yabanjin-soulのTシャツ魂

ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

映画『シン・ゴジラ』

2017年06月04日 | 映画
『シン・ゴジラ』予告2


ようやく巷で評判だった「シン・ゴジラ」を観た。

いろんな人がいろんなコメントをいろんなサイトで残してると思うから、ここではちょっと気がついたことだけ。





うん、確かにゴジラのシーンには本当に迫力があったし「形態」がどんどん変わっていくのも面白かった。


ただ、「形態がどんどん変化する生物」なんてこれまで地球上には全く存在しなかったわけだし、そういうことすらも原理上あり得ないし、しかも「初めて見る生物」なんだから映画の中の人たちには気づかなかったことにしておいた方がよりリアルだったかもね~と思った。

なんできちんと観察しているわけでもないのにわかるんだろう?って不思議に感じたな。

どちらかというと「どんどん進化して形態を変えている」じゃなく「丸だと思ってたら四角だった」ぐらいなもので良かった気がするよ。

最終的にいつものゴジラの姿になって鎌倉沖に現れたときも、

それが前回上陸したのと同じ生物だってすぐにわかるなんてありえないほどの形態変化を遂げているわけだから「別生物」だと認識する方が自然な気がした。

そういうところが気になっちゃってなかなかお話の中に入って行けなかったな~。



あと、官邸のグダグダがちょっと長すぎた。

「こっちに来なきゃいいのに」等々無責任な発言がところどころにあったりするだけでしっかりと伝わるからその分短くするのもありだったかもね。






まあ、とにかく、

このゴジラは「原爆や原発」を表してるんでしょうね。

それはもう間違いないと思う。

特にフクイチやチェルノブイリといった原発事故の暴走っぷりをシンゴジラに託したとみて間違いない。

ラストは退治したり追い払ったりすることもできず、ただ「凍結」させただけで「共存していくしかない」としたことからもそれは明らかだと思う。




最後のしっぽのシーンの件、巷でもいろいろと噂されてるけど

ボク個人的には、原発事故や原爆、水爆実験の犠牲者を表してると思ったな。

単純だけどそれが一番シンプルでメッセージ性が強いしね。

やっぱりね、人間が手に負えないようなものに手を出しちゃダメなのよ。

そういう意味でも一度は観ることをお勧めします。


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追記

とりあえず、ゴジラ自体の出来が良かったから何回か観てるんだけど、

やっぱり、ホントに惜しい!

絶望的な状況に直面したときに、確かに人の本性が出るし

もちろん人に押し付けて逃げたりするやつは当然いる。

でも、

その危機にきちんと向き合って戦う人もいるんだよね。

そういう人がいるからこそ未来に引き継がれていくわけで。

この映画は逃げる奴に焦点を当てすぎなんだよね~。

そんなのはサラッと描いて、

あとは命を懸けて戦う現場の人たちに焦点を当ててほしかった。

「第一陣全滅!」という報告を受けて主人公は目をつぶるだけ。

これはこれで仕方ないとは思う。

だって想定内だったろうからね。

その想定内で死んでいった隊員のことをしっかりと描き切ってほしかった。

死を覚悟に命令に準じる隊員を描くことで未来に希望が生まれる。

そういうところに焦点を当てることで、

未来が明るく輝きだすんだよね。

そういうところをしっかりと描いてほしかったな。

ハッキリ言ってこの映画は未来への希望があまり感じられなかった。

ずるい奴が生き残る世界に希望はないよ、はっきり言って。
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マルティン・ニーメラーの言葉。

2017年06月04日 | 国際・政治
安倍内閣とそれを支える自民党の憲法を踏みにじるような無法を見るにつけ、

そろそろ無関心を装うのはやめるべきだと思うのですがいかがですか?

ここにナチス時代を生きた牧師さん「マルティン・ニーメラー」の言葉をUPします。

何かの参考にして役立てていただければと思います。

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