yabanjin-soulのTシャツ魂

ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

映画「アンディフィーテッド栄光の勝利」

2014年11月08日 | 映画
いやあ、久々に泣けた。
 

最近、実話モノやドキュメンタリー映画をよく観てる。

出来具合がイマイチなのも多いんだけど
この映画はすごく面白かった。

アメリカ南部のある田舎町の高校アメフト部のお話。

100年以上の歴史のあるその部は万年弱小クラブだったんだけど
熱意のある監督が立て直しに名乗りをあげ、
6年間で地区リーグ優勝を果たし、プレーオフ進出することができたという、
ま、いわゆる「成功物語」といえば成功物語なんだけど、

それだけじゃ、観る気があまり起こらないし、
感動なんてしやしない。

このドキュメンタリーは
単なる成功物語ではなく、
「いかに失敗に立ち向かうことができるか」がテーマの映画だったんだよね。

そのチームメイトのほとんどは家庭が崩壊しており、
他の誰かのために生きるなんてことよりも
自分自身が生きていくのに精一杯。

負け癖を脱し勝利に導いていく監督ですらも
母子家庭で育った人らしく、

いわゆる登場人物がみんな不幸な生い立ちをしょっている。

でも、

その不幸な生い立ちを自分自身で受け止め、社会に出て行けるメンタリティーを身に付けていく姿をフィルムに納めたという印象の映画。

前向きに頑張っているんだけどひざの靱帯の故障で残り試合に出場できなくなり、
自暴自棄になりかける生徒や、

チームメイトだろうがなんだろうがすぐにキれて粗暴な振る舞いをする生徒、

体格や運動神経に非凡な才能があるものの
学力が身についておらず進学できなくなりそうな生徒・・・。

様々なことにつまづいてころびながらも
その生徒が立ち上がれるように声かけをしていく監督。

そのことば一つ一つが生徒の心に少しずつだけど染み渡っていくのがよくわかる。

最後の最後にようやくたどり着いたプレーオフの2回戦で敗れてしまう。

もちろん、残念なのは残念なんだけど

監督はここぞとばかりに伝える。

「いいか、忘れるな。
 『人間性』と『他人のために』と『チーム優先』だ。
 人は、勝ったときは皆受け入れやすいが負けというのはなかなか受け止めきれない。
 ここで『人間性』が養われる。
 どういう受け入れをするかで『人間性』が表れるんだ。
 私はこのチームとキミ達を誇りに思う。
 ここまでの道のりは決して平坦じゃなかったはずだ。
 それを乗り越えてきたキミ達を本当に誇りに思う。」

この監督の態度はずっと一貫していて
その態度で救われた生徒はとても多いと思う。

「将来はコーチ業をめざしたい。なぜなら自分は良いコーチに出会って幸せに感じたから、これからの子供たちにもそれを伝えていきたいと思うからだ」

なんていう選手もいるからね。

いや、ホント

もし、機会があればぜひ視聴してみてくださいな。

オススメです。
 
 

あ・・・、
 


でもこの映画「ツタヤだけ」なんていうシールが貼ってあるから
ツタヤ以外のレンタルビデオ屋さんにはないかも。

こういう独占しちゃうのってやめてほしいよ。

つまり、ツタヤがない場所では視聴できないってコトじゃん。

独占禁止法に違反してないのかな、これって・・・。
コメント
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