今日、NHKの技研公開2006をみてきたんですけど、その中で、おもしろそーなのを、ピックアップしていきます。
スクリプトを書くと、それに伴って、動画を動かせるTVMLっていうのがあります。
TVMLの説明については
こちら http://www.nhk.or.jp/strl/tvml/japanese/what/index.html
で、TVMLプレーヤーは、これで
TVML自身は、プログラムみたいなかんじなので、もっと台本チックにかいたストーリを、TVMLに変換して、表示する「TVMLミニ」は、これ
で、使い方なんですけど、TVMLミニの場合、以下のようなかんじの
(こういう話が入っている)
タイトル:貧乏劇場 サブタイトル:食費節約の荒わざ いやー、お金ないね (イヤイヤ) ほんとにもう、ぜんぜんない! そういえば、昔やってた食費節約法思い出した (うんうん) |
台本を、こんなかんじのXMLでかく。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <apescript> <ape file="apeBartalk.exe"> <title>貧乏劇場</title> <subtitle>食費節約の荒わざ</subtitle> <text name="1">いやー、お金ないね</text> <action name="1">イヤイヤ</action> <text name="1">ほんとにもう、ぜんぜんない!</text> <text name="1">そういえば、昔やってた食費節約法思い出した</text> <action name="1">うんうん</action> |
textタグのところが話の内容
actionのところが、CGの動作(あらかじめできる動作は決まってる)
つまり、ブログやメールなんかでも、(^^)のフェースマークのところを、ちょこっと言葉に代えてもらった感じで、台本を書いてもらい、それをXMLに変換するってわけ。
で、このXMLと、キャラクターの作り方に基づいて作ったキャラクターのファイルをもとに、TVMLミニの場合は、TVML言語に(多分)内部で自動的に変換して(こんなかんじらしい)
camera: closeup( what = 坂田 ) super: on( type = text, text= "坂田" ) character: bow( name = 坂田) character: talk( name = 坂田, text = "みなさんこんにちは") |
(上記のプログラムは、ここから引用)
それを、プレーヤーで出力するという仕組みになっている。
もちろん、TVML言語そのもので書いて、プレーヤーで動かすという手もある。
ゲームのようなものを作成する場合は、TVML言語そのものを書いて、プレーヤーで再生させることになるだろう。
その場合、XMLで書いたときよりも、(TVML言語で直接書いたほうが)結構自由に制御できるそうな。
なお、プレーヤーは、パソコン用は、ダウンロード可能になっている。
また、ゲームなどで再生シナリオを変更できるように、外部からの制御インターフェースTvIFがある。で、SDKも、Dkitというもんが、出ているようだ
つーことで、なら、サーバー側で、あらかじめキャラクターをケータイ側に持っておいて、あとはTVMLのスクリプト部分さえ(テキストなので、そんなに多い量ではないはず)記述してパケット送信すれば、あとはケータイ側で再生できることになる。
ということで、TVMLベースでのゲームやコンテンツ作成や、メールをおくって、こいつで再生させるということも考えられる。
そしたら、デコメールどころではなく、こっちはテキストで打ってるけど、見るほうはCGをうごかしたメールになるよね
ただ、展示では、ケータイで動いているように見えるけど、聞いたら、サーバー側で、動画を生成させて、それをケータイに送っているだけで、ケータイ版のプレーヤーがあるわけではないといっていた。
で、ケータイ版の開発は、1年くらいかかるっていう話だった。
で、ウィリアムのいたずら的に考えて、これをケータイで作成する可能性とか、もしゲームとかで使うんなら、音声合成じゃないほうがいいよねとか、そーいった技術的なことをいくつか思ったんだけど、それについては、今日書いても、ケータイのキャリアさんたちはみてくれてなさそーなんで、月曜日にかきますね。
そのまえに、今日、技研公開2006でみてきた、ほかの面白そうなネタをかきますね。