芸は身を助く

今朝のAMラジオの某番組によると、今日は洞爺丸事故が起こった日とのこと。私が生まれる前（1954年）に起こったことなので直接の関係は無いが、私の人生にとっては大変重要な災害である。

私が一番得意な科目は社会で、授業以外の勉強をしなくても結果的にクラスのトップレベルの子達と肩を並べていた（ただし他の科目は赤点ゾーンだったが…）。当時は特に日本史が好きで、NHKの特番で“戦後の○○年史”のような番組もよく視ていた。

1989年に富山県の県立高校の入学試験を受けたが、その時の英語の長文問題が洞爺丸事故についてのものだった。前述のとおり英語も赤点ゾーンの教科の1つだったが、この長文問題が私を救ってくれた。それは、英文を訳せなくても洞爺丸事故の内容を知っていたので、断片的に分かる単語を追っかけるだけで長文全体の内容を押さえることができた。文法的な問題は理解している範囲でしか答えられないが、日本語訳や国語の読み取り問題的なものに相当する問いは完璧だった。結果は合格で、その後の高校生活でアマチュア無線にハマっていくのである。（笑）

これを踏まえ、当時の私なりに「“芸は身を助く”とは、こんなことを指すのだ！」と実感し、それ以降「何でもいいから、興味を持って本気or真剣に取り組むことは大事なことだ！」と考えるようになった。