博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『倚天屠龍記』その3

2010年09月20日 | 武侠ドラマ
『倚天屠龍記』第14~20話まで見ました。

峨眉派に捕らわれ、明教の総本山光明頂まで連れてこられた張無忌と殷離ですが、殷離が「青翼蝠王」韋一笑に攫われ、張無忌も明教五散人の説不得に拉致られて総本部へ。で、明教の内部抗争を収めた彼は教団の幹部から請われて教主の座に就くことに……

ここで四大ヒロインの最後の1人小昭と楊不悔(大人バージョン)が登場。小昭を演じているのは『鹿鼎記』の双児役などでお馴染みの何琢言です。侍女キャラがすっかり板に付いていますなあ(^^;) しかしその彼女も乾坤大挪移を発見する段では怪しげな動きを見せていますが。この前後に黒幕の円真法師こと成昆が六大門派と明教との戦いの最中に死んだふりをしたり、腹に一物抱えながら趙敏に仕える様子が描かれます。

その趙敏と光明頂を下りてきた張無忌とが遭遇。安以軒が演じる趙敏ってどうよ?と思ってましたが、予想してたよりなかなかいいですね。ここで趙敏の配下に半身不随の目に遭わされた殷梨亭を楊不悔が看病するシーンも挿入されてますが、殷梨亭が自分の体が良くならないのを悲観して自殺しようとしたり、それを止めるために楊不悔が自殺しようとしたりするシーン(文字にすると何が何やらですな……)が挿入されてます。

少林寺に赴き、何者か(と言っても要するに趙敏の一派なんですが)が六大門派を襲撃し、その罪を明教になすりつけようとしていること、更に次の標的が他ならぬ武当山であることを知った張無忌は、矢も楯もたまらずに武当山へと急行し、小者に変装して事態を見守ることに。このあたりの展開もベタなRPGみたいで実にイイ(^^;) 

そして身元を隠したまま趙敏の手下である西域少林派の手練れと戦うことに。ここで張無忌のセリフが一部音声吹き替え前のものと吹き替え後のものがかぶってしまうという痛恨のミスが(^^;) (一応解説しておくと、主に音声技術の問題により、中国のドラマは撮影後に俳優さんがもう一度台詞を吹き返し直すのです。この時に香港や外国の俳優さんの場合は別の声優が吹き替えすることも。)ストーリーの山場でこういうことをやられるとな……
コメント
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