今回は「サバイバル」というアルバムの中の曲、「サバイバル」。
「キミはどうやったら
そうずっと座ってられるんだ?
気をつけて周りを見てみるがいい
オレがあたりを見回したらいつでも
人々が苦しみに苦しんでる
どこででも、どこででも
そう、オレたちは生き残る
黒人は生き残るんだ
全てを手に入れた者
何も持てぬ者
希望や夢を手に入れた者
生きる誇りさえない者
オレたちは生き残る
そう、黒人は生き残るんだ・・・」
繰り返しになるけど
基本的な主張は変わってないよね、ボブ・マーレーは。
虐げられてる人たちを勇気付けてくれるよ。
ここで勘違いしないでほしいのは
自分自身の生き方や考え方によって引き起こされた不遇を嘆き悲しんでる人たちに対してエールを送ってるわけじゃないんだよね。
どんなにまじめにがんばっても
決して報われない人たちに対して歌ってるんだ。
昔話では必ず「正直爺さん」には幸福が待ってて
「意地悪爺さん」は懲らしめられるけど
実際の世界は、
大概、その逆のパターンになってる例も多い。
もちろん、すべてじゃないけどね。
彼はそのことに対して怒りをぶつけてるんだよね。
もちろん、人生は山あり谷ありだから
今がいいからって、死ぬまでそうとは限らないし
悪いことやずるい事してる奴はしっぺ返しを食らってる例も多い。
やっぱ、そんな先の心配をするくらいなら
いま、このときをしっかり悔いのないように生きてくことが大事なんだろうなあって思う。
ま、こうは言っても
「言うは易し、行うは難し」で
すごく大変なことなんだけど、ね。