JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

まさに時代錯誤な雑音

2008年11月16日 18時13分45秒 | 雑感や疑問など

12月の上級国試まで1か月を切った。それはさておき、今日は以前から有る“雑音”について述べたいと思う。

某雑音発信者各位から「現在の上級ハム国家試験は択一式回答試験だから簡単!」という話を時々聞く。それは本当なのか?また「電気通信術も、25字/minだから簡単!」という話を時々聞く。これも本当なのか?それは大きな誤りだと思う。

現在の試験内容は、学科(特に無線工学)の出題範囲が記述式の時代より広いと思うので、知識の幅は現在の方が広く要求されていると思う。実技(電気通信術)では、総文字数が少ないと同時に減点幅も少なくなっており、「余裕が少なくて逆に緊張してしまうのでは?」と思う。

15年程前の個人的な話だが、当時の2アマ(45字/minで2min、減点幅15)や1アマ(60字/minで3min、減点幅20)の実技試験は、3アマの時(25字/minで2min、減点幅10)より減点幅が多いので、気持ちにゆとりがあったことを覚えている。

また某BBSで、「自分は現試験内容での合格なので、当時の試験内容で合格した諸先輩に対して申し訳ない。」という旨の投稿を見たことがある。これも大きな誤りだと思う。

電信を含めた試験内容は、その時代時代で必要とされたことなので、受験時期うんぬんで恥ずかしがる必要は全くない。現在の受験者は、希望しても過去の試験方法(例えば、電信の送信や60字/minの受信、記述式の学科など)で受験することは不可能だ。自分が努力のしようがないことで批判されることは、あってはならないことだ。従ってどんな立場であっても、これらを引き合いにして比較すること自体がナンセンスである。

試験内容および方法の違いを理由に批判する行為は“無いものねだり”と同じなので、それは卑怯者の振る舞いである。卑怯者におかれましては、少なくとも現在の学科試験の模擬試験を行った場合、合格点に達する実力を常時備えていて欲しいものだ。おそらくクリアできるのは、全卑怯者の1%にも満たないのではと予想している。


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