今回は、前からリクエストのあった
クラプトンの代表作「レイラ」。
いまじゃ、好々爺みたいになっちゃったけど
このころは、熱かったねえ。
デレク&ドミノスっていうバンドで
このアルバムを出したんだけど
ブルースでラブソングを表してて
なかなか良いですよ。
2本や3本のギターがからみあって
歌も、クラプトンともう一人のボーカルが
からんでて、
ストーンズなんかにも影響を与えたんじゃないのかなあ。
んで、このアルバムタイトルにもなってる
「レイラ」なんだけど
うわさによると、親友のジョージハリスンの当時の妻である
パティハリスンのことを横恋慕しちゃったときの歌らしいよ。
そのせいか、
彼のジレンマというか
そんな熱い気持ちが「レイラ!」っていうシャウトに
込められてる気がするね。
最近はアンプラグドで、この曲をやってるけど
これはこれで、熱い気持ちを内に秘めた
大人の恋ってな感じで楽しめますな。
でも、個人的には若い頃の
熱い猛りのさまを表現したデレク時代の方が趣味に合うよ。
エンディングでピアノとギターのメロウな感じが長く続くけど
夢の中でパティと一緒に過ごしてるっていう感じがして
まったく飽きさせないからねえ。
「Tレックス」っていいよね。
特にマークボランの声に惹かれちゃうな。
つぶやくように歌ってたら
突然シャウトしたりなんかして、
そんなときは、ホント
ドキッとするよ。
もちろん、曲もいいよねー。
今回は、代表曲の「メタルグルー」!
いきなり「ゥオゥオゥオウイエー!」っていう
シャウトから始まって、
終わりまでほとんど同じパターンの繰り返し。
こんな感じ、大好きなんだよね。
伝えたい思いが凝縮されてる感じがしてね、
策を弄してないかんじ、
「野蛮人魂」満載だよ、ホントに。
へたすりゃあ、メリハリがつかなくなっちゃうから
本当の意味では、高度なテクニックなんだろうけどね。
そんなこと微塵も感じさせないで、ホント、すごいよねー。
「グラムロック」なんて分けわかんないジャンルなんだけど
もう、彼らは「Tレックス」っていうジャンルになってるよね。
でも、最近、NHKの番組で彼らのライブ映像を初めて観たんだけど、
イメージと違ったなあ。
普通の、よくある個性のないバンドっぽい感じがして
ちょっと、がっかりしちゃったよ。
まあ、ライブって生き物だから
いい時と、つまんない時ってあるからねー。
他の映像に期待しますか。