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ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

エヴァンゲリオン劇場版 CM

2017年04月02日 | 映画
エヴァンゲリオン劇場版 CM


今さらながらエヴァンゲリヲンのTVシリーズとその劇場版を観た。

その当時はこのアニメのことを一切知らなかったからね。

それぐらい現実社会と隔離されたような生活を送ってた(笑)。

新劇場版の方はまだ完結してないのでここでは触れないでおくね。


TVシリーズ版と劇場版「まごころをキミに」とでは庵野さんが伝えたいテーマは少し違いがあるように感じたかな~。



TVシリーズ版のメッセージはというと、

「他者と心を開いて交流することがとても大切なのだけど、自分自身の自我(ATフィールド)が邪魔をしてなかなか交流できない。
でもそれを乗り越えることが大切だ。」

というもので、




劇場版「まごころをキミに」のメッセ―ジは、

「その自我を越えて他者とひとつになるには『死』(単なる死ではなく仏教用語でいうところの成仏)しかない。
死ぬことによって自我が解放されすべてが一つになれる。
生きていると自我があるため他者との交流も限定的になってしまうんだけど、
でも、それが『生きる』ということ。
生きるということは他者との完全な融合は無理なのだ。
だからそれを受け入れた状態で生きていくことが大切だ。」

というもの。




自我を開放し他者と融合すること。これがゼーレの目指した『人類補完計画』。

シンジ君の父ゲンドウ氏は、他者との理解そのものを拒否して独りよがりの『自己補完』を目指したので結局『人類補完』できなかった。

シンジ君は他者と自分自身の相互理解を目指してたんだけど「他者との完全なる融合」はちょっと自分の目指すものじゃないと感じる。

だから「生きる」ことを選んだんだけど、それでもなかなかふんぎりがつかず、最後はアスカに「気持ち悪い」というセリフを吐かれてそれでお話はおしまい。



と、まあこういう筋かな~と勝手に解釈した。

こういうテーマって、なかなか表現するのは難しいしイメージ映像も多かったのはしょうがないと思うけど、この表現でどれだけのことが実際に観ている人に伝わったのか・・・。

正直ボク自身の受け止め方も正しいのかわからないんだよね。

ホント、結構混乱させられた。

とにかく、

『「生きる」というのはどういうことか。』ということが主題だと思うので、まあ、確かにそういう意味ではこのアニメは歴史に残るだろうなと感じた。

そして実際にそういう意味ではすごく面白かった。

新劇場版がどうなるのか・・・。

庵野さんは

「東日本大震災があって感じることがたくさんあった。主題をもっと前向きなものに変えたい」

とストーリーを一から作り直しているらしい。

期待して待つことにしようと思う。
コメント
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