以前から書くといっていた、「プログラムやテストデータを自動生成する方法」についてのシリーズをはじめたいと思います。
雛形ソースを作成し、Excelの仕様書を用意すると、プログラムのソースやテストデータを生成する方法なのですが、汎用的にこれを行う方法を示します。
今回は概要です。
■概要-システム構成
つまり、このシステムは、以下のような図で表せます。
*――――――* 雛形 ―――>|Excelマクロ | ―――> 自動生成されたソース *――――――* ↑ | | 仕様書(Excelのシート)
(1)雛形ファイルを用意しておきます。
この、雛形は、仕様書の値が入るところに、タグみたいなのが入っています。
(2)仕様書を用意しておきます
Excelで用意しておきます、
べつにXMLやCSVでも、それをExcelで読み込めばいいんですけどね。。
(3)雛形ファイルと仕様書から、ソースファイルを書き出すExcelマクロプログラム
を実行します。
これは、あらかじめ作ってあって、そのプログラムを実行します。
(4)そーすると、ソースファイルが出来ます。
1つの雛形に対して、いくつかの仕様書があって、いくつかのソースファイルが出来るケース、
雛形がいくつもあって、仕様書がひとつで、ソースがいくつも。。
どちらのケースもありますが
ソースファイル1つに対してみると、雛形1こ、仕様書1個のほうが、作りやすいです。
複数の仕様書から1つのソースを作りたい場合もありますが、その場合は、作業用シートを作成し、作業用シートに、複数の仕様書のデータを書くようにして、その作業用シート1つにたいして、ソース1つとしたほうが(つまり、ソースファイル1つに対してみると、雛形1こ、仕様書1個のカタチのほうが)やりやすいです。
■例-BREWのソースを出す
例として、BREWのソースを出すものを公開しています。
ここ http://www.geocities.co.jp/xmldtp/bw_makebrew.htm
の下のほうに、
ダウンロード:
makebrew.lzhのありかは、ここ
とあります。そこの「ここ」をクリックすると、ダウンロードできます
makebrew.lzhというファイルです。
このなかで、app_c.txtなどと書いてあるのが、雛形ファイル、
仕様書.xlsの中にある「第一画面」などのシートが仕様書のシートで、
ドキュメント作成のマクロがExcelマクロプログラムで、
それによって生成されるソースがソースファイルとなります
が、これは、BREW用になっているため、汎用のものにはなっていません。
ということで、次回は、まず、これを、汎用にする方法を示してみたいとおもいます。