yabanjin-soulのTシャツ魂

ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

がんばれ!沖縄パート2

2015年04月18日 | 国際・政治
もしも、自分の意見と違う意見を持っている人に理解をしてもらおうとするのなら

まずは相手の意見を聞く。(相手が何について問題を感じているのかを探るため)
次に、相手が感じてる問題点の解決方法を探る。
そして、自分の意見の中にその問題を解決する糸口がないかを見つけていく。

この手順を踏んでみて、
①もし、その糸口が見つかればそのことを相手側に伝えて理解を得ていく。
②もし、見つからなければその問題を解決してから、自分の意見を通していく。
③もし、お互いの意見がまったく正反対であれば、お互いが譲歩しあって落としどころを探る。


①であるのが一番トントン拍子に進む。
②だと時間と労力はかかるけど、それでも自分の意見は通すことができる。
③が一番厄介だね。自分も相手も不満な状態になる。でも、落としどころさえ見つかればなんとか「しょうがないか」とまでは納得はできるかな。
でも、こちらの意見を飲ませるだけという形になると
相当な誠意をほかの別の形で示していかないと、
遺恨という気持ちが生まれて後々厄介なことになっていってしまうだろうね。


でも・・・、


本当の政治力というのは③の場合の解決がうまくできてこそ、なんだけどね。






昨日、ようやく、ホントにようやく沖縄翁長知事と安倍首相の会談が実現した。

もし、安倍さんが本当に「沖縄県民の理解を得られるように努力していく」と思っているのなら

本当は選挙で翁長さんが知事に当選した後、間をおかずに政府のほうからもちかけて会談すべきだったと思う。

なんせ、今回の沖縄に対する政府の立場は先ほどの説明でいうと③なんだもん。
しかも、政府の意見を飲ませること以外の選択肢を考えてないから、なおさらだよね。

まずは、初動で失敗して、

あとは落としどころがないもんだからずっと高飛車な態度で沖縄が屈するのを待つという

ホントに後々遺恨が残るやり方をしてしまっているもんだから、

どんどんややこしくなってる・・・。

この政権はそういう意味での政治力が本当に足りないと思うよ。

「強い立場の人間が物事を有利に進めることができる」という考え方以外の方策がなさすぎる。

まあ、大体はそういうパワーバランスで物事が決まっていくんだろうとは思うけど、

それだけじゃ無理っていう問題も実はたくさんあって、

そういう時に「表立った交渉」「裏交渉」「周囲への根回し」等の絶妙な連係プレーが必要になってくるんだよね。

そして、「優秀な政治家」といわれる人たちは必ずそういうものも持ち合わせているからこそ
そう言われるんだと思うよ。



この安倍政権はパワーバランスでしか物事を進めていけないから、

・沖縄相手にもこういう状態だし、
・福島第一原発が解決できてもいないのに経済界の意向のまま「原発再稼働」にGOサインを出してしまうし
・過激派組織ISILに後藤さんが人質に取られてるとわかってるにもかかわらず「われ関せず」とばかりにノータッチのまま、ISILを刺激するような場で刺激するような発言を平気でしちゃうし、
・力で抑えるための軍事力増強に関して積極的になるし、
・軍事力増強だけならまだしも、勝手に閣議決定して平和憲法をなし崩しにしてしまおうとしてしまうんだよね。

すべて、安倍政権の「政治力のなさ」が原因だと思う。


とにかく、時間はかかるかもしれないけど

沖縄県の皆さん、がんばってください!

微力ながら応援してます!

コメント (2)
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