『イングロリアス・バスターズ』 予告編
今週レンタルしたのはタランティーノ監督作品「イングロリアス・バスターズ」。
タランティーノ作品は「パルプフィクション」で虜になり必ず観るようにしてるんだけど、
デビュー作の「レザボアドッグス」は胸糞悪い作品と感じていたし、
「観てられないグロさ」ギリギリの線を常に狙っているので、いつもハラハラドキドキ。
敢えてB級路線を突っ走っているので、
そこら辺もタランティーノ作品の魅力だったりするが当たりはずれも大きい気がする。
んで、今回はどうかというと、
映画的にはとても面白かった。
2時間半の長さをほとんど感じさせないくらい面白かった。
ただ、胸糞悪いのもぬぐえない。
ハッキリ言って
登場人物が死に過ぎ。
なもんだから、希望が感じられないんだよね~。
軍人同士が殺し合いをする分には構わないんだけど、
少なくともユダヤ人の女性「シャショア」こそが希望だったから
彼女の運命がどうにも、ね。
彼女とその恋人は幸せになってほしかったな~。
やっぱり彼の作品の中では、「パルプフィクション」が一番だったかな~。
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追記
タランティーノ監督が作るキャラは善人も悪人も魅力的な人物ばかり。
本当はすごく人間愛にあふれた人なんだろうな・・・とも思ってる。
「パルプフィクション」や「ジャッキーブラウン」はほとんどの主要キャラが死なずに済んでいるからお話の面白さが際立っているんだと思う。
彼には是非ともそういうお話を作ってほしいんだけどね~。
そうしたらきっと歴史に残る「大監督」として歴史に名を残すと思うんだけどな~。
肝心のタランティーノ自身がB級映画が大好きだから、
残念ながら、名声なんて全く興味がなさそうなんだもんね。
「いつかそういう映画をまた撮るだろう」と期待しながら作品を観続けるしかないんだろうな~(笑)