yabanjin-soulのTシャツ魂

ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

映画「英国王のスピーチ」

2011年12月12日 | 映画

映画「英国王のスピーチ」をレンタルして観た。

一言で言うとすごく面白かった!

映画の出来は本当にサイコーだったよ。

あらすじはというと・・・

第二次大戦前のイギリスの王室が舞台。

厳格なジョージ3世の息子のおはなしで、社交的だが国王としての威厳に欠ける兄と、吃音があり社交性はないが国王として人格的には申し分ない弟のおはなし。

父国王に厳しく育てられたせいか弟のアルバートは吃音があり、人前でのスピーチが大の苦手だったが、失語症の医療所を開設しているローグのもとに通ううちなぜ自分が吃音になったかに少しずつ気づきはじめ、ローグといると精神的に安心できるようになる。
その後父国王が亡くなり兄が国王になったが、彼は人妻と結婚するために国王の座を弟のアルバートに譲ってしまう。そして、ジョージ6世として即位したアルバートは、第二次大戦がはじまりドイツとの戦争にイギリスが踏み込むときの国王としての重大なラジオスピーチをこなさねばならなくなった・・・。

町の失語症診療所のローグをあのジェフリー・ラッシュが演じており、やはり彼は尋常じゃなく上手い!

彼はパイレーツ・オブ・カリビアンでジャックスパロウのライバル「バルボッサ」Photo を怪演しており、

この映画では頭の良い心療内科的な治療を施す役柄、

ずっと昔には「シャイン」という映画で苦悩するピアニストを演じている。

昔から上手い役者さんだなあと感心して見ていたが

今回の映画も彼がいないと成り立たない映画だった。

もうひとつ、

この映画のラストの場面で

この吃音のある国王のあまり上手じゃないが感動するスピーチと

あの演説の天才といわれたヒットラーをうまく対比して描かれてあったのが印象に残った。

上手いといわれる人には絶対に表現できないモノがあり、そのことの方が実は大事なんだよという作者のメッセージに受け取れ、それにすごく共感した。

ボクもバンドをやってるとき、上手な人には決して表現できないモノを表現したくてあまり練習しなかったんだが、そのことに気づいたヒトが他にもいたんだなあって少し感慨深い。

好きなミュージシャン達はみなこの部分を表現しており、そこがたまらなく好きだった。

つまりある程度ヘタじゃないとその良い部分って引き立たないんだよね。

結局、ボク自身はその「良い部分」も表現できないままだったんだが。(苦笑)

まあ、このことには関係なく

この映画自体すごくおもしろいから

みなさんも機会があったらぜひどうぞ。

おすすめです。

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コメント
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