形はブーツカットなんだけど、
ひざやら太ももやらが破けてしまってて
元の形をとどめてない。
このジーンズは
ボクが学生時代からはいてるから
かれこれ15年16年ものになる。
ジーンズ生地で当て布して、手縫いでなんとかもたせてるんだけど、
「そろそろ年だし、あんまりボロボロのをはいてると、本物になっちゃうよ」
と、妻から小言を言われるようになってしまった。
この場合の「本物」とは、「本物の浮浪者」という意味。(苦笑)
もともと、ずーっと同じものを着てるのが好きで
それが破れたりしても、平気で着てたんんだけど
「もう、若くないからよせ」ということらしい。
もちろん、どれも最初は新品で
それが、だんだんとボクの体になじんできてくれて
ボロボロになっても、なんか苦労を共にした親友みたいに思えて
お尻のほうも、2枚目の写真のように
当て布して縫いつけて、なんとかはいてる。
一応、彼女とお出かけするときは
別のジーンズをはいてるんだけど
一人で出掛けるときは、まだこれをはくときもある。
でも、一人で出掛けることが少なくなってきて
このジーンズの出番も少なくなってきたなあ。
新しいジーンズもだんだんと
ボクの体になじんできて、愛着が湧いてきちゃってるからね。
でも、たまにはこうやって取り出してはいてあげようって思ってるんだ。