JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

アンテナ基台の傾き修正

2023年05月01日 06時13分15秒 | アンテナ系共通

10日ほど前にUPした運用結果の記事に載せた写真だが、2本のアンテナがお互い内側に傾いて見える状態に写っている。まぁ、以前からアンテナ同士が平行でない、要するにそれぞれが垂直に立っていないことには気付いていたのだが、これほど目立つ写真になったのは初めてだった(笑)。

この先も運用結果の記事など、モービルやアンテナを撮った写真は何かと当BLOGに登場すると思うので、この傾きの原因箇所である基台の傾きを修正してみることにした。

と言うことで、現状把握。1番目に見たのはシステムキャリアのバーで、長手方向が前後になるように全体を見た結果、ほんのわずか反っていて、現状のバーに基台が沿えば2本のアンテナが内側に傾く方向になり、理屈と現状は一致する。

だけど、この程度であればバーと基台を止めるボルトとのガタで充分吸収可能なレベルと判断。今回、キャリアのバーには手を出さないことにする。これ、“バーに手を出す=システムキャリア全バラシ”なので、流石に勘弁だ。

2番目に見たのはアンテナの前後方向の傾きで、システムキャリアとアンテナに差し金を当ててみた結果、運転席側のアンテナが比較的お辞儀のレベルが大きいことが分かった。ちなみに助手席側もお辞儀っぽく見えたが、どちらかと言えば~程度の僅かなレベルで済んでいた。

3番目に見たのはアンテナの左右方向の傾きで、これは差し金を直接当てることが出来なかったので、なるべくアンテナに近くにかざしてみた結果、運転席側はほんの僅か内側(左側)に傾いていて、助手席側は更に内側(右側)に傾いていた。4番目はこれを受けて助手席側の基台を見る。結果、144/430MHz用の基台より内側に傾く方向になっていた。

これらを踏まえて修正プランを決め、早速順番に実行していく。既に過去記事でも紹介済みだけど、プラン内容をイメージしやすくするため、助手席側の基台写真をUPしてみた。

まずは運転席側の基台。固定しているねじを全部(計6か所)緩めてから、アンテナのお辞儀を助手席側のアンテナに合わせるように下側のボルト(3本)を多めに締めて仮調整。

ここで一旦中断して助手席側の基台を固定しているねじを全部(計6か所)緩めて、角鋼とシャコ万で2つの基台の傾き相互差が無くなるように矯正させてから、運転席側のアンテナと同じ立ち具合になるように下側のボルト(3本)を多めに締めて仮調整。

再び一旦中断して差し金をかざしてみる。OKそうだったので、真後ろから全体を眺める。これもOKそうに見えたので、今度はお辞儀具合を見ながら上側のボルト(3本×2)を締めて、2本のアンテナの立ち具合が揃うようにして、ボルトの締め具合をキープするためにナットを締め込む(計6か所×2、ダブルナット相当の状態)。

そして最後は、シャコ万と角鋼を取り外す。しかし、基台の曲げ加工が直角ではなかった&曲げ線が僅かにナナメになっているのか、相互差を完全に抑え込めなかった。それでもアンテナの見た目には影響無さそうだったので、以上で作業終了とした。

-・・・-
 


この後、B4(1枚目)& AFR(2枚目)を写真で比較するために前回撮った所に行き、一応構図を似せるように意識して撮影した。ご覧のとおりアンテナの写真写りが明らかに変わってくれたので、これで一安心だ(笑)。と言うことで、納得の状態に出来ました~。めでたしめでたし。


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