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yabanjin-soulのTシャツ魂

ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

ダークナイト

2017年08月20日 | 映画
ダークナイト予告編


小さなころからヒーローモノが好きな息子はしょっちゅうそういう系統の映画をレンタルするから一緒になって観ることが多い。
たいがいはイマイチに感じるものばかりなんだけど、
このノーラン監督のバットマンシリーズには度肝を抜かれた。

「バットマンビギンズ」から「ダークナイトライジング」までの3部作はすべて面白い。
特に第2作目のこれ「ダークナイト」は本当にアクション映画だけじゃなく、
ヒューマン映画的にもアメコミヒーロー映画的にも最高傑作なんじゃなかろうかと勝手に思っている。

*  *  *

特に今は亡きヒースレジャー演じる「ジョーカー」にはリアルさを感じた。
やっぱりね、
こういう映画は悪役が魅力的じゃないとイマイチになっちゃうんだよね。
単なる変人じゃダメ。
以前、ジャックニコルソンが演じたこともあるジョーカーだけど、
やっぱり単なる狂気の変人として描かれているだけで、
リアリティもくそも無かったからね。
どういう魅力が必要かというと、
悪役は悪役なりの共感が必要なの。
「こういうヒトって確かに現実にいそうだな~」というリアリティなんだよね。
そういう意味で脚本も素晴らしかったし、
ヒースレジャーの演技も最高だったと思う。

*  *  *

ノーラン監督作品以前のバットマンシリーズもノーラン以降のバットマンもやっぱりそういうところがきちんと描かれていない。
いやホントにね、
アクション、ヒューマン、軽快なセリフのやり取りを面白がるコメディタッチの面も併せ持ったこういう映画は、
タランティーノ監督のパルプフィクションと同じくらいの最高な出来栄えだと個人的には思う次第なんですよ。
個人的には5本の指には入る映画です。
映画好きの方ならぜひ一度観てみることをお薦めします。
コメント
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