『三国』第90~最終95話まで見ました。
陳倉で孔明にしてやられて這々の体で逃げ出す曹真。おまけに逃走中に落馬してもうダメだという所で司馬懿が援軍に駆けつけます。しかし曹真が落馬によって虫の息と知るや、「やあ、間に合って良かったですなあ(^^)」バンッ!「あと一歩遅かったら全滅してましたなあ(^^)」バンッ!と、声を掛ける度にわざとらしく曹真の肩やら背中を強く叩いて死なせてしまいます。そして死んだ曹真に敗戦の罪をすべて押っつけて副都督から大都督へ昇格。相変わらずやることが小汚いお……
そして祁山では孔明と仲達が直接対峙することになり、互いに罵り合いますが、双方が年季の入った煽リストだけに余裕が感じられます。その後は司馬懿が苟安を利用して孔明を成都に帰還せざるを得なくしたり、孔明が仲達に婦人の服を贈ったりといったエピソードが続きます。苟安の件では、李厳が司馬懿の計略と察知しつつ孔明を成都に召還させたとして、息子の李豊から訴えられて庶民の地位に落とされてますが、このドラマの李厳には全く同情出来ない(^^;)
その後上方谷では火計で仲達を焼死寸前まで追い込みますが、突如大雨が降り出して仲達は難を逃れます。そしてそれに絶望した孔明は血を吐いて倒れ、そのまま病死。そこで仲達が蜀軍を追い討ちをかけようとして「死せる孔明、生ける仲達を走らす」と相成るわけですが、後に真相を知った仲達が「これでワシは未来永劫『死せる孔明、生ける仲達を走らす』とバカにされることになるんじゃあーーー!!」と大泣きしているのが微笑ましい(^^;)
五丈原の後、魏では明帝が病没。司馬懿は愛妾静姝が難産の末に死んだことがショックで重病に臥したと見せかけて、ライバル曹爽と次の皇帝曹芳が洛陽を離れた隙に郭太后を抱き込み、実権を掌握、曹爽を屈服させます。その後は司馬懿がエラく老けてボケ気味になったところで、ナレーションで三国の滅亡が語られて物語が終了。
【総括】
……「95話もかけてこれかいっ!」とか、「アニメの『三国演義』すら蜀の滅亡までちゃんと描いたよ!?」と、いろんなツッコミが入れられそうなうな終わり方ですなあ(^^;) 最終話で唐突に何進一族の祠堂が見つかり、司馬懿が「何進の死からはや45年……」などと述べてますが、こういうシーンを入れるなら何進が十常侍を排除しようとするあたりから話を始めろよと言いたくなります(-_-;)
長坂坡や赤壁などアクションシーンは期待に違わぬ出来ですが、全体的に展開が間延びしており、各キャラの「政治的」な言動が強調して描かれている(と言っても『演義』や正史に沿ったものではなく、作品独自の脚色が多い)この作品。早くも日本語版DVDがノーカットでリリースされることが決定しておりますが、(日本語版公式サイトはこちら)日本の『三国志』ファンに受け入れられるかどうかはかなり微妙だと思います……
陳倉で孔明にしてやられて這々の体で逃げ出す曹真。おまけに逃走中に落馬してもうダメだという所で司馬懿が援軍に駆けつけます。しかし曹真が落馬によって虫の息と知るや、「やあ、間に合って良かったですなあ(^^)」バンッ!「あと一歩遅かったら全滅してましたなあ(^^)」バンッ!と、声を掛ける度にわざとらしく曹真の肩やら背中を強く叩いて死なせてしまいます。そして死んだ曹真に敗戦の罪をすべて押っつけて副都督から大都督へ昇格。相変わらずやることが小汚いお……
そして祁山では孔明と仲達が直接対峙することになり、互いに罵り合いますが、双方が年季の入った煽リストだけに余裕が感じられます。その後は司馬懿が苟安を利用して孔明を成都に帰還せざるを得なくしたり、孔明が仲達に婦人の服を贈ったりといったエピソードが続きます。苟安の件では、李厳が司馬懿の計略と察知しつつ孔明を成都に召還させたとして、息子の李豊から訴えられて庶民の地位に落とされてますが、このドラマの李厳には全く同情出来ない(^^;)
その後上方谷では火計で仲達を焼死寸前まで追い込みますが、突如大雨が降り出して仲達は難を逃れます。そしてそれに絶望した孔明は血を吐いて倒れ、そのまま病死。そこで仲達が蜀軍を追い討ちをかけようとして「死せる孔明、生ける仲達を走らす」と相成るわけですが、後に真相を知った仲達が「これでワシは未来永劫『死せる孔明、生ける仲達を走らす』とバカにされることになるんじゃあーーー!!」と大泣きしているのが微笑ましい(^^;)
五丈原の後、魏では明帝が病没。司馬懿は愛妾静姝が難産の末に死んだことがショックで重病に臥したと見せかけて、ライバル曹爽と次の皇帝曹芳が洛陽を離れた隙に郭太后を抱き込み、実権を掌握、曹爽を屈服させます。その後は司馬懿がエラく老けてボケ気味になったところで、ナレーションで三国の滅亡が語られて物語が終了。
【総括】
……「95話もかけてこれかいっ!」とか、「アニメの『三国演義』すら蜀の滅亡までちゃんと描いたよ!?」と、いろんなツッコミが入れられそうなうな終わり方ですなあ(^^;) 最終話で唐突に何進一族の祠堂が見つかり、司馬懿が「何進の死からはや45年……」などと述べてますが、こういうシーンを入れるなら何進が十常侍を排除しようとするあたりから話を始めろよと言いたくなります(-_-;)
長坂坡や赤壁などアクションシーンは期待に違わぬ出来ですが、全体的に展開が間延びしており、各キャラの「政治的」な言動が強調して描かれている(と言っても『演義』や正史に沿ったものではなく、作品独自の脚色が多い)この作品。早くも日本語版DVDがノーカットでリリースされることが決定しておりますが、(日本語版公式サイトはこちら)日本の『三国志』ファンに受け入れられるかどうかはかなり微妙だと思います……
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