先日、ようやく新しいアンテナアナライザーに更新できたので、アンテナ調整作業を再開したいと考えているが、前回の調整時に7MHzのチェックケーブルを落とした際、MJ-Lコネクターに打痕キズ&その周囲を膨らませてしまい、そのままでは使用できない状態にしてしまった。
それで、先日までの空白期間中は、ぶっちゃけ優柔不断状態であった。例えば…、
「新しいコネクターに付け替えると、ボトムインピーダンス周波数が高くなるよな…。」とか、
「新たにチェックケーブルを作ると、元々の(L≒14000)が余るんだよな…。」とか、
「三角やすりで修正するのが一番安いけど、必要以上に削られて接触面積が狭くなるんじゃないか?」とか、
「だったらダイスでさらえるのが確実なんだけど、ダイスハンドルも必要になるし高いんだよね…。」など、
色々考えていた。
でも、新しいアンテナアナライザーを目の前にしながら、「とりあえず、やすりでネジ山を修正してみて、納得できなければチェックケーブルを再製作するか~。」となり、お店へ三角やすりを買いに行った。
ところが、UP写真にある“ネジ山修正ヤスリ”なるものを見つけてしまう。ちなみにこれ、今回初めて知った工具だ。それで実際問題、使わないピッチの方が多いけど値段がそれほど高いとは思わなかったので、他のアイテムを数点摘まんでレジへ。そうしたら、陳列棚の値札を見間違いしていたらしく、想定外な値段(樋口先生が1枚+野口先生が3~4枚)を言われて一瞬ビックリ。でも、後ろに他の客が並んでいたことと、「このヤスリを使ってみたい!」という強い欲求に負けてしまい、そのままお買い上げ。
帰宅して早速使ってみる。基本的には、ねじ山の方向に沿うように一致するピッチの刃を修正部位に当てて何度か往復させるのが一番安定する方法と見て、そのようにやってみる。結果、たぶん材質が銅系のためか予想以上に少ない回数でネジ山の膨らみがきれいに削り落とされ、周りのネジ山に付いた痕跡も僅かで済み、言うなれば“瞬殺”で修正できた。
一連の所感だが、まず「高いだけのことはあるな。」かな。多分だけど、実作業時間は1分もあるかどうかだった。これがもしも三角ヤスリだったら、色々気を使いながら10分近くはかかると思う。まぁ、結局そこに付加価値があるってことなんだろうな~。う~ん、納得です。
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と言うことで、使用頻度はかなり低いと思うけど、思わぬアイテムを手に入れた。その使用頻度で言えば無い(修正事案が発生しない)ことがベストなので、日常的に慎重な作業になるよう努めたいと思う。
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