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ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

映画『ドラゴン・タトゥーの女』

2016年10月07日 | 映画
映画『ドラゴン・タトゥーの女』予告編


最近「この監督作品を全部見てみよう」と借りているのはデヴィッド・フィンチャー監督の作品。

そのきっかけになったのは「ゴーン・ガール」なんだけどここでは紹介していない。

なぜかというとその映画の内容がお互い愛のない夫婦の話でイマイチ良い気分にはなれないお話だったから。

でも、最後まで「どうなってしまうんだろう」とハラハラドキドキさせられたので

きっとこの監督さんは面白い映画を撮る力は十分にあるだろうと判断して彼の作品を借りて観ようということに決めた。

んで、次にレンタルしたのは「セブン」。

この映画は20年位前に公開された映画だけど、観た友人が「こんな胸糞悪くなる映画はない」という評価をしてたので、「お金払ってまで嫌な気分になりたくないな」と思い、ずっと見てなかった。

案の定、あんまりよい気分のする終わり方じゃなかったけど

やはり最後までぐっと引き付ける魅力が彼の映画には感じられた。

そしてこの「ドラゴンタトゥーの女」。

「ドラゴンタトゥーの女」は子どもの頃から「危険人物」と見なされ22歳にもかかわらず後見人が必要だと判断されている社会からはじかれている女性。

もうひとりの主人公の経済雑誌記者(ミカエル)もガセネタをスクープしてしまい裁判に負け社会的な評判を落としてしまった40過ぎのバツイチ男性。

二人とも社会からはじかれた状態だったのが、この事件解決に向けて少しずつ自信を取り戻していくお話。

もちろんミステリー映画なんだけど、

ボクにとったら二人、とくに「ドラゴンタトゥーの女」がミカエルから信頼されることで、その人に心を開くようになり、

他者に対し、そして自分に対し信頼する心が少しずつ生まれてくるお話だと感じたから、

その点ですごく面白いと感じた。

(彼女は「拒食症を患い他者とのコミュニケーションもうまく取れない人」という設定なんだけどすごく魅力的に描かれているし、実際スレンダーでしまった体つきをしてるけど決して病的な細さではないからそこがまた良かった)

事件解決の方も当然面白いものだったし申し分なしの映画。

ただし、

「ドラゴンタトゥーの女」が後見人から足元を見られ性的な暴行を加えられるシーンとかがあったりするのでそういうシーンを見るのが嫌な人は気を付けて。

15禁だったけど18禁でも良かったんじゃないかと思うくらい過激なシーンもあるし。

いろんな意味で大人向けの映画だと思います。

良かったらどうぞ。お勧めします。
コメント
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