アルバム「ベガーズ・バンケット」の最後を飾る曲、「ソルト・オブ・ジ・アース」邦題「地の塩」をモチーフにしたイラスト。
「重労働者たちに乾杯しよう
下級階層や、善、悪にも
そして、『地の塩』にも
歩兵たちに祈りを
彼らの骨身を削る任務に
そして、焼き畑を耕す彼らの妻子たちに
祈りを捧げよう
顔の見えない群集の中には
灰色や黒や白ばかり
現実にあるような気がしない
すごく奇妙な感じなんだ
重労働者に乾杯
決して取り上げられることのない人たちに乾杯
その他多勢の迷える人たちのことを考えよう
彼らには指導者が必要なのに
いるのはギャンブラーばっかりだ
家でじっとしてる連中が目にするのは
自分とは関係ない『きれいごと』か
グレーのスーツ姿のサラリーマンの通勤姿ばかり
彼らが選べるのは癌か小児麻痺だけなんだ
重労働者に乾杯
下層階級の人たちを思いやろう
ボロをまとった人たちにも
そして、みんなで『地の塩』に乾杯しよう・・・」
「地の塩」とは
地球にとって、人々にとって一番大切なものや人のことらしい。
ホント、世の中の人たちの大部分が
こんな感じで考えられれば、ね。
今とはずいぶん違った社会になるんだろうけど・・・。
重労働者たちは自分のことだけで一生懸命だろうから
せめて、少しでもゆとりのある人たちが
ワーキング・プアに支えられてるって感じていければいいんだけどね。
結局、ヒトの欲望に限りはないから
どの階層でも
「もっと、もっと・・・」ってなっちゃって
広く周りを見ることなんてそうそうできることじゃないんだろうなあ・・・。
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