お陰様で、移動運用の際にはCONDXに左右されるとは言え、沢山の方にCALLいただき有難い限りであります。そんな状況で感じたことの1つとして、過去にゼロインについて所感を書かせていただいたことがあるが、今回はCALLしてみても一発ピックアップにならなかった方に対して、作戦で感じたことを踏まえて1つお話ししたい。
と言っても上から目線的な思いは無く、ちょこっと一考いただくと大変ありがたいと思ったポイントだ。やっぱり何だかんだ言っても、お互い一発で済む流れの方がイイと思うので、「本記事をきっかけに…。」といった感じだ。
-・・・-
で、ここからが本題。皆さんはCWのCQをCALLして、一発ピックアップにならなかった時、その状況(原因)をどう考えるだろうか? CONDX、送信出力、受信側のノイズ環境、CQ側の受信能力、パイルアップの程度、同じ周波数でCALLした局の数など、幾つか思う所があると思う。
で、こちらが“受信した一部の文字”と“?”を返すと、違うパターンでtake2に臨む、たいていの方はスピードダウンして送信なさる。いや、私も高速過ぎる場合は受信が追い付かないこともゼロではないが、そもそも自分が受信できないスピードでCQは出さないので、それだとtake2の送信時間(こちらの受信時間)が長くなって逆にQSBの餌食になることも多々ある。
それはさておき、私ではどうにも手を打てない相手側の要素として、“文字間隔の不適切さ”がある。1つの実例として挙げると、私が“P、D、…?”と送信したけど該当者が応答しない。仕方が無いので“プリフィックス2文字目”、“エリアNo.”、“?”で再送信すると、また“…、P、D、…”と打ってくる。
これ、実は文字間隔がほぼ1文字内の点と点の間隔しか開いていなくて、正しくない別の文字に聞こえてしまっている。実際は“…、W、L、…”だったようで、これを聞き出すために、こちらは通常より文字間隔を長めに意識して送信して、ようやく相手方も気付いてくれて、それまでよりは気持ち長めの間隔で返してくれたので、何とか解読出来た。
-・・・-
ちなみに、この方のサフィックス、この調子で受信すると4文字になることもあったけど、全部書くとコールサインが特定される可能性が高くなるため、ここではあえて2文字伏せて、残りの2文字のみ挙げている。
-・・・-
ということで、思い当たるみなさん「万人が解読可能な文字間隔(点間隔)で送信しているか?」を点検いただき、take2のプランを決めていただけると、お互い1回で結果が得られるというWin-Winになる可能性が高いと思われますので、是非とも超前向きにご検討よろしゅうでございます。
間違っている文字が判っていても w w w では相手には伝わり難い
不幸にもそうならなかった時に一部を送信すれば、該当する局のみtake2が可能になります。
これは結果的にフィルター(絞り込み)となり、
該当する局は競合局を減らせますし、CQ側は被りの削減につながります。
いわゆる“Win-Win”という展開です。
でも、該当するフィルターにならない送信=万人が解読可能な文字間隔でない場合は、
同じ間隔で何回送信されても該当する局にすらなれません。申し訳ないですが。
そういうロスタイム(双方が不幸になっている状況)を減らすという意味で、
文字間隔のコントロールは、工夫点の1つとして有効だと考えます。
(今回は、達筆過ぎて読めない紙べらと共通する何か有ったのか?無かったのか?とも。)
少なくとも私が呼ぶ側の場合、「CQ側が正しく受信してくれて何ぼ。」という前提があります。
これと同じスタンスだから、非ゼロインなどの工夫を織り交ぜて臨む方が多くいらっしゃるのだと思います。