このごろ暇さえあればスマホをさわってる息子。
「最近スマホをいじってる姿以外ほとんど見かけないね。」と声かけすると
「そこまで中2、中2してないよ。」と返してくる。
まあ、「中2、中2」しててもいいんだけどね。
実際本当に中学2年生なんだから。
でも・・・、
「中2病」っていったいどんなかんじなのかな?
自分が中2だった頃を想像すると・・・
「自分はいったいどこからきて、どういう方向に進んでいるのか。もしくは進むべきなのか。最終的には一体どうなっているのか。」
いつもいつもこんなことばかり考えていたわけじゃないけど
頭の隅には必ずこういうことが意識されてたような気がするなあ。
ジョンが亡くなることがきっかけでビートルズを知ったのもこの頃だし、
なんかいろいろと自分の人生に影響を与えるものを自ら探してたような気がする。
まあ、しょっちゅうスマホをいじってるその息子が
「ネットでこんなの見つけたよ」と報告してくれたのが
「歌詞が意味不明の歌」のランキングで
第2位「アイ・アム・ザ・ウォルラス(ビートルズ)」、
第10位「シャンペン・スーパーノヴァ(オアシス)」
というもの。
まあ、たしかに第2位はなんとなくわかる。シュールな内容であることは間違いない。
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YouTube: The Beatles - I am the walrus HD and HQ
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I am the walrus
ボクは彼であり、キミも彼であり、ということはキミはボクでもあり
つまりボクらはみんな一緒っていうわけなんだよ
ほら、見てみなよ
奴らはまるで銃を突きつけられて逃げ回る豚みたいだ
あのせわしく飛びまわる姿を見てみなよ
泣けてくるぜ、まったく
コーンフレークの上にどっかりと腰を下ろし
商用車が来るのを待ってるってわけかい
『おバカな血の火曜日の男』と書かれた会社のTシャツを着込むなんて
キミはまだまだガキンチョだな
もっともっと成長しなよ
*ボクもまだ青二才、奴らもまだまだ青二才、
つまりボクはセイウチ(みんな同じ穴の狢)ってことだ 「グー、グー、グ、ジューブ」
有利な立場の街のおまわりさんも
そうでないおまわりさんも皆一列に並んでる
ほら見てみなよ
お空にいるルーシーみたいな飛びっぷりを
あの走り回りっぷりを
ああ、泣けてくる
泣けてくるぜ、まったく
死んだ犬の目から出てきた
黄色のカスタード状の液体
口汚く罵るご婦人さんも
色欲強い尼さんも
結局はみんなガキンチョのまんまだ
さあ、お望みどおりブルマを下げてみせなよ
*くりかえし
英国式の庭に座ってお日様が昇るのを待ってるってわけだ
もし昇ってこなくても大丈夫
英国特有の雨で日焼けができるからさ
*くりかえし
煙が立ち込める賭博場で
キミはジョーカーに笑われてるって思わない?ハハハ!
見ろよあの笑い方
まるで豚小屋の豚とおんなじだ
ああ、泣けてくる
小麦粉をまぶしたイワシがエッフェル塔を昇ってる
野生のペンギンがハレクリシュナを歌ってる
なんと彼らときたらエドガー・アラン・ポーを蹴っ飛ばしてるんだ
*くりかえし
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ジョンはこの歌で、
「ウォルラス」→「オールルアス」→「オール・オブ・アス」、つまり「ボクらは、良きにつけ、悪しきにつけ、みんな同じなんだ」ってことが伝えたかったんじゃないかって思うんだよね。
でも、オアシスのはそこまで意味不明じゃないと思う。
「シャンペン」をお酒の名前もしくはフランスの地方名ととらえればたしかにちんぷんかんぷんだけど
辞書で調べると「だだっ広い草原」の意味もあるらしいので
きっとその意味で使われたんじゃないかと思うんだよね。
そうするとタイトルは「超新星爆発でひろがったひろい草原」と解釈することができる。
「超新星爆発」=「ロックバンドの大ブレイク」、「広い草原」=「それにともなう音楽マーケットや一般人に対する知名度」
こうとらえればそんなに難解な歌詞じゃない気がするけどね。
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YouTube: Oasis - Champagne Supernova (Official Video)
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シャンぺン・スーパーノヴァ
どれだけの「特別な人たち」が変わり果てていったの?
どれだけの人生が奇妙なものになっていったの?
オレたちが陶酔してたとき
あなたたちは一体どこにいたの?
殿堂へゆったりと歩いていったのに
鉄砲玉なんかよりもすばやく
あなたたちは一体どこに行っちまったんだ?
*いつかオレのことを見つけるだろうよ
地すべりから落ちないようにしがみついてるこのオレを
あの空の広大にひろがってる超新星爆発のなかで*
(*くりかえし)
朝焼けの中、彼女に聞いてみる
夢想家が「彼女は決して死なない人」と夢見るのはなぜなのかを
さあ、その涙をふいて
ゆっくりと殿堂へ上がっていったのに
オレたちが陶酔してる間、
鉄砲玉よりもすばやくあなたがたはどこに行っちまったの?
(*~*2回くりかえし)
人々は信じてる
夏に避暑地へ行くのがあたりまえだって
でも、キミとオレは生きたり死んだり ・・・・・ ・・・・・
それでも世界は回り続ける
なぜか?オレにもわからないんだ・・・
どれだけの特別な人々が変わり果てたの?
どれだけの人生が奇妙な生き方になっちまったの?
オレたちが陶酔してる間
彼らは一体どこにいたんだろう?
オレたちが陶酔してるあいだに・・・
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過去のロックスターたちへの思慕がすごく感じる曲だ。
そしてロックスターに付きまとうはかない運命に必死に抗おうとしている自分自身の強い決意が感じられる。
そう受け止めると
決して意味不明な曲じゃないと思うし、
どちらかというとわかりやすい歌詞だとおもうよ。
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