというストライクゾーンが中国人は日本人より遥かに広い。
○金庸の小説はドラマ向き、古龍の小説は映画向きの題材。
……といったところでしょうか。
武侠物初心者にも、既に武侠の世界にどっぷり漬かっている濃いいファンにも読んで欲しい一冊です。
宣和堂さんのブログで紹介されているのを見て、早速購入しました。
岡崎・浦川両女侠による思い入れがたっぷり込められており、ページ数の割には読みごたえのある武侠小説・映画のガイドブックに仕上がっております。『神雕侠侶』の古墓派を王子様願望丸出しと言い切ったり、『笑傲江湖』の劉正風と曲洋の関係を『あらしのよるに』に例えたり、( 武侠ファンがあの映画を見たらそういう発想になりますよね(笑) )お二人とも言いたい放題です(^^;)
個人的に面白かった指摘は、
○修業すればできるというストライクゾーンが中国人は日本人より遥かに広い。
○金庸の小説はドラマ向き、古龍の小説は映画向きの題材。
……といったところでしょうか。
武侠物初心者にも、既に武侠の世界にどっぷり漬かっている濃いいファンにも読んで欲しい一冊です。