博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『倚天屠龍記』その2

2010年09月16日 | 武侠ドラマ
『倚天屠龍記』第7~13話まで見ました。

父母を失い、おまけに玄冥神掌を食らって明日をも知れぬ身となった張無忌。旅の途中で出会った明教の常遇春の計らいで神医胡青牛のもとで療養に励むことになりますが、そこから胡青牛と金花婆婆との因縁に巻き込まれかけたり、紀暁芙から娘の楊不悔を託され、娘の父楊逍を捜すために昆侖山へと向かったり、昆侖山中で朱九真に拾われたりと、『ドラクエ』のような展開が続きます。金庸作品の中ではこの作品と『碧血剣』がかなりRPG臭が強いんですよね(^^;) 実際ゲーム化もされてるようですし……

朱武連環荘では朱九真が猛犬を飼ってる設定などが端折られてますが、ここはまあどうでもいい場面ですし、順当なところでしょう。そして山中の洞穴を通り抜けた所にある桃源郷で『九陽真経』をゲット。ここで張無忌が子役から超へと交替。トニー・レオン主役の80年代TVB版は胡蝶谷で修業中にとっとと子役から交替してたと思うのですが、それと比べると今回のドラマは交替時期をよく我慢したなという気がします。

ここで周芷若(大人バージョン)や趙敏が顔見せとして一足早く登場。趙敏役の安以軒は『雪山飛狐』でのイメージからあんまりいい印象を持っていないのですが、どうなることやら…… ついでに謝遜の元師匠の成昆も登場し、趙敏の父汝陽王の配下となったり、陳友諒と思しき乞食を弟子にしたりしてます。しかしこいつ、原作では汝陽王の配下となってましたっけ?

ほんで昆侖山中のお猿さん達に別れを告げた張無忌は蛛児(実は母方の従姉妹殷離)と出会い、ともに峨眉派に捕らえられて光明頂へと向かうことに……

○今回のバグシーン

張無忌を治療するため、張三丰が少林寺に伝わる『九陽真経』の伝授を請うシーンで、どういうわけか張三丰が話すシーンと少林僧が話すシーンが別々に撮影されており、役者さんが直接対話していない……のはまだいいとして、張三丰のシーンと少林僧のシーンとで明らかに画質が違ってる…… 少林僧の出てくる方はビデオCDを見てるのかと思ったほど画質が粗い……

この場面が入ったDVDがパソコンで再生できないので、画像のコピペができないのが残念。
コメント
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