いや~、面白かった!
自分になかなか自信が持てずにいた「たっくん」だけど
ときどき、ふっきれたように
「戦うことが罪なら、俺が背負ってやる!」や
「俺は戦う!人間としてファイズとして!」とか
宣言しちゃうんだけど、また揺れちゃったりとか、
怪物であるオルフェノクの中にも、人間の中にも、信じることができる人や信用できない人もいるし、
主人公たちの「いったいどうなってるんだ?」とか、裏切られたときのショックとかが上手く表現されてて
しかも、
主人公たちの置かれた境遇がなぜなのか?とか、
オルフェノクっていうのは一体どういう存在なのか?とか、謎がふんだんにちりばめられてて
ホント、最後まで十二分に楽しめたよ。
「20世紀少年」みたいにあやふやで終わらせてないし。(笑)
結局、最初の頃に周りからバカにされてた、
「世界中の汚れた洗濯物(人の中の汚れてすさんだ心)を真っ白にしたい」っていう啓太郎の夢を
夢の持てなかった「たっくん」が生きがいにするっていうストーリーには涙モノ。
「仮面ライダーなのにしっかり作ってるなあ」ってのが正直な感想だね。
原作のほうの「デビルマン」や、宮崎駿のアニメ「ナウシカ」、「もののけ姫」や漫画「20世紀少年」なんかが好きな人には必見の価値ありだよ。
役者さんたちの演技には目をつぶってくださいな。(笑)
ストーリーに入り込めたら、途中からそんなのは全く気にならなくなっちゃうからね。
あ、映画のほうの「パラダイス・ロスト」は
まるっきり違う話になっちゃってるからご注意を。
ウチの息子はちょっと混乱してました。(笑)
でも、話的にはシンプルだからそれはそれで別物として楽しめるんだけどね。