JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

OHM-PD-MONSTER-1 & FT-818 でCW運用してみた

2024年12月17日 18時17分14秒 | 電源系

私がFT-818 & AS-817FN当該リグ用冷却ファンとのコラボで使用している電源は幾つかあるが、メインは約2年前に購入したPDモバイルバッテリーOHM-PD65W”だ。これだと私の実績ベースで、1チャージ(満充電~LED残1ドットになって数分後まで)で5W(L3モード)のCW 運用(CQを出して599BK式)を約2時間30分行える

一方、当初“50W機に対応~”とか言う謳い文句で登場した“OHM-PD-MONSTER-1”は、これも私の実績ベースで、FT-891Mによる50WのSSBでは最長で1時間も持たなかった。まぁ、許容電圧が更に低いリグだったら頑張れる(起動がキープできる)のかもしれないけど、今時の電圧範囲が高め?狭め?のリグだと厳しいと思われる。

以降、このバッテリーはモービル機(144/430MHzの20Wモデルで10Wレンジ)で使用を試みたものの、FTM-500DSだと電圧が不足の時に声が乗らず無変調送信になることが判明。このため現有する10W以上で送信可能なリグの電源に充てることが難しい状況に陥った。

こんな経緯から、しばらくはLED照明や卓上扇風機など補助的アイテムの電源に充てていたが、10月に仰せつかった8N9C/9の運用を終えてから、「もしもFT-818のCWでこのバッテリーを使うと、どのくらい行けるんだ?」と思い、やってみることにした。

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■使用範囲と充電条件
 ・使用範囲:満充電状態(LED点灯4ドット)~同点灯1ドットになるまで。
 ・充電条件:使用範囲まで使い切り、付属の充電用ACアダプター(出力:20V、2A)で満充電状態まで充電。

■使用程度(劣化状況を推定するための参考情報)
 ・満充電状態~LED点灯3ドットまでの間を、付属の充電用ACアダプターで60チャージ程度使用。

■運用条件
 ・使用リグ  :FT-818
   →ただし、冷却ファン“AS-817FN”を併用する。
 ・送信出力  :5W(L3モード)
 ・運用パターン:CW(こちらが21WPMでCQを出し続け、599BK運用
   →本命は20WPMだけど、FTDX10Sより遅い?と感じたので、速い方に切り上げた。
 ・アンテナ状態:低SWR(外付けアンテナカプラ等は不使用、リグ内蔵のSWRメーターは触れても1目盛)
 ・電源ケーブル:OHM-USB818/OC/PD
   →コネクター部内にあるプログラム指令?によって、約15V出力になる。
 ・その他   :シガーソケットに挿せる簡易的な電圧計を併用。

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■結果(充電関連)
今までは、無理をした場合でもLED点灯2ドットまでの使用(TM-D710Gで受信時に電源が落ちる状況)が限界だったところ、今回はFT-818で同点灯1ドット(電圧計はUP写真のもので、送信時9.9V表示)になるまで運用してから満充電にした。それでも所要時間は従来と変わらず、約7時間で充電できた。

■結果(運用関連)
途中、京都市下京区移動JA9コンテストHF電信をFTDX10Sで運用したこともあって、使用範囲の限界に達するまで1か月以上かかった。それ以外はFT-818を使用し、結果は、運用回数が9回、累積時間は10時間47分(1回の最大時間:2時間14分、同最小時間:22分)となり、電圧表示は10.1V(送信終了の約10秒後)であった。

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■所感と結論
使い勝手という視点で言うと、やっぱりLEDの4段階表示だけでは漠然としていたので、電圧を常時数値で監視できる手軽な方法を思い付けたことは良かったと思う。今回、とりあえずLED点灯1ドット(取説曰く、残容量25%)になれば、シガーソケットからの出力電圧が10V前後まで落ちることは分かった。

また、持ち時間という視点で言うと、連続ではないものの10時間以上という結果が出た。これは夏であれば、夜明け~日没のハシゴ運用を網羅できることになるので、有効な電源プランの1つと位置付けても良さそうだ。

結果的に、小電力機@FT-818補助的アイテム用、あるいは従来機(動作電圧が13.8V±15%程度)の受信専用となってしまったが、1チャージの持ち時間が長い点と携帯性が活きる所で使っていきたいと思う。


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