ここんとこ、ずっとビートルズを聴いてるんだが
今は、昔聴いてたのとは違う印象を受けている。
ジョンはアルバム「ジョンの魂」に収録された「ゴッド」という曲で
「・・・・・
ボクはビートルズを信じない
夢は終わった・・・
・・・・
これまでは”セイウチ”だったけど
今は”ジョン”なんだ
あぁ、親愛なる友よ
これからキミは自分自身で重荷を背負わなきゃいけない
夢は終わったんだから・・・」
ということを歌っているんだけど
昔はこれを聴いて
「ああ、解散したかったんだな。ジョンはビートルズの重荷をずっとしょってたんだなあ。」と感じてた。
が、
解散時のいろんな情報を知るにつけ
今はまったく違う印象を受けるようになった。
この歌は、受け入れたくなかった「ビートルズの解散」を
ポールの脱退宣言で受け入れざるを得なくなり、
結局こういう形で「解散」を受け入れたんだなと思い至った。
ポールの脱退宣言を聞いたジョンは
「父親、母親と自分の大事なヒトが去っていったが今度はずっと一緒にバンドをやって頼りにしてたポールも自分から去っていってしまう。」
と、こういう風に感じててもおかしくない。
「またひとりぼっちになってしまった・・・。」
だけど今回はヨーコがいてくれたので今度はヨーコと行動をともにするようになったんじゃないかって思うんだよね。
「ポールの悪口をオレ以外の人間が言うのはゆるさない。彼の悪口を言っていいのはオレだけだ。」
とか、
「人生で二度良い選択をした。一度目はポールで二度目はヨーコだ。」
とかの発言なんて
まさに家族に対する気持ちの思い入れからくる発言と同じだよ。
ジョンは信頼できる家族が欲しかったんだろうなあって最近ホントにつくづく感じてる。