yabanjin-soulのTシャツ魂

ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

当然の判断だ。

2015年04月15日 | 国際・政治
福井地方裁判所の高浜原発再稼働の是非についての判断で
運転を禁ずる「即時差し止め」という仮処分決定を出した。

理由はいたってシンプル。
「原子力規制委員会の出した新基準では事故を防ぐことができない」判断したから。
逆に言うと
もっと基準を引き上げてそれをクリアするような耐震工事を行えば大丈夫だと判断した、ともいえる。

想定する地震や津波の災害規模を起こりえないと思われるほどの最大の基準にしてしまえば
誰も文句は言わないよ。

なんで、そこまで厳しい意見が出るかというと

それは福島第一原発が今も核燃料がどうなっているのかもわからない状態が続いており、
強烈な放射能をまき散らしているにもかかわらず、何の手立ても打ててないからなんだよね。

福島第一原発も想定の範囲内で対策を練っていたはずで
セーフティネットも想定内できちんと取り組んでたはずなのにこんな事態になってしまった。

その原因は肝心の想定が甘かったせいに尽きる。

ちょっとそれよりも引き上げた程度じゃ安心できないっていうことなんだよね。

なぜなら、

万が一が起こったら取り返しのつかないことが起きるんだってことを
福島第一原発が教えてくれているからね。

「万が一」程度じゃ物足りないわけだよ。
「万万が一」、もしくは「万マンマン…が一」ぐらいじゃないと。

なんせ、事故が起きたら30万年後まで放射能を出し続けるっていうぐらいだから。

5000年前ほどのエジプト文明や中国文明の様子がもうわけわかんなくなってるわけで
つまりは情報がそれくらいなると途切れてしまっちゃうんだよね。

だから、

それよりも60倍ほどの先の未来の子孫に情報を残すなんてことは不可能だと思って間違いない。

「私が責任を取る!」なんて安倍ちゃんがほざいても、

いや、安倍ちゃん以外のだれであろうと

責任なんてとれやしないのよ、残念ながら・・・(苦笑)。

事故を起こさないなんてことは不可能だって言ってるわけだね。

だから、原発は止めるべきなんだよ。

ほかのエネルギーを模索するべきだよ、ホントに。


あと、この判断に文句をつけてる人の理由に
「行政が判断したことに司法がストップをかけてたら何もできない。」なんていうのが大多数あるけど

そういう人たちは三権分立っていう仕組みをご存知ないのかな?

行政、立法、司法の三すくみ状態っていうのがあるわけだから
行政判断を司法で撤回なんてことも起こりうるわけ。

納得してもらうためには、それこそ更なる材料を積み上げていくしかないんじゃないの?

「これなら原発の隣で家を建てて暮らしていても何の心配もいらない」と思えるくらいの対策をしてくださいな。

ホント、がんばってね~。ヨロシク!
コメント
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