さ、月曜日で、みんな見てくれてるかなー、ってことで、土日にいろいろ書いていた、メールやブログや文章で書いた台本を、動画にしてしまうというNHK技研が出しているTVMLプレーヤーを、ケータイのアプリに移植する可能性を、勝手に考える。
まあ、技研でもやってるだろうけど。。
で、これができると、好きなキャラクターをつかって、メールを読上げてくれたり、そいつを使ったゲームみたいなことをしたり、待ち受け「伺か」ケータイ版?みたいなこと、いや、それ以上のことが可能なのだ。。
ただしここでは、ゲームといっても、ゲームメーカーが利用するのではなく、あくまでも、個人や、ゲームメーカーで無い人たちが、コンテンツ作成する場合の便利ツールと考える。ゲームメーカーなら、エンジンはもっていて、もっとシビアな部分での問題(ケータイの機種ごとにスピードが違うので、同一シナリオで、おなじ時間で終わらせるための技術とか)が必要なはずだが、今回は、そこまで求めないことにする。
■まずは、TVMLによる、メール、ブログ読上げシステムの概要
書いた文章を動画にするNHK技研のTVML miniについては、以前のブログで書いた。で、今回は、それをメールやブログの文章からとってきてということを考える。
全体のシステム像は、下図のような感じになると思う。
メールやブログの文章
|
|顔文字を動作に、文を切ってXMLへ
↓
台本のXML(apsファイル)変換 キャラクター 動作
| | |
|------------------------
↓
TVMLファイル
↓
プレーヤーで読み込み
メールやブログのテキストをXML変換する部分は、可能だろうし
XMLから、TVMLファイルを作成することは、現在TVMLミニで実現しているので問題になりそうにない。
つまり、プレーヤーでのこる問題は
1.画像処理をどうするか
2.音声合成をどうするか
3.メモリ量、ファイル量はたりるか
であろう。
以下、順に見ていく
■TVMLからの画像処理
TVMLのコマンド(ここ)にあるのが、3D(実際は2Dなの?まあ、3Dにしたほうが、かっちょよさそうだよね)のメソッドにおきかえられるか?ということにあると思う。
以下、まずiアプリで考える。
物体自体は、キャラクター作成講座にあるように、3Dのモデリングソフトで書いたもののうち、ある数値を取り出し、それを保持しているようだ。これは、この値を、Figureクラスに入れておくことになるのかな?
で、TVMLの各コマンド、おじぎする(bow)とか、向きを変える(turn)に対応するアクションテーブルを用意し、それを実行して、表示するとかいうことになるのでしょーか?
まあ、こーいうのっていうのは、ウィリアムのいたずらがどーのこーの言うより、MascotCapsuleと、TVMLのコマンド仕様書を見比べたほうが、早いだろ-な(^^)
で、BREWの場合は、このMascotCapsule相当の3Dのライブラリを作るところからはじめる。。
たいへんそーだ(^^)
■音声合成をどうするか
これは、auではBREWアプリで、成功していているようだ。
au、受信メールを自動で読み上げるアプリ
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/27504.html
つーか、YAMAHAで、そーいうものを、だしているようだ。
ここ
初級しゃべらせ講座|SMAF ENTERTAINMENT
http://entame.smaf-yamaha.com/jp/lecture/
これなら、au,Docomo,ボーダフォン、どれでもOKそうだ。
まあ、ゲームとか、コンテンツを作る場合には、音声合成機能を使うより、mp3ファイルを用意して、そいつを鳴らすようにしたほうが、よさそうだ。
(mp3の移植をどーするかという問題はある。ただ、mp3でなくても、なにかのサウンド用外部ファイルは対応できるだろ-から、それを使うということで。。)
■メモリ量、ファイル量はたりるか
たぶん、これが、いちばんきつそう。
メモリ量から考えたら、iアプリの場合、XMLに変換するより、テキストから一気にTVML言語(野バイナリ版をつくって、それに?)おとして、そいつをプレーヤーが実行するというほうがよさそうだ。テキスト変換とプレーヤープログラム、一まとめにできるか?というのは、大きさの問題にかかってきそうだ。
スクラッチパッドでファイル量が足りるか?という問題もありそう。
一方、auの場合は、このへんの心配はなさそう。
ただ、XMLパーザーとかはないので、テキストから一気にTVML言語という手のほうが、よさそうな気もする。
■そのほかについて
メールを取ってくる方法は、iアプリの場合、そーいうクラスがあるし、KDDIの場合、たしか拡張で出来た気がした(定かでない。今手元に資料が無いし、あったとしても、機密書類だったと思うので、詳細はいえない)
問題は、ゲームの場合、台本を切り替えることになるが、そこの言語仕様はないことだ(キーボード入力に対応するところはない)。
したがって、ゲームの場合には、
・キーボード入力で台本を切り替える言語拡張するか、
・キーボードによって、台本を選ぶという言語を作って、
その言語にもとづき、台本を選び、
選んだ台本を、このプレーヤーで動かす
ってことになるとおもう。
ってなかんじで、できそうだ。
メールとともに、動画が動いて、音声で読上げるアプリなんて、ちょっと、キラーコンテンツならぬ、キラーアプリになりそう(とくに3Dにして、出てくるキャラが萌え系とか、ゲームキャラとかだったりしたら)。
うーん、NHK技研にまかせておくより、キャリアやソフト開発会社が乗り出したほうが、はやいんじゃあ。。。
これは、NHKエンジニアリングサービスに、問い合わせ殺到?なわけないか(^^)(*NHK技研の技術移転は、どうも、NHKエンジニアリングサービスっていうところが、やってるみたいだ)