博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『書剣恩仇録』その5

2009年06月07日 | 武侠ドラマ
『書剣恩仇録』第28~34話まで見ました。

何とか自分が于万亭と乾隆帝との間の架け橋となろうと尽力してきた布倩佳ですが、とうとう于万亭の暗黒面に気付いてしまいます。自分が世話になった大月氏国を巻き込もうとしたのが許せず、于万亭の企みをくじこうとしますが、彼女の意図に気付いた黒白無常とバトルに。結果、彼女は白無常を倒したものの黒無常の手によって殺されてしまい、そして最愛の布倩佳を失った于万亭がブチ切れて黒無常を殺してしまいます。正直、こういう展開は予想してなかった(;´д⊂)  黒白無常がこんな形で死んでしまうとは……

一方、関東三魔がホチントンを追っていると知った陳家洛は再び西域へと赴きますが、そこで香香公主ことカスリーと遭遇。物語が4分の3を過ぎたあたりでようやく彼女が登場しました。カスリーを演じているのは新人女優の頴児です。



当初『神雕侠侶』の郭襄役などでお馴染みの楊羃がカスリーを演じると聞き、「カスリーみたいに空気を読まないヒロインには楊羃がピッタリ!」と期待していたのですが、結局楊羃が降板してしまって残念……と思いきや、この頴児もなかなかです。むしろ楊羃より彼女の方が雰囲気が合ってる気がしてきました(^^;) ただ、今回のドラマではカスリーは陳家洛に惚れているものの、陳家洛自身はホチントンへの思いは変わらず、ホチントンは妹を傷つけたくないので自分から身を引こうとするという設定になってますね。

そして乾隆帝からカスリーを捕らえてくるよう命じられた張召重も西域へ。こいつを戦闘要員としてではなく単なる人捜しのために使うなんて人材の無駄遣いにもホドがあるとツッコミたくなりますが、任務のかたわら兄弟子の馬真や天山双鷹の片割れ関明梅を殺したりと相変わらずの暴れっぷりを発揮。おまけにカスリーが見つからないとなると、李沅芷を父親の李可秀のもとに送還し、李可秀を通じて乾隆帝に取りなしてもらおうと算段するといったチャッカリぶりも発揮。段々こいつがラブリーに見えてきました(^^;)

前回からウジウジ悩んでいた余魚同ですが、師父が張召重に殺されたと聞いて逆上し、また文泰来に駱氷への思いを打ち明けてふっきれたのか、あっさりと還俗。ただ、李沅芷に対しては相変わらず積極的になれなくて見ている側がイライラする展開が続きます。で、その他のツッコミ所など。

○このドラマ、陳家洛と福康安は喬振宇が一人二役で演じているので、この2人が対面するシーンではどういう処理をするのか楽しみにしていたら、常にどちらかの顔しか映らないように撮影していました。つまり、陳家洛の顔が映るショットでは福康安は後ろ姿しか映らないようにし、(当然この時は別の役者さんが福康安を演じているということなんでしょう。)福康安の顔が映る場合は逆に陳家洛の顔が見えないようにするといった具合です。

○余魚同が還俗を決意するシーンでポッと一言。「出家するなら師父のいる武当山で道士になれば良かったんだ。」……本当にその通りだよっ!!(^^;)
コメント
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